すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

震災と楽天に真っすぐ

2011年05月11日 | スポーツ

 空からは今にも降り出しそうな妖しい雰囲気の中、4連敗中の楽天を観戦することになっていた。前回は3-10での大敗試合を観戦すれば雰囲気は自ずと暗くなる。

 雨具を用意し、試合開始間際のKスタに到着。スタンドは曇り空のためか空席が目立ちました。先発ピッチャーは楽天第3の男『永井』永井は今期Kスタ初先発です。対する日ハム先発は苦手の武田勝投手です。

 息詰まる投手戦が続く中、楽天は6回鉄平のライトスタンドギリギリのソロホームランが飛び出し先制しました。首位打者を獲得したこともある鉄平は打率2割台で今期絶不調ですが、武田勝投手には4割を超える成績を残しています。

 ホームランの1点を守り抜いた中には、最終回に内村選手など守備のファインプレイもありました。打球を追い続けるプレイが勝利に貢献することは必然ですが、永井の直球(真っすぐ)も冴えていました。

 試合はそのまま永井投手の完封勝利でした。楽天が勝利することで応援する私達に元気がでる。これまでの暗く、いやなことも忘れてしまうようです。(写真は7回裏の攻撃)

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 3塁側のスタンドにはいつの間にか大勢の観客です。

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 試合時間は2時間少々と、今まで観戦した中の最短時間でした。家路を急ぐ途中、偶然知人と出会ったのです。知人は仲間数人で野球観戦していました。

 知人は亘理町の荒浜で震災の被害に遭い、大切な家族と家を失いました。仮設住宅入ったばかりで、仲間の励ましもあり今回の野球観戦となったが、仲間も震災の被害を受け避難所生活中とのことです。

 楽天の勝利をこれからの生活の糧にし、少しでも前に進んでいくことが必要ではないでしょうか。いやなことを忘れる時間があっても良いのです。嬉しいこと楽しいことひとつで明日への糧になればと思うのです。しかし、震災に向き合うしかありません。

 今年の楽天のロゴは『真っすぐ』、、がんばろう!!

コメント (6)
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