午前中は、高石市泉大津市墓地組合の議会。
「高石市泉大津市・・・」と言っても、泉大津市域の全体ではなく、「森・千原」という極く一部が対象です。
森町在住の議員と言う事で、私がその議会に送り出していただき、(もう一人おられるので交代で)、副議長という役職を務めています。
長い歴史的な経過の上にあるものなので、「そういうもの」と受け止めてきました。
けれど、「これでいいのか」という疑問を抱くようになりました。
墓地組合が管理運営する高石斎場を利用することができるのも森町、千原町の皆さん。
しかし、森町・千原町で在住であっても、2011年に汐見町に新設した火葬場「ゆうしお」を利用し、市営葬儀や民間のホール葬を利用される方もあります。
数年前の墓地組合議会で質問したことがありますが、高石斎場・火葬場の泉大津市民の利用は年間でも数件。率にして2~3%でした。
一方、墓地組合の規約では、分賦金(運営に関わる公費部分の市の分担金)割合は泉大津市が8%となっています。
斎場にエレベータを設置、大規模改修などの建設費用が議会に上程される度に、私は「耐震診断を優先し、その上で施設整備の長期的な見通しを持つべき」と主張してきました。
その一方で、「泉大津市民の利用が2~3%しかないのに、8%の分賦金」ということを固定的に考えることの矛盾を強く感じていました。
耐震診断と耐震補強には、通常の運営経費、墓地組合の財政規模に比して莫大な経費を要することを、これまで学校校舎や市庁舎の耐震化工事で経験してきましたから。
老朽化した施設の改修に相当な費用が見込まれるなか、利用実態にみあった分賦金の見直しを提案しました。
「斎場は、永年にわたって、高石市、泉大津市の皆さんに親しまれてきたもの。分賦金は規約で人口割りで決まっている。」という答弁に納得がいきませんでした。
今年度の事業として、斎場の耐震化工事、バリアフリーを含めたリニューアルの工事が行われ、そのために約9千万円の起債(借金)をすることとなりました。
こういう状況で1年前の定例会で、分賦金の見直しを求めたのに対し、初めて「今後の負担等のあり方については、現行の墓地の維持管理の状況、火葬場の利用状況等を踏まえて平成27年度中に協議検討」という答弁がありました。
ところが、1年たって提案された来年度の予算は、従来の分賦金をそのまま踏襲したもの。当然、検討状況について質問しましたが、「引き続き検討」という答弁が繰り返されました。
先祖伝来の墓地を守ってこられた森・千原の皆さんの想いを尊重しつつも、泉大津市の市民がほとんど利用することのない施設の整備に対しての費用負担は見直すべきだと思います。
高石の議員さんからの同じ趣旨の意見が出ています。
歴史的な経過は尊重しつつも、実態に見合った見直しは当然です。
分賦金も、その原資は市民の皆さんの貴重な税金ですから。
分賦金の見直しということで両市の話し合いが1年かけてまとまらないのであれば、「墓地の管理」と「斎場・火葬場」の管理運営は切り離して考えることも選択肢ではないかということも、今日は発言しました。
「一部事務組合」は、複数の自治体が共同で特定の事務事業を行うための特別地方公共団体で、議決機関である議会を持ちます。
墓地組合は「共同で」と言っても、そのウエイトは極端に偏り、ほぼ高石市民の利用。組合専属の職員は一人もいません。全て高石市の市の職員さんが「嘱託」という身分で仕事をされています。
「行政改革」というなら、見直しするべき問題だと想っています。
午後は水防組合の監査の仕事。
夕方、約束していた方を訪問し、お話いろいろ。
夜、おづみん子ども食堂でちょっとお手伝い。2回目の参加。
最後に、平和憲法を守る泉大津連絡会の会議に顔だけ出して帰宅。
そんな一日でした。
「高石市泉大津市・・・」と言っても、泉大津市域の全体ではなく、「森・千原」という極く一部が対象です。
森町在住の議員と言う事で、私がその議会に送り出していただき、(もう一人おられるので交代で)、副議長という役職を務めています。
長い歴史的な経過の上にあるものなので、「そういうもの」と受け止めてきました。
けれど、「これでいいのか」という疑問を抱くようになりました。
墓地組合が管理運営する高石斎場を利用することができるのも森町、千原町の皆さん。
しかし、森町・千原町で在住であっても、2011年に汐見町に新設した火葬場「ゆうしお」を利用し、市営葬儀や民間のホール葬を利用される方もあります。
数年前の墓地組合議会で質問したことがありますが、高石斎場・火葬場の泉大津市民の利用は年間でも数件。率にして2~3%でした。
一方、墓地組合の規約では、分賦金(運営に関わる公費部分の市の分担金)割合は泉大津市が8%となっています。
斎場にエレベータを設置、大規模改修などの建設費用が議会に上程される度に、私は「耐震診断を優先し、その上で施設整備の長期的な見通しを持つべき」と主張してきました。
その一方で、「泉大津市民の利用が2~3%しかないのに、8%の分賦金」ということを固定的に考えることの矛盾を強く感じていました。
耐震診断と耐震補強には、通常の運営経費、墓地組合の財政規模に比して莫大な経費を要することを、これまで学校校舎や市庁舎の耐震化工事で経験してきましたから。
老朽化した施設の改修に相当な費用が見込まれるなか、利用実態にみあった分賦金の見直しを提案しました。
「斎場は、永年にわたって、高石市、泉大津市の皆さんに親しまれてきたもの。分賦金は規約で人口割りで決まっている。」という答弁に納得がいきませんでした。
今年度の事業として、斎場の耐震化工事、バリアフリーを含めたリニューアルの工事が行われ、そのために約9千万円の起債(借金)をすることとなりました。
こういう状況で1年前の定例会で、分賦金の見直しを求めたのに対し、初めて「今後の負担等のあり方については、現行の墓地の維持管理の状況、火葬場の利用状況等を踏まえて平成27年度中に協議検討」という答弁がありました。
ところが、1年たって提案された来年度の予算は、従来の分賦金をそのまま踏襲したもの。当然、検討状況について質問しましたが、「引き続き検討」という答弁が繰り返されました。
先祖伝来の墓地を守ってこられた森・千原の皆さんの想いを尊重しつつも、泉大津市の市民がほとんど利用することのない施設の整備に対しての費用負担は見直すべきだと思います。
高石の議員さんからの同じ趣旨の意見が出ています。
歴史的な経過は尊重しつつも、実態に見合った見直しは当然です。
分賦金も、その原資は市民の皆さんの貴重な税金ですから。
分賦金の見直しということで両市の話し合いが1年かけてまとまらないのであれば、「墓地の管理」と「斎場・火葬場」の管理運営は切り離して考えることも選択肢ではないかということも、今日は発言しました。
「一部事務組合」は、複数の自治体が共同で特定の事務事業を行うための特別地方公共団体で、議決機関である議会を持ちます。
墓地組合は「共同で」と言っても、そのウエイトは極端に偏り、ほぼ高石市民の利用。組合専属の職員は一人もいません。全て高石市の市の職員さんが「嘱託」という身分で仕事をされています。
「行政改革」というなら、見直しするべき問題だと想っています。
午後は水防組合の監査の仕事。
夕方、約束していた方を訪問し、お話いろいろ。
夜、おづみん子ども食堂でちょっとお手伝い。2回目の参加。
最後に、平和憲法を守る泉大津連絡会の会議に顔だけ出して帰宅。
そんな一日でした。