アナーキー小池の反体制日記

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#3841 東京五輪総括(6)

2021年08月15日 | 教育・文化・芸術・スポーツ

数日前の報道で、日本ハムファイターズの中田翔選手が同僚選手に暴力をふるったとして処分を受けました。日本の体育界、いまだ暴力がまかり通っていることを示しています。

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本題に戻ります。

1964年の東京五輪女子バレーで金メダルを獲ったけど、欧米の非難の嵐に何が何だかわからずに戸惑う日本政府と多くの国民の姿が欧米に伝わり、非難の嵐が哄笑の対象となりました。

そんな状況が続く中、識者の中で「選手はメダル獲得のための道具でない。」とか「人権を無視すると世界に嗤われる。」とか「練習に名を借りたしごきは許されない。」とかの、今となっては当たり前の意見が出てきて、大松博文の行為は国辱ものだ!との声も上がってきたのです。

でも当時の政府は正式には大松博文を非難せず、国会議員として遇したんです。自民党の体質はいつの時代も永遠に不潔なようです。

当時、こんなことがあったのは皆が知っていることです。ボクはスカより2歳年下ですが、しっかり覚えています。スカだって当時この事態が生じたことは十分承知だと思います。それなのに、公の場で感動した一場面として、東洋の魔女を取り上げるのは不適切に感じます。それともスカは今でも、昔のスパルタ訓練法の信奉者のでしょうか?

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脇道に逸れ過ぎました。

日本の体育界はいまだに、昔の大日本帝国軍隊の影を引きづっているようです。少しずつ改善されてはいますが・・・そんな中での2020東京五輪開催です。

2019年末から新型コロナ肺炎が流行し始めました。あっという間に世界中に広がり、感染者が急増しました。2020年夏に開催予定だった東京五輪は1年延期と決まったのです。妥当な決定だったと思います。

ただ、1年経っても感染は収まりません。収まるどころか、感染は大きくなっていったんです。当然、もう1年延期か取り止めの議論が起きました。

そんな中IOCが出張って来て、開催を強硬に主張します。IOCの下部機関であるJOCも同様です。なにせ、それら機関は五輪を開催するために存在するんですから、しょうがありません。

IOC・JOCの意を酌んだ東京五輪組織委の森喜朗会長も老体にムチ打ち健闘です。でも森喜朗は年老い過ぎていました。女性蔑視の発言がもとで辞任に追い込まれました。彼にとっては、いまだに何が悪かったのか理解できていない発言でしたが、戦後70数年も経つのにいまだそんな感覚人が表舞台に立っているのは、国辱者、と言うべきことです。

森喜朗の勘違いはまだ続くんですが・・・次回に。

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