アナーキー小池の反体制日記

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#540 勤め人時代(14)公園の仕事⑧

2010年11月18日 | 勤め人時代
継続事業の場合、一度ケチがついたものは終わるまで続くと言われます。
北電公園の場合がまさしくそのとおりで、ボクが5年間担当したものは全て会計検査に当たりました。
まことしやかに囁かれていたのは、「あの公園に気をつけろ!」と検査院の中で申し送りがあったというものです。
ボクが担当を外れてから2年ほど事業は続きましたが、それももれなく会計検査が入りましたので、何かすべてボクのせいなような、そんな言われ方をされたのを憶えています。

初回はもめましたが、そのあとは順調でした。いえ、そういえばもう一回、ちょっと揉めた事がありました。
コンクリート平板舗装をコア抜きされたのです。(舗装面上から機械で直径10cm程度のサンプルを抜き取ります。)
そのとき、抜き上がった平板とその下の基礎コンクリートとが分離していたのです。
その間はモルタルを使用していますが、そのモルタルを空練(からねり)という水をごく少量しか用いない手法を取ったためなのを検査員はなかなか理解しませんでした。大事にならずに済んだのですが、このときも冷や汗物でした。

・・・
北電火力発電所が排出した石炭灰の上に造成された北電公園。当時、石炭灰は人蓄無害といわれていました。
最近になって、程度は低いけど有害物質が含まれていることがわかりました。
この石炭灰、北電公園だけではなく過去に市道の路盤材(正確には凍上抑制材)として使用したこともありました。
またその以前には、近場の河跡湖に投げ捨てていたこともあるように聞いたことがあります。

公園にしろ道路にしろ石炭灰の上に厚く覆土をしていますので、人畜に悪影響を及ぼすことは考えられませんので心配する必要はありませんが、北電㈱は厄介な代物を上手に市に押し付けたものだと感心します。
そして、当時お金も貰わないで一企業である北電㈱の名を冠した公園名にした市の判断は誤りではなかったかとも思います。

・・・
北電公園の一番高いところに百年記念塔という名の塔が建っています。(この施設設置にボクは一切係わっていません、念のため!)
今から20年ほど前でしょうか、滝川市の開基百年を記念して寄付を募り建立したものです。
出来てから数年は上部の展望台へのエレベーターが稼動していました。
エレベーターが故障し、ほかの維持管理費も嵩むため閉鎖してしまいました。
テレビ番組の”こんなものいらない!”に取り上げられるほど、無駄遣いの象徴です。

百年記念塔を建てたのは今の市長ではありません。
前々代の市長の仕業なんですが、どうも市長を長くさせると余計なことをしがちです。
百年記念塔は一億円かけて建立しましたが、いつか老朽化による危険物件の扱いにされ取り壊さなければなりません。
また何千万円も要します。建立の際、市民からも”こんなものいらない!”って声が多かったのです。
こんな時、市長の暴走を議会がチェック機能を果たさなければならないと思います。
まさに今建設中の市立病院の件と同様です。

北電公園を終え、次回は文化公園造成工事中に起きた事件についてです。
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