元旦に大地震に襲われた能登半島先端部ですが、先月は線状降水帯による集中豪雨で洪水被害です。ガケ崩れや河川の氾濫などにより大きな被害が生じています。
何せ、小さな地域に大きな災害が続けて起こったことに驚いています。2,3の市町に限って地震と洪水といった異なる災害が起こったのですから、偶然なんでしょうが極めてマレな現象です。
こんな極めてマレな現象って起きうるんですね。
亡くなった方もいて、被災 . . . 本文を読む
9月26日の袴田事件再審で、袴田氏の無罪が言い渡されました。
その中で裁判官は言ったのです。犯罪の決め手となっている証拠品について、警察の捏造だ!ってね。
捏造された証拠品をもとに死刑の判決が確定していたんですから、捏造してた警察官は殺人者です。捏造を企んだもの、実行した者たちは犯罪者です。これからでもいいから、当時の関係者の名と職名と役割を公表しなければなりません。
ひどい話です。証拠品を . . . 本文を読む
元旦に起きた伊豆半島地震で、原発の脆弱性が露呈しています。
能登半島に立地する原発は1ヵ所だけで、何基かの原発があるんだけど、震源から少し離れていて、その地の震度は5強でした。たった震度5強なのに、けっこう被害が出てるんです。
外部電源が途絶された、とか、変圧器内の溶液が漏れ出た、とか、放射線測定機械が機能不全に陥っていたとか、たくさんの不都合が生じていたんです。
全ての原発が稼働してなかっ . . . 本文を読む
被災後はしばらく水も食料も得られない、って思わなくてはなりません。なにせどこも被害状況の確認や被災者で生き埋めになっている人の救出などで大忙しなのです。自己責任でそれらを調達しなければならないのです。3日分、できれば1週間分、水・食糧を含む日常品は各人が備えておくべきです。
昨今はスーパーなどに防災コーナーが設けられ、必要なものが簡単に手に入るようになっていますし、ネット上にもそんなのが出回って . . . 本文を読む
このたびの地震被害の被災者への支援は遅れています。多くの避難所でようやく水と食料の確保ができるようになったようですが、日用品の不足は続いています。
救援物資は集積所に届いているようなんですが、そこから各避難所への移送が道路状況が悪いため届いてないようなんです。一時も速い道路の復旧が待たれます。大規模な土砂崩れなど簡単は復旧できないのは理解しています。
被災地が半島であることも復旧に困難をもたら . . . 本文を読む
能登半島地震で復旧の妨げになっている最大の課題は、道路が方々で崩壊し通行ができなくなっていることです。映像で見る限り、今までで見たことの無いほど道路は傷んでいます。断裂したり隆起したり沈降したり、とまともなところが少ないのです。
道路の表面からの見た目が地下の様子が想像できます。道路下には上下水道管やガス管などライフラインが設置されています。それらもぐちゃぐちゃにやられているんでしょう。
被害 . . . 本文を読む
先祖の供養のため線香をあげたのでしょうが、家が燃えちゃったんでは元も子もありません。もしかしら、人の命だって奪いかねません。
先祖に供養のためが子孫の命を奪うってのは、本末顛倒も甚(はな)だしいのです。この手の火災、昔から毎年起こっています。時には死者が出ています。
これは天災ではなく人災です。防ごうとしたら防げるのです。
防災の一環として、当局は民家の仏壇とか神棚などでローソクやや線香など . . . 本文を読む
豪雨による浸水は堤防決壊による被害に留まりません。もっと頻繁に浸水被害って起きてるのです。内水が排除れなくて道路や宅地に雨水が溜まることを差します。
マチ中に降った雨の多くは下水道の雨水管を伝って川に至ります。ただその雨水管、容量が定まっていて容量を超えると処理しきれなくなり、路面に留まるのです。
大きな管を用いればいくらでも雨水を吐けるのですが、費用を要します。そのところところによる大雨の統 . . . 本文を読む
遊水池はお隣のマチに設置されています。ずいぶん早くに造られました。そんなに大きくないけど、洪水時には活躍することでしょう。
このほか下流部にも大規模な遊水池計画があり、どの程度進んでいるの知らないけど造成が期待されています。これらが整備されると、石狩川の破堤の頻度はずいぶんと少なくなるけど、無くなるものではありません。
自然の脅威は人知をはるかに超えたものなんです。浸水想定区域に住んでいる人は . . . 本文を読む
明治の石狩川改修計画時から、石狩川を直線化してはならない、と主張する学者がいて、一時はその方向で施行される見通しにまでなっていたんです。
その案は、極端に屈曲しいるところはショートカットするんだけど、本筋は保たれ蛇行はそれなりに保たれ河積の減少もそれほどではありませんでした。その案の設計者は「河川は蛇行したがるもんなんだ」ってこのを当時から知ってたんでしょうか。北海道の自然破壊を最小限にしようと . . . 本文を読む
洪水の際、どこかで堤防が破壊され河川水が大量に放出され場合、河川全体の水位が急激に下がるものなんです。石狩川のような大河川でも時間はかかるけど、河川全体で徐々に水位が下がってきました。
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堤防が破れて大きな被害を被ったマチは堪(たま)りませんが、その犠牲のおかげで救われたマチやムラは幸運でした。どこの堤防が破れてもおかしくない状況下で、〝堤防同士の我慢比べ”の様相でした。
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150年に一度の豪雨にも耐えられるはずの石狩川堤防、ボクが就職して6年目か7年目に早くも危機が訪れたのです。昭和55年か56年の台風がもたらせた豪雨災害でしたので、もう40数年前のことです。
全道的に3日ほど雨が降り続いたのです。石狩川の水位がどんどん上がってきます。このマチも災害対策本部を設置し、ボクも徹夜で水位の監視などに携わりました。
夜中に本部の幹部から「石過川の水位をみてこい」って命 . . . 本文を読む
もちろん新基準の家だからって安心はできません。新基準で安心できるのは震度5程度なので、より強い揺れには耐えられないことがあるんです。でも被害を軽減できることは確実です。
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北海道の家屋がトタン葺(ぶき)だとしても、気に留めておかなければならないことがあります。冬期間、屋根の上に積雪があった場合、家屋の重心位置が高くなり、瓦葺どころではない危険が生じます。特に近年増加してる屋上に雪を置きっ . . . 本文を読む
今回の令和6年能登半島地震のニュースを聞いて、亡くなった方の多くは建物が倒壊してその下敷きになっているように感じます。画像でも倒壊した建物が多く、その多くは古い建造物に見えました。今の耐震基準を満たしてないのでしょうか。そして住家のほとんどは瓦(かわら)屋根です。
家屋の耐震基準は40年以上も前に改変され、強度の増した建物しか建てられなくなってます。しかしそれ以前の建物には強制力がなく、そのまま . . . 本文を読む
令和6年能登半島地震を聞き、改めて災害への備えの必要性を痛感してます。東北大震災後もそんな思いを抱きましたが一過性のものとなり、何ら策を講じなかったので今回も何もしないでしまう可能性が高いのだけど、思う事だけ記しましょう。
10年以上前の東北大震災の後に一つだけ用意したものがあります。電気を用いず使用できるポータブル灯油ストーブです。冬季の地震の際に停電となった場合、我が家の暖房は一切使えなくな . . . 本文を読む