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学校制服と議会の平服

2011年05月27日 | 災害

 大震災から2ヶ月半が経ち岩沼では仮設住宅の目途がつき、落ち着きを取り戻しそうです。(でも、これからが大変です) しかし、福島第1原発事故による被災地は、未だに将来像が見えないなど想像を絶する状況にあります。

 河北新報に浪江高校3年の女子生徒が、一時帰宅で思い出の詰まった制服を持ち帰ったことが記事にありました。事故直後は川俣町、猪苗代町と県内を転々とし、今は会津美里町の学校に通っています。

 一番の望みは浪江高校に戻ることだそうです。思い出がたくさんあり、友達に会いたい。そして浪江高校で卒業したい。原発事故は単なる日常的なことを普通で無くしてしまいました。

 私は無難に過ごした高校生活で、制服に対する強い思いはありません。しかし、服装はどんな服を着てよいか、悩まなくて済んだことだけは確かです。

 明日は岩沼市民図書館の開館式です。震災の影響で遅れていた開館式が執り行われます。総工費約10億円をかけ蔵書数は5番目の県内規模となります。

 今日、議会から岩沼市民図書館の開館式の服装について(事務連絡)なるものがFAXで入りました。内容は次の通りです。

 「明日(5/28)の岩沼市民図書館の開館式の服装について、教育委員会より職員は、背広での参加としておりますので、議員の皆様も平服での参加をお願いしたい旨の連絡がありましたのでお知らせいたします」

 震災後の議会ではほとんどの議員が作業服や平服で出席し、全員協議会や各委員会に参加しています。市執行部も作業服での出席です。このことを踏まえ議員へ通知することに至ったと思います。

 4月22日の午前は中学校の入学式があり、その際来賓として出席した議員は背広で式に参加し、午後からの全員協議会は作業服に着替えての会議です。これって、パフォーマンスかなと思うのです。

 平服の意味を広辞苑で調べると「日常に着る衣服、ふだんぎ」とある。しかし、この場合は意味合いが違う。職員は背広で参加とあるから我々議員も背広でしょうね。だからといって、

 議会外の服装まで指示されるとは、救いがたい議員?

コメント (3)
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