アナーキー小池の反体制日記

世界中のひとが 仲良く助け合い ほほえみながら 平和に暮らしていくために (イマジン)

#552 勤め人時代(22)水道の仕事①

2010年11月30日 | 勤め人時代
勤め人シリーズを再開します。 昭和62~63年度の、昭和の最後は水道企業団勤務でした。 近隣2市との一部事務組合で、3市の職員の集合体です。 実は、今年の3月までの1年間も同じ水道企業団勤務でした。 でも仕事の内容は全然違います。 昭和62~63年度の勤務は企業団の施設の整備を行っており、本来の目的である水道水の供給を全く行っていませんでした。 空知川からの取水、浄水場までの導水、浄水施設、浄水施 . . . 本文を読む

#551 地域主権

2010年11月29日 | ボクの思い・信条・理念
勤め人時代を中断して、時事ネタを一席。 民主党連立政権は自ら掲げた"地域主権"の看板を下ろすそうです。 旧政権の自民党・公明党の反対があったからです。 憲法でいうところの"国民主権"と整合性がつかないとの理由です。 旧政権の中央集権に戻ろうとするのでしょうか? 新政権はきっと、中央集権から地方分権への移行は従前どおり、と言うのでしょう。 でも政権を獲ったら、やっぱ中央集権の方がいいと思い始めたの . . . 本文を読む

#550 勤め人時代(21)道路の仕事⑥

2010年11月28日 | 勤め人時代
農林省の国庫補助でも道路造成は盛んに行われました。 国の新体制が行っている事業見直しで、見直しを一番迫られた農道事業というやつです。 槍玉にあげられていますが、本市は本来建設省の補助を得るべき事業の道路、公園、下水道などの多くを農林省の補助を得て施行していますので、あまり悪口は言えないのかも知れません。 本来の農道は幅の狭い道路を想像しますが、補助採択を受けるのは大方幹線市道並です。 幹線市道並 . . . 本文を読む

#549 勤め人時代(20)道路の仕事⑤

2010年11月27日 | 勤め人時代
融流雪溝の続きです。 一般的には流雪溝といい、川の水で雪を流しさるものなのですが、この設備は温水で雪を融かしながら流すことからボクはこう呼んでいます。 北電火力発電所からの温水は常時来ているわけではありません。 滝川駅が必要なときに駅側が求めるのです。 そして滝川駅構内に分岐点を設け、何ルートかに振り分けます。 市道の側溝に来るのはそのうちの1ルートだけなのです。 駅構内の分岐点では除雪のエリアな . . . 本文を読む

#548 勤め人時代(19)道路の仕事④

2010年11月26日 | 勤め人時代
元のシリーズに戻ります。 国や道の補助を受けないでする工事も少しはあります。 田んぼの中に新たにつける区画道路だとか、以前に補助を受けたことのある路線の整備なんかは補助の対象とはなりません。(しかし道路事業は道路特会という潤沢な財源があるため高率な起債の対象となり、その一部が交付税でのバックがあるので恵まれていました。) 今回は補助ではなく市単独費で整備した、記憶に残っている工事を紹介します。 . . . 本文を読む

#547 宇宙は何でできているのか(下)

2010年11月25日 | その他
宇宙の謎の探求は続いています。 新発見は、「宇宙は加速しながら膨張し続けている。」のがわかったことです。 遠くの銀河を観測できる電波望遠鏡の精度が上がってきた成果なのだそうですが、遠くの銀河の遠ざかり方から従来言われていた減速しながら膨張し続けてではなく、加速しながら膨張し続けていることが確認されました。 確認されたのは10年ほど前のことなのですが、このことは世界の常識を覆す大きな発見だったようで . . . 本文を読む

#546 宇宙は何でできているのか(上)

2010年11月24日 | その他
って、タイトルの本を読みました。(タイトルに(上)はついてませんが) 幻冬舎新書のこの秋出版されたものですが、結構売れたようなので読まれた方もおられると思います。 タイトルのとおり、宇宙の最新の情報がびっしり詰まっています。初心者にもわかりやすく書いたと著者は述べています。 ボクはこの種のものに興味を持っていまして、新聞や科学雑誌に載っているものはよく読むんですが、素人向けに最新の情報をまとめてあ . . . 本文を読む

#545 勤め人時代(18)道路の仕事③

2010年11月23日 | 勤め人時代
道路造成工事の続きです。 マチなかの道路の設計は意外と簡単なのです。 大抵の場合下水道が整備されていますので、排水のことを考慮する必要がありません。 仲間うちで”バカチョン道路”と品のない言い方をしていました。 設計は簡単でしたが、工事が始まるとその道路と接する家が多くて折衝が結構大変でした。 歩道が設置されるため歩車道を分離する高さ20cmの縁石がつきます。 そのままでは車が出入りができませんの . . . 本文を読む

#544 勤め人時代(17)道路の仕事②

2010年11月22日 | 勤め人時代
国庫補助金による道路造成の続きです。 国庫補助の対象となる路線は、おもに交通量により決まります。 車道は自動車の、歩道は歩行者の交通量です。 このマチ程度のところは、国道以外の道路の交通量は極めて少ないのです。 本当に国庫補助の対象になるのは限られたごく一部路線です。 なのに多くの路線が国庫補助を受けて造成されました。 なぜなのでしょう? ボクは正義を標榜している手前言いにくいのですが、このブロ . . . 本文を読む

#543 勤め人時代(16)道路の仕事①

2010年11月21日 | 勤め人時代
勤め人シリーズに戻ります。 昭和49年から54年まで都市計画課公園緑地係で公園造成に携わりましたが、54年から62年の8年間は土木課建設係でした。 ボクが職に就いた頃、多くの市道が舗装されていませんでした。(舗装されていると思い込んでいる人もいますが、その大半は防塵処理という砂利道の扱いを受けているものです。それはいまでも存在します。また、舗装されている市道の多くは簡易舗装という暫定的なものです。 . . . 本文を読む

#542 言語明瞭,意味不明?

2010年11月20日 | ボクの思い・信条・理念
勤め人シリーズを中断して、昔からボクの思っていたことを記したいと思います。 最近TVで観た国会中継で首相が質問者に対し「通告されていない質問だ。(けしからん!)」と不快感顕わに答弁している姿が映りました。 国でも道でも市町村でも通告質問が当たり前に行われています。 通告された質問は主に官僚(幹部職員)が答弁書を作成します。 首相や首長は大抵そのとおりの答弁を行います。 そしてその答弁は大方"言語明 . . . 本文を読む

#541 勤め人時代(15)公園の仕事⑨

2010年11月19日 | 勤め人時代
"公園の仕事"の最終回です。 5年間も携わったので、手を掛けた公園はたくさんありますが、全てを記すことはできません。 造成工事中に起きた事件が忘れられない公園があります。 文化公園という、これまた大時代な名称の公園です。 文化鍋だとか文化包丁を思い浮かべますが、近くに文化センターという施設があるからと安直に付けられた公園名です。 職に就いて3年目か4年目だと思います。 その公園造成工事の現場監督 . . . 本文を読む

#540 勤め人時代(14)公園の仕事⑧

2010年11月18日 | 勤め人時代
継続事業の場合、一度ケチがついたものは終わるまで続くと言われます。 北電公園の場合がまさしくそのとおりで、ボクが5年間担当したものは全て会計検査に当たりました。 まことしやかに囁かれていたのは、「あの公園に気をつけろ!」と検査院の中で申し送りがあったというものです。 ボクが担当を外れてから2年ほど事業は続きましたが、それももれなく会計検査が入りましたので、何かすべてボクのせいなような、そんな言われ . . . 本文を読む

#539 勤め人時代(13)公園の仕事⑦

2010年11月17日 | 勤め人時代
北電公園の会計検査の様子です。現場で市の関係者が待ちます。 道職員の誘導で検査員が到着します。検査員はたった一人なのですが、北海道庁(出先含む)の随行が20人くらいいるんです。 当時、大名行列と揶揄されていましたがとっても大げさなものだったのです。 簡単に挨拶を交わしてから、課長が公園全体の説明を行います。 計画平面図を貼り付けた図面をもとに、ボクが全体計画の中の検査対象部分の説明をします。 そ . . . 本文を読む

#538 勤め人時代(12)公園の仕事⑥

2010年11月16日 | 勤め人時代
北電公園の国庫補助の件の続編です。 国や道に対し市町村がヘコヘコするのは大昔かららしいのですが、補助金を得るためには仕方がありませんでした。 地方自治体はだんだん補助金を欲しがらなくなってきて(欲しいものがなくなってきて)、これからは補助金ではなく交付金に変わるのですが、このヘコヘこする慣習を改めなければなりません。 補助金を恵んで頂くのではなく、当然の権利として交付金を得るのですから。 という . . . 本文を読む