こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

「無人駅問題」等で南海電鉄と交渉

2016-03-29 21:04:08 | 活動報告
大阪・和歌山の南海沿線の自治体の日本共産党議員団、日本共産党国会議員団近畿ブロック事務局などが、駅の無人化問題などで南海本社と交渉しました。

交渉には、わたなべ結・日本共産党大阪府委員会青年学生委員会責任者も参加。「南海各線と駅の利便・安全性をもとめる要望書」を提出しました。


南海電鉄は、大阪・和歌山の合計100駅のうち33駅が終日無人。乗降客3800人以上の松ノ浜駅もそのひとつです。

地元の北助松駅など「一部時間帯無人」を含めると50%以上。


私からも、駅無人化に対する地元の皆さんの不安の声を伝えました。

ホーム上に「非常通報ボタン」があり、「線路内に人が転落する等の非常事態が発生したときはこのボタンを押してください。  駅長」と書いてありますが、この駅には駅長さんも駅員さんもいない。

「泉大津駅からすぐに駆けつけてくれる体制はあるのか」と聞きました。(あるはずはないのですが。)

「泉大津でも人員に余裕があるわけではないが、非常時には泉大津の窓口を閉めててでも駆けつける」


泉大津駅は、諏訪ノ森・北助松・松ノ浜・忠岡・高師浜・伽羅橋の6駅の「管理駅」となっているそうです。

泉大津駅自身の乗降客は岸和田より多い26000人以上。他の駅の非常時に駆けつけるために「窓口を閉める」????そんなことができるはずはないと思いませんか?




会社側は「少子高齢化で、乗降客が減少。経営改善のための人件費削減。遠隔カメラの設置、定期的な巡回、地元警察との連携などで乗客の安全を守っている。」などの回答に終始。


「ベビーカーが赤ちゃんを乗せたままドアに挟まれ、母親がけが」「改札機の不具合で入退出ができずに、他の駅から係員が来るのを待っていて電車に乗り遅れた」などのリアルな実態を口々に訴えても「(無人化で)ご不便はかけているが、安全面では、有人・無人は変らない」と言い切られ、交渉は平行線でした。

「不便だけではない、命の問題」ということを言いたい。


隣の駅で遠隔カメラを四六時中、注視しているわけではなく、仮に見ていてもすぐに駆けつけられるわけではありません。


「機械ではなく、人がいてこそ守れる命がある」といい続けなければならないと思います。






コメント (2)
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