■真理はあなたを自由にする（１） ／ 関根弘興

2013/8/19放送

　世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか？　関根弘興です。新約聖書ヨハネの福音書8章31節と32節のことばを今日ご紹介します。

　「もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」

　このようにイエス・キリストは言われました。つまりイエス・キリストのことぱにとどまることはあなたが真理を知り、真理はあなたを自由にするのだ、と約束されているんですねえ。

　国立国会図書館の東京本館には「真理が我らを自由にする」ということばが刻まれています。これは今読んだ8章32節のことばを元にしているんですねえ。このこどが国会図書館の設立理念となったという訳です。国会図書館のホームページには図書館の設立の趣旨がこのように書かれていました。

　「従来の政治が真理に基づかなかった結果悲惨な状況に至った。日本国憲法の下で国会が国民の安全と幸福のため任務を果たしていくためには調査機関を完備しなければならない」

　真理に基づかない政治が悲惨な結果を生じさせた、という訳ですねえ。でも、それは政治の世界のことだけではない、と思うんです。真理に基づかない人生も決して良い結果を生じさせることはないと思いませんか？　

　それでは真理とは一体何でしょう。これは大変大きなテーマです。ヨハネの福音書14章6節に、イエス様は驚くべきことを言われました。

　「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」

　何とイエス・キリストは、「わたし自身が真理そのものだ」と言われたんです。つまり、イエス・キリストを知ることは真理を知ることであり、イエス・キリストを受け入れることは真理を受け入れることだ、という訳です。そしてその真理はあなたを自由にする、とあるんですねえ。イエス・キリストは私たちを自由にすることができる方だという訳です。

　自由という響きは素晴らしいですね。束縛から解放されていく世界ですから。でも考えてください。魚は水の中でしか生きられません。自由になりたいと陸に上がったら日干しになってしまいます。逆に私たちが水の中に住もうとしたらどうでしょう。とても不自由なものになっていくでしょう。自由とは何をしても良いというのではありません。あなたが生かされていくその場所がどこか、が大切なんです。

　イエス・キリストにとどまるとは、イエス・キリストを信頼し、イエス様に人生を委ねて生きていくことです。そしてこの歩みこそ、あなたを覆っているいろんな束縛から解放し、あなたが自由の中に生きる道となることを聖書は教えているんです。

　　(PBA制作「世の光」2013.8.19放送でのお話しより)

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　さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか？　と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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