すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

福祉大吹奏楽を聞いて

2012年12月16日 | 音楽・芸術

 新名称『クイーンズ駅伝in宮城』と名付けられた全日本実業団女子駅伝が松島をスタートし、仙台市内の陸上競技場まで熱戦が繰り広げられました。日本女子の一流選手が集うこの大会が、宮城で行われることはすごいことですね。

 宮城開催は昨年からですが、以前知人から宮城で大会が開催されることを聞いていました。しかし、東日本大震災の影響でコースは復興をイメージした海沿いの松島スタートになったとも聞きました。

 松島からの道路は駅伝のため完全封鎖と聞きます。また、仙台市内も道路規制はありましたが、国内一流選手は「杜の都仙台」を風のように駆け抜け、定禅寺通りで応援するはずだったが、、、終わっていた。

 定禅寺通りの『東京エレクトロンホール宮城』(宮城県民会館)で東北福祉大学吹奏楽部の定期演奏会に行きました。演奏の合間に応援しようと思ったが、ランナーは既に走り去ってしまった。

 コンサートは三部編成になっていて1部は学生が指揮をし、2部ではゲストの丸谷明夫さんが指揮棒を振りました。最後の3部は顧問の指揮で構成され、9曲が演奏された。

 丸谷さんは高校吹奏楽で全国の頂点を何度も極めたことがある、めったにお目にかかれない有名な音楽指導者です。

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 丸谷さんの指揮はテレビで見た「題名のない音楽会」などで有名だった、故)山本直純さんを思わせるようでした。コンサートを見て聞いて、楽しいばかりでなく演奏が一段と躍動するような違いを感じた。

 指揮者の違いだけで演奏全体が変わるものかと、今回の演奏で初めて気づきました。音楽は奏者の技量の差が大きいと思っていたが、吹奏楽は100人近い奏者が一つにならなければ良い音にまとまりません。

 アンコールは丸谷明夫先生指揮で「星条旗を永遠なれ」、最後は顧問からバトンタッチされた4年生が、訳あり指揮で涙の感動「優雅な行進曲」だった。

 仙台には駅伝だけでない有名者が来ていました。


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名取高校文芸部優秀賞

2012年12月14日 | 日記・エッセイ・コラム

 今日12月14日は赤穂浪士が吉良上野介を討ち取ったことで有名な忠臣蔵の日である。主君の仇(かたき)とはいえど現代では考えられないことですが、歴史上このことは綿々と語り継がれてきている。

 これまで何度もテレビドラマや舞台に登場してきました。現代に解釈されるよう原稿が書かれ、かたき討ちが正義であるかのように思われてくるのは、文章の書き方ひとつで変わるのかもしれません。
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 高校文芸の最高峰とされる「第27回全国高等学校文芸コンクール」で母校、名取高校が『文芸部誌』の部で優秀賞を受賞しました。部門別には「小説」「詩」「短歌」「随筆」「俳句」「文芸部誌」があります。

 文芸部誌の優秀賞ってどれだけすごいのかと言えば、全国で部門別に最優秀賞が一校だけ、優秀賞が五校、そして優良賞は六校、奨励賞は九校の順になります。

 『文芸部誌』部門の最優秀賞は宮城の白百合学園なので宮城県で一位にはなれなかったものの全国でこの賞を受賞したことはすごいことですね。

 これまで名取高校は4年連続して奨励賞を受賞していました。それが今年の夏に新聞社の取材を受けてから、生徒たちの目の色が変わったと顧問の先生から聞きしました。今年の目標は全国入賞で、暑かった夏休み期間中は3日だけ休み製作を精力的にこなしたそうです。

 発行には予算的なこともあり、あまりお金を掛けられなかったが、清少納言や枕草子などの平安時代をQ&A方式で紹介し、時代背景や個人像を解説するなどしています。読んでいて飽きない内容にまとめるなど工夫されていました。

 また、震災被害者が部員の中に2名在席していますが、震災の状況を詠んでいます。写真を使い特集を組み詩や短歌とマッチングさせるなどしていました。

 県内には40校の文芸部があり、競争倍率は高くそれが全国となるとかなりの学校数が応募しているとのことです。10名の部員は3年生5人が抜けてしまい、来年に向けて活動中です。これからのことを小説や詩に表わす文章って大切です。

 私にももっと文章力があったらと、反省しきり。


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懲罰が重くなるようだ

2012年12月12日 | 市政・市制・市勢

 一般質問最終日、大友健議員の一般質問は一番目に予定されていたが出席停止のため取りやめとなった。5人の予定が4人となり会議は2時過ぎに終了となりました。今日はその後のことを書きます。

 一般質問終了後に予定されていた議会運営委員会では、大友健議員が出られないので代わりに出席した。発言権はなく、ただ聞くだけでしたが、沼田健一議員はすごく良い提案を明日の議会に提出するようです。

 それは懲罰に関して厳しい処分を科すために、これまでの出席停止5日間を延長し、定例議会の会期中にすること。また、議員報酬も出席期間中に応じた減額を科すことです。それが今議会中に成立すれば、次の議会から適用される見込みです。今後の懲罰はより重い内容になるようです。

 そもそも、地方議会の懲罰とは地方自治法第134条に「普通地方公共団体の議会は、この法律並びに会議規則及び委員会に関する条例に違反した議員に対し、議決により懲罰を科することができる」ものです。

 具体的書けば①正当な理由が無い欠席 ②秘密会の内容を漏らす ③無礼な言葉を使用したり他人の私生活にわたる言論 等々です。議会内での発言内容が主に懲罰対象となっています。

 その他に懲罰事案はいろいろあり、地方自治法第132条に「普通地方公共団体の議会の会議又は委員会においては、議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない」との規定があります。

 沼田議員他7名の市議会議員は、一般市民を誹謗中傷したとして市民3名から提訴されています。裁判がすでに始まっていることは、このブログでもお伝えしていますが、判決などの詳細はわかりません。

 裁判所の判決次第では議会として懲罰対象になるでしょう。それを予期してか、重い懲罰を議員自ら課すことにしたのだと思いました。仮にそのことで懲罰動議が出たときは、岩沼市議会で可決されるのかな?一般市民を苦しめたことに「懲罰は適当ではない」などと判断されたら、民主主義の冒涜(数の力)かもしれませんね。

 議員必携に「法律や会議規則には懲罰規定があるが、住民を代表し指導する立場にある良識ある議員としては、このような懲罰の適用を受けることのないように常に慎重な言動に心がけなければならない」と結ばれています。

 議員が無力な一般市民を誹謗した裁判、注目です

コメント (1)
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要望書も蹴飛ばす議員

2012年12月11日 | 市政・市制・市勢

 昨日から一般質問が始まり私は2番目に行いました。本来であれば私の一般質問を書くのが妥当ですが、あまりにひどい懲罰事案があり昨日記述しました。

 私は津波被災者8世帯が市長に「朝日土地区画整理組合」への集団移転を要望していること。また、集団移転促進区域の土地買い上げに抵当権などがあることなど質問をしました。(詳細は明日書きます)

 私とほぼ同じ内容で4番目に登場した飯塚悦男議員の一般質問を書くことにします。集団移転促進事業について、と題し以下の事前通告は以下の通り。

 6月21日に「集団移転地に関する新たな候補地についての請願」は議会で不採択になった。9月24日に震災の津波で自宅が全壊した7世帯が市が進める集団移転地とは別の場所への移転を求める要望書を市に提出した。要望書では余震が起きるたびに津波の恐怖がよみがえる。家族が安心できる生活を市内で送りたいとして、来春にも分譲される「朝日土地区画整理組合地内」への集団移転を求めている。市長の見解を伺う。

 このように記載されれば、新たな集団移転地を飯塚議員は後押しするとも感じ取れるが、おもいきり蹴飛ばしました。震災復興推進特別委員長でもある飯塚議員は「朝日地区への移転はやらなくて良い」と述べた。これに市長が反応し、「岩沼の集団移転は玉浦西しかない」と断ずる。

 昨日のブログで書いた通り、玉浦西への集団移転者は当初計画数の377世帯から大幅減のために国土交通省に計画変更(298世帯)しました。だけど移転者は増々減っているとの情報です。

 一年前に沼田健一議員は「我が相野釜地区は全てが集団移転に参加する」と豪語されていた。しかし、今年6月の移転希望者は107世帯中63世帯であり、その後に沼田議員でさえも、集団移転に加わらないと風の便りで聞こえてきました。

 井口市長は変更した計画より移転者が減った場合、岩沼市の財政負担がかなり大きくなります。(これって、失政?一世帯当たり一千万円程度になるかも?)飯塚議員の質問は「渡りに船」だったと思う。

 亘理町や仙台市に直接伺って感じたこと。それは行政が被災者の要望をできる限り聞こうとする姿勢でした。被災住民がこの街に残ってほしいと、数か所の移転地を造っていることが市政に反映されています。

 なぜなら、市は危険区域を設定し、ここに住まないでください。そして、市内に住むなら集団移転がありますよ、というのが国の政策です。市長が玉浦西などにだけ住んでほしいと言うのは無理があるのです。

 集団移転は国から100%の補助になっていて、お金の問題はありません。窮屈な仮設住宅や借り上げ住宅に住んでもいない議員が要望を拒絶する質問でした。

 玉浦選出の議員が被災者である玉浦住民を助けない質問は不愉快だった。要望者8世帯は「家族が安心できる生活を市内で送りたい」と願っています。

 要望者は岩沼に住み、税金を払っていくのですよ。

コメント (2)
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一般質問が取り消され

2012年12月10日 | 市政・市制・市勢

 大友健議員の一般質問が、出席停止のため取り消された。事前通告していた内容は集団移転に関することで、「玉浦西地区土地区画整理の土地を買いすぎたのではないか」というものでした。

 前議会から継続になっていた懲罰問題は、大友健議員を出席停止にすることで一般質問から外しました。「だましのテクニック」発言から出席停止の決定まで、岩沼市議会は感情むき出しで議員を懲罰しました。

 議会開会前に私は髙橋議長に『申立書』を提出しました。内容は次の通りです。

11月30日の懲罰特別委員会において、沼田健一委員が私に対し「馬鹿でないの」と発言した。そのことを大友健議員が指摘をしたら「何回も言ってやる」とも発言しました。沼田健一委員はその場で訂正も謝罪もしておりません。<o:p></o:p>

 また、12月7日の懲罰特別委員会では飯塚委員長に対し、その発言について沼田委員へ「謝罪してほしい」と求めました。しかし、飯塚委員長は「今日はそのことを議論する場合でない」と、聞き入れてくれませんでした。2回目の懲罰特別委員会は開かれない見込みなので議運などで議論していただくことを申し立てます。

 委員会という公の会議において、「馬鹿でないの」と誹謗する発言を「何回も言ってやる」と肯定していることが今後の岩沼市議会では許されるのでしょうか。そのことを議論する場を設けてください。<o:p></o:p>

 沼田議員が「馬鹿」を「何回も言ってやる」と委員会で言い放つことを問題視したのです。けれども沼田議員は懲罰対象になりません。それどころか今日も議場で、私の一般質問中に「野次」を飛ばしていました。

 大友健議員の質問は玉浦西土地区画への集団移転に関したものです。当初、377世帯分の土地を国に申請し土地を購入しましたが、復興庁などへの第4次申請で298世帯に縮小の変更をしています。

 今年6月時点の移転希望者数は268世帯でした。現時点では玉浦西への移転希望者はさらに減っているとの情報があったので、関係者に聞いても具体的な世帯数は明示されませんでした。そこで一般質問です。

 防災集団移転促進事業は集団移転地へ転居した世帯数相当額が、国からの補助金対象となっています。つまり、買いすぎた土地は岩沼市の税金で負担することになるのです。(良い質問内容でした。)

 震災復興は順調であるように報道されているが、市はマイナス面などを公表しません。市民に選ばれた行政のチェック機関である議員を、議員が処罰し市民に何の徳があるのだろうか。

 詳細が分かるには次の議会迄、時間が掛かりそう。

コメント (3)
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