Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

松尾寺(2017年5月27日参拝)

2017年06月20日 | 和泉西国三十三箇所
阿弥陀寺から同じ和泉市にある松尾寺へ。

松尾寺と言えば舞鶴か大和郡山のお寺を思い浮かべますが、
大阪にも立派な古刹があります。

とはいえ、存在すら今まで知らなかったのは、
ここだけの話です。(^^;

大型の無料駐車場に車を停めていざ参拝開始。


所在地:大阪府和泉市松尾寺町2168
宗派:天台宗
御本尊:如意輪観世音菩薩
創建:(伝)天武天皇元年(672)
開基:役行者
札所:和泉西国三十三箇所、役行者霊蹟札所、 南海沿線七福神


【縁起】
役行者が当地で七日間修法し、霊木を得て如意輪観音を彫り、
小堂を建てて安置したことに始まる。
その後、泰澄が中興し、熊野、吉野、白山の権現を勧進した。

平安時代、当寺に住んでいた河内国の僧尋祐に纏わる奇瑞が、
日本往生極楽記や今昔物語などに記されており、
鎌倉時代には源頼朝が祈祷所として保護している。

松尾寺の最盛期は南北朝時代から室町時代であり、南朝との関係が深く、
延元元年(1336)後醍醐天皇綸旨によって祈祷所となり、
以後も南朝から度々祈祷を命じられていたという。

南北朝統一後は足利義満ほか代々の将軍も祈願所として、
寺領安堵を行ったとされる。

織田信長は天正5年(1577)禁制を下して松尾寺の保護を一旦は約束したが、
4年後の紀州高野山攻めの際に松尾寺も攻撃し、
松尾寺を含む阿弥陀山諸堂を丸ごと焼き払う。

現在の松尾寺は豊臣秀頼の寄進などにより再建されたものである。


【石段】





【首堂】


石段を登っているとこんな看板が。

いきなりこれですか。(^^;




やっぱり雰囲気も暗いわ。(^^;




何だか気味が悪いので覗き込むことすらしませんでした。








こっちのお堂にはよく分からない石仏が。

ここは興味本位で行く場所じゃないな。


【地蔵尊】



【山門】






お~、これは見事な山門です。

大阪にもこのような山門があったとは。

しかも紅葉の時期はかなり良さそうですね。

紅葉の時期はわざわざ訪れる価値があるでしょう。




反対側も緑が濃いです。


【二天】


増長天と持国天と思われます。


【六字名号鉄柱】




これはよく分からないものですね。


【念仏堂】





【寿老神堂】




南海沿線七福神札所。


【宝物殿】



【金堂】




本堂になります。




慶長7年(1602)に再建されたもの。

内陣は残念ながら見ることも出来ませんでした。


【三天堂】





【鐘楼堂】





【長諭和尚の碑・宝篋印塔】


信長の焼き討ちの際、寺宝百数十点を持って難を逃れたことから、
その功績を讃えたもの。


【不動堂】



【御朱印】




三種類の内の二種類をいただきました。


どうやら昔は凄かった系で今は静かなお寺ですが、
紅葉の時期は今でも凄いと思わせるお寺でした。