♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■憂いや悲しみを覚えるときに / 岩井基雄

2013年08月09日 | Weblog
2013/8/9放送

世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 今日8月9日は今から68年前、広島に続いて2度目の原爆投下が長崎になされ、約7万4000人が命を落とした日です。どれほどの方が今なおこの原子爆弾の後遺症に苦しんでおられることでしょうか。また2011年3月11日に私たちは東日本大震災を経験しました。地震や津波による被害、また別れ、福島第一原発からの放射能の問題、除染の遅れ、風評被害の問題は今なお深刻です。私たちには様々な問題や痛みがあります。愛する人や家族との別れ、深刻な病気や事故の後遺症、家族の介護などで心も体も疲れ切ってしまう時、神がいるのならばどうしてこんな悲しみを放置されるのかと叫びたくなることもあるでしょうね。

 しかし聖書が語る神様は、私たちの苦しみを遠くから眺めておられるお方ではありません。神の独り子イエス・キリストは苦しみや悲しみを私たちと共に味わうために、そして父なる神様から私たちのために見捨てられ裁かれるために人としてこの地上に来てくださいました。

 旧約聖書の中ではこのイエス・キリストについて次のように預言されています。
 「彼はさげすまれ、人々からのけ者にされ、悲しみの人で病を知っていた。人が顔をそむけるほどさげすまれ、私たちも彼を尊ばなかった。まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みをになった。だが、私たちは思った。彼は罰せられ、神に打たれ、苦しめられたのだと。しかし、彼は、私たちのそむきの罪のために刺し通され、私たちの咎のために砕かれた。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、彼の打ち傷によって、私たちはいやされた。
 旧約聖書イザヤ章53章3節から5節

 私たちの苦しみ、いやあなたの苦しみのすべてを受けとめたイエス・キリストの打ち傷が私たちに平安と癒しをもたらしていくのです。聖書が語る神様は私たちの近くにいてすべての苦しみを知り共に歩んでくださるお方です。ですから私たちは憂いや悲しみの中でこそこの方を見上げ、この救い主を通して神の愛を知り、その愛に生かされ癒されていくことができるのです。あなたもこの神様と共に歩みませんか?

(PBA制作「世の光」2013.8.9放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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