Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてII

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印集めが趣味です。

常泉寺(2015年3月15日参拝)

2015年04月15日 | 仏閣
妙行寺の隣にもお寺があります。
それは山号がその名もズバリ太閤山という常泉寺。



所在地:愛知県名古屋市中村区中村町字木下屋敷47
宗派:日蓮宗
創建:慶長11年(1606)
開山:日誦上人
開基:加藤清正公


【縁起】
当山は始め豊国大明神の廟堂として、
慶長中肥後守加藤清正・開山圓住院日誦上人とで創建されました。

御神体は豊太閤の肖像束帯唐冠で木食興山上人の彫刻です。
始めは大阪城にあった御神体を清正が秀頼公にお願いして此地に鎮座し奉りました。

又正殿の一宇を営み秀吉の宅跡を以て太閤山と号し、
古井戸は同公産湯の瑞水で涸れることのない名水の清泉が、
湧き出るので常泉寺と名づけられ、廟堂の別当としました。

加藤清正は慶長16年名古屋城の築城に加わり、数ヶ月名古屋萬松寺に身を置き、
完成の後、本陣の仮屋を日誦上人に喜捨して仏殿とし妙行殿としました。

この地は筑阿彌の宅跡であって、豊太閤降誕の地でもあります。

元和元年夏廟堂から火災に遭い殿宇悉く灰燼となります。

別当日探上人(当山二世)速やかに、
正殿に入り神像を背負って出て恙無き事を得ました。

その後日探上人一草堂を旧跡に建て妙行殿を妙行寺に改めて弟子日璋に授けます。
常泉寺を草堂に移します。これにより両院となり共に法華の霊場です。


【参道】


なかなか良い雰囲気です。


【山門】


横に2本の太い梁がある山門としては珍しい建築でした。


【本堂】


昭和58年4月に不慮の火災で全焼し、
檀家さんが一団となって再建されたもの。

奥様はそのことを本当に感謝の気持ちで私に説明してくださいました。


【梅】


矢島文昭上人第参行成満記念の桜です。


【手植えの柊】





【御題目石】



【豊太閤之像】


武将の衣装ではなく、
朝廷に出向かれる時の衣冠束帯姿のようですね。


【豊太公産湯の井戸】






本当に産湯に使ったかどうかは実際のところは分かりませんが、
誕生地がこの地で確定なら信憑性は高いでしょうね。


【本堂内陣】




御首題をお願いして、
本堂に上げてほしいとお願いしたらOKでした。(^^

日蓮宗らしい内陣です。






豊国大明神として太閤さんが祀られていました。

柔らかい良い表情をされていましたね。




本堂に上がれて本当に良かった。

そう思えた本堂でした。


【御首題】


上人が御不在で書置きをいただきました。



【感想】
太閤さん、清正公の誕生地に訪れて、
所縁の寺社を参拝することが出来て嬉しかったです。