♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■和平条約 / 板倉邦雄

2013年08月21日 | Weblog
2013/8/21放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は「和平条約」という題でお話ししましょう。

 旧約聖書の詩篇133篇1節にはこのようなことばがあります。

 「見よ、兄弟が和合して共におるのは いかに麗しく楽しいことであろう。」(口語訳聖書)

 今日の創世記31章はまさにそのような姿を見ることができますねえ。さてラバンはヤコブに答えて言いました。

「ここにいるのはわしの娘だし、子どもたちはみな孫だ。家畜の群れにお前の持ち物一切合切私の物と言っても良いぐらいだ。自分の娘や孫のためにならないようなことなどどうしてできよう。さあ和平条約を結ぼう。これからはお互いその条約をしっかり守っていこうじゃないか。」

 ヤコブは承知しました。そのためのしるしが必要です。ヤコブは石を一つ建て、記念碑にしました。また召使いに石を集めさせ石塚を築きました。そのそばでヤコブとラバンは一緒に食事をしたのです。そして互いに約束しました。

 ラバンは言いました。「これからはどちらかが境界線を越えたら、この石塚が証拠となるだろう。お互い遠く離れていてもこの約束を守れるように神様が見張ってくださる。もしわしの娘達に辛くあたったり、他の女と結婚したりするなら神様はお見逃しになるまい。お互いこの線を越えて攻撃を仕掛けたりしないよう誓いを立てよう。この石塚は誓いの証人だ。もしどちらかが誓いを破ったらご先祖の信じた神様に訴えよう。その者は滅ぼされる。」

 そこでヤコブは父親イサクの信じる偉大な神様の前で、境界線を尊重する、と固く約束しました。そして一同と一緒に食事をしてからそのまま夜を過ごしたのです。そして翌朝ラバンは早々と起きて娘達と孫たちに別れをし祝福すると、家へ帰って行きました。

 私も孫を4人与えられていますのでラバンの気持ちは良く分かります。それにしましても神様の仲介した和平条約は何と幸いでしょうか。私たちも平和を作り出す人になりたいものですね。

 キリストのことばです。
 「平和をつくり出す人たちは、さいわいである、彼らは神の子と呼ばれるであろう。
  マタイの福音書5章9節(口語訳聖書)


(PBA制作「世の光」2013.8.21放送でのお話より )
 
***

このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

***

東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

***

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする