こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

社会保障・・・日本の常識は世界の非常識

2016-10-24 18:58:43 | 社会保障
昨日は、第7回泉大津社会保障推進協議会の総会でした。

記念講演は、大阪社会保障推進協議会の会長で、医師の井上賢二さん


「2025年、社会保障制度はどうなる」と題してお話いただきました。

「窓口負担が高すぎて治療を中断する人」「1ヶ月分の薬を2か月かけて飲んでいる人」・・・そんな人がが増えているという医療の現場。


しかし、「お金がなくて医者に行けない」という日本は世界の中では異常。

「未来への投資」として家族手当の国家予算がGNPの4%のフランス。この手当で貧困率を押し下げ、出生率も2.0まで上昇。

医療はもちろん、家賃、公共交通費も無料のイギリス。


それにひきかえ、憲法25条のある国で、なぜこれ以上の社会保障の縮小・削減が許されるのか。


高齢者が増えることを「大変、大変!」と危機感をあおり、「制度の持続可能性」を謳い文句にして社会保障費の削減。

それを既定路線として、国も自治体も、負担増とサービス切り捨て。

この流れに対して「平和と社会保障を守ること」を私たちの運動の旗として掲げること。

ここに「闘いの展望」があることが記念講演の結びでした。



講演のあと、私から泉大津の現状について、特に介護保険・新総合事業について報告させていただきました。
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