こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

もうひとつの「最初の一歩」

2013-04-09 22:23:57 | つぶやき
昨日は、生後11ヶ月の○ちゃんの「人生、最初の一歩」にエールを送った。

あんまり早く立って歩くより、しっかりハイハイすることが大切だと言う。
力強く這って進む。そのカラダの動きを見ていると、「人間ってすごい!」と思う。
我が子の育ちを見ていたときとはまた違う感動がある。というより、「育ちを見る」という余裕がなかったのかもしれないと思う。

「ハイハイが大切」とはいっても、やっぱり「立った!」という瞬間、「最初の一歩」の瞬間は嬉しいもの。


きょうは、別の意味で「最初の一歩」について考えた。

人は誰でも自分の力で解決できない問題に遭遇することがある。
弁護士さんやお医者さん・・・その道の専門家の力を借りることで、解決できることもある。

誰に相談にいったらいいか?
それがわからずに「こんな場合はどこに相談に行けばいいのか?」という相談を受けることもある。

きょう、初めてお会いした女性は、大変辛い毎日を10年以上にわたって耐えてこられた。
障害年金の申請をして、受給できることになったが「年金を受け取ると生活保護は受けられない」という誤解をされていた。

生活保護は「全ての国民に最低限度の生活を保障する」制度だから、年金額が「最低限度の生活」をするのに足りなければ、足りない分が補われるもの。
「生活保護か、年金か」どちらかを選択するものではない。

抱えている問題の整理をして、優先順位をつけてひとつづつ解決していく道を一緒に考えた。
問題はたいてい複合的だ。
この国の社会保障は大変貧困ではあるが少なくとも「生きていくこと」は保障されている。
そのための方策はある。必ずある。


今、困っている人へ。
誰に相談したらいいか、どこへ行ったらいいか、わからなかったら、とりあえず「どこかに」「誰かに」相談してください。

誰かの助けを求めるにしても「最初の一歩」は、自分で踏み出さなければなりません。
踏み出してこそ、道が開けます。
コメント
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