すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

薄型テレビが安い理由

2011年06月11日 | ブログ

 薄型テレビが安くなりました。先日、家電量販店に行き薄型テレビを見る機会があり値段見てびっくりしました。32インチの液晶テレビが3万円代半ばです。1インチ当たり千円ちょっとの価格です。

 何故こんなに安くなったのかと思うのです。我が家のテレビも7月の地デジ化に伴い、正月から購入することを考え初売りチラシを保存してました。その価格じつに5万円半ばでした。

 冷蔵庫や洗濯機の価格は据え置きなのにテレビだけは値下がりしています。原因は震災による大幅な需要減(買い控え)による過剰在庫だそうです。

 7月の地デジ化に伴い予測していた需要が減った分を、早めに売りさばいていると教わった。ただ調べればそれだけでは無いようです。

 アナログ(ブラウン管)テレビは鮮明な映像を保つために、メーカーが独自の部品を開発し独自の部品でしか組み立てていませんでした。いわゆる部品同士の相性があるとのことで、薄型テレビはそれが必要有りません。

 企画通りの部品なら鮮明な映像が保てるのです。パソコンの液晶パネルが昔、格段に安くなり本体が値下がりしました。確か台湾製の液晶だったと思います。

 部品を供給する会社が安く供給すれば、本体のテレビも安く良いものが作れる仕組みが薄型テレビだと言うことです。経済の理論理屈は「安く」がもっとうですからメーカーは競って海外に工場進出しています。

 日本産業の空洞化と言われ久しいのですが、外国企業は薄型テレビを新興国などにも量産しています。3Dなどの技術に頼った日本を尻目に、外国企業は量産することで日本メーカーから優位に立っています。

 我が家のテレビは購入から十数年経過しているのですが、(素晴らしいことでもあるが)故障していません。愛着があるというか、棄てるにもったいないという貧乏根性もあるかもしれません。テレビが今後安くなるなら、まだ買い控えた方がとも考えるのです。(お金もないし)

 家のテレビはアナログ放送が続くまでブラウン管?


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県議会も一般質問で、

2011年06月07日 | 政治全般

 岩沼市議会は来週から始まりますが一般質問を放棄した議会とは違い、宮城県議会の白熱した一般質問を傍聴してきました。今日から始まった県議会は、4日間で延べ17人の議員が全て震災のことを質問します。

Photo

 議場が震災で使用できないためか、マスコミのカメラが4台も来て5階の第4特別委員会室で開催です。本会議場では議員と傍聴者の間隔が離れていますが、今日は近くにありました。そのせいか、質疑中に議員同士の会話が聞こえます。(狭いので少し耳障りでした)

 県議会の一般質問は持ち時間が30分で、中央の演壇に立ち質問する内容を全て述べます。質問内容は約一週間前に執行部へ文書で提出するそうです。しかし、傍聴者には詳細まで配布されません。(マスコミ関係者には配布されていました)

 質問者はあらかじめ用意した文章を棒読みする議員が多く、長い人で持ち時間を使い切る議員もいます。演壇で質問が終われば、執行部が演壇での答弁です。知事や部長も用意した文書の棒読みです。

 その後は岩沼市議会と同じ一問一答方式です。これから棒読み出来ない形式で面白いのですが、持ち時間のない議員はその場で終了。(答弁されっぱなしで反論できない状態です)

 今日は一人を除いて4人の議員が質問時間を10分近く残しましたが、前文が長すぎるのです、全員が今回の震災で亡くなった方や被災された方へのお見舞いを述べるのです。これだけで4~5分かかります。(少しもったいない気がします)

 議会を傍聴して感じたことは「ヤジ」が多いことです。国会と比べれば少ないと思いますが、知事の答弁に対して与党系の「自民党・県民会議」から大きなヤジが飛んでました。県議会では野党的立場の民主党系「改革みやぎ」はおとなしく写りました。

 ヤジの内容は「対応が遅い」です。知事が答弁で「国が、国が」を連発した際に起きました。また仮設住宅や避難者への対応など、義援金の配分については部長答弁に容赦がなかった。

 国の対応が明確でない状況で、瓦礫の処理はどうすると質問される。お金のない県が「国の補助金を活用し対応したい」と述べるのは当然だが、そこに議会の意義があるのではないか。被災者にお見舞いを申し上げるだけでは、真意が見えなくなってくる。

 仁田和廣議員(多賀城・七ヶ浜)だけが原稿なしの質問でした。多少脱線したが説得力があり分かりやすかった。一般質問で自分の真意を執行部にぶつけることが必要ではないか。と思い知らされた。

 一般質問を放棄された議員の言うことではないが、

コメント (5)
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政治家ってこんなもの

2011年06月03日 | 政治全般

 さて問題です、ここ十年で日本の総理は何人入れ替わったでしょうか。私自身も判らないほど変わりました。正解は2001年4月から始まった小泉総理から6人目です。

 小泉総理は5年と比較的長かったのですが、後は1年程度と政治は安定していません。菅総理も在任日数が360日となり、新聞紙上では辞意や退任の文字が躍る。

 G8の先進国では、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツは2人、カナダ、イタリアは3人です。日本だけが7人目???またいつものことかと考えてしまいました。

 内閣不信任決議案を出された菅首相は、民主党代議士会で「原発事故終息に一定の目途がついたら」と条件で辞意を表明しました。昨日の昼に放送された時、思わず疑ってしまいました。

 「メルトダウンした原発事故に一定の目途なんか立たない」と私自身は思っているからです。周辺地域の避難者が帰宅できるまでには十数年、いや戻れないと考えているからです。

 結果的に不信任決議案は否決された後に、早期辞任が否定されるまで丸一日とかからない報道です。政治家ってそんなもんなのかと疑いたくなる。

 岩沼市議会でも同様のことがありました。それは平成22年の第1回臨時議会で、私は沼田議長に「議長不信任決議案」の動議を出しました。出した理由は議長選挙で立候補した際に「2年で辞める」でした。

 議員全員協議会の席上で述べられたものであり、決して内輪の仲でお話ししたことではないのです。それから2年経ち、飯塚副議長は内輪の約束を守り辞任しました。

 臨時議会は副議長の選任のため招集された議会です。辞めない理由は「議会改革道半ば」だそうです。議員全員の前で沼田議長は約束を反故にしました。

 (詳細はネットで検索してみて下さい:岩沼市議会ホームページから、岩沼市議会会議録、平成22年第1回臨時議会)

 議会改革などいくらやっても道半ば、議長個人がせいぜい頑張ったところで議会改革など行き着く先がありません。それより約束を守ることが議会改革に繋がるし、議会が市民からの信任を得られるのではないでしょうか。

 結果は賛成者少数で、不信任決議案は否決された。

コメント (5)
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第2回ヘルメット議会

2011年06月01日 | 市政・市制・市勢

 今年7回目の全員協議会が危険な市議会議事堂にて開催されました。地震で被害を受けた議事堂は余震で天井が崩れてくる状況です。全員がヘルメット着用を義務づけられているが、、、何も落ちてこなかった。

 市長が震災の対応について説明後、11人の議員が質問をしました。質問では仮設住宅関連や放射能関連と復興会議の今後と動向について多くありました。

 私は放射能の影響に関し水道水が問題ないと言われましたが、どこで検査をしているのか不明だったため聞きました。水道水は第3者機関の東北大学で検査をしていました。岩沼の水道水は玉崎浄水場内で角田市や丸森、亘理、山元町と一緒に検査をしていますが、セシュームやヨウ素を計測することが出来ません。

 また、公共施設の一般利用は制限されていましたが、いつまで制限するのかも伺ったのです。総合体育館は億単位の改修費が必要で、当分時間は掛かりそうです。陸上競技場は6月中旬、市民会館や西小学校付近の西部地区老人憩いの家は7月頃から使用が可能みたいです。

 午前中で終了を予定していた全員協議会は、活発な質問のために午後に延長せざるをえませんでした。震災に関し市民の関心は高く、行政に聞くことは多いです。

 なのに、その後に開かれた議会運営委員会(議運)で、6月議会の一般質問をしないことに決めた。私達「ピアネットいわぬま」の会派は通常通りの議会を開催するように提案したが通らなかった。

 震災で多忙な時期だからという理由かもしれませんが、宮城県は5月議会で4日間にわたり一般質問をします。仙台市は4月21・22日の2日間にわたり臨時議会を開催しているのです。

 多忙な時期だからこそしっかりした提言や意見を、一般質問で述べていかねばなりません。行政側に遠慮していては議会の権威を小さくしてしまうと思うのです。

 議会が議場で唯一主張できる権利を議員が自らが放棄しました。放棄した会派は議長、副議長会派、それに維新です。ヘルメットが重いからでしょうかね、議運は会期を10日間から3日に短縮しました。

 議会の尊厳を低くしているように思えてならない。

コメント (3)
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