すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

BBQパーティで元気

2011年05月22日 | 災害

 昨日、中韓の首脳が宮城を訪れ、被災地や避難所で黙祷や激励をしていただいた。日中韓首脳会議のために来日しているものだが、名取市閖上を訪れました。

 隣市の名取は今でも136人が行方不明で、死者数を併せると1000人以上です。両首脳は現場を実際見ることで何を感じたのだろうか。私達は震災前の風景が思い描けるから、現場を見ると悲惨さがより辛くなる。

 しかし、悲惨さばかりを言ってはいられません。復興に向けた手段は何が必要でしょうか、自立していくための経済的な復興や、元の生活に近づく地域の絆などではないかと考えます。

 昨日のブログでも紹介したが、被災者にバーベキュー(BBQ)パーティで元気を出してもらおうと、東京から岩沼の仮設住宅へ来ていただいた団体があります。大勢集まった中に井口市長の姿もありました。

 仮設住宅街に雨よけのブルーシートを張り、砂利が敷かれた場所は雨で足場が悪かったけど活気はありました。宮内庁御用達の高級な肉とウィンナーソーセージ、それに焼き鳥が炭火で焼かれ辺りを包む。

 日本酒は山口県の銘酒、獺祭(だっさい)を持ち込んでいただきました。ところで獺祭って知っていましたか?この獺祭、高級な香りと水のような喉越し、とにかく旨かった。(被災者でありませんが、ご相伴させていただきました)

 その脇に焼き芋の釜があり、芋は鹿児島産の安納芋(あんのういも)、種子島でしか採れない高級芋です。普段私達が食べている焼き芋価格の3倍はします。

 他にも外国のフェダーチーズなど珍しいものばかり、とにかくお金は掛かっています。また、ポップコーンの機械を持ち込んで子供達に振る舞っていました。

 それだけではありません。大阪から「がまの油」を演ずる笑劇者サムライ、外国で活躍していた世界的な和太鼓奏者、そしてアメリカ人画家のペイントクラスさん。

 飽きの来ない楽しいひとときで、復興に向けて元気を出してもらおうと様々な手を差し伸べていただきました。今から一ヶ月前なら酒飲んで焼き肉などとはヒンシュクものだったと思います。

 いらぬこと思い浮かべるから、焼き芋を食べ損ねた。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

支援物資が無くなった

2011年05月21日 | 災害

 「がんばろう!!岩沼-心ひとつに-」が出来て40日が経ちました。その間たくさんの出来事があり震災に対し改めて強い思いが湧いてきます。(話をお聞きすると辛いことの方が多いかな!)

 岩沼を思い遠くから支援物資を運んで来る方をはじめ、家を津波で被災し全てを失った方、立場は違うものの思いは同じなのでしょう。4月中旬に市民の皆様に支援物資のお願いを新聞折り込みに入れました。

 チラシを入れたことで県内外を問わず、物資を届けていただきました。その数は全国におよんで名簿作成上1600名に上りました。本当に有難うございました。

 物資の受け付け場所は、旧)角田胃腸科内科医院の跡地です。ゴールデンウィーク以前は豊富な市民の善意がありました。とくに大量の陶器類や衣類は利用していただけるのかと不安になるほど集まったのです。

 ゴールデンウィークの頃は陶器類や衣類は病室に入りきらず倉庫に保管するほどでした。それが今はほとんどが無くなりました。残っているのは冬物の衣料だけです。

 岩沼市では仮設住宅に先月末から入り始め、既に150世帯近くが入居しました。これから今月末にかけて200世帯の入居が見込まれています。また近隣の市町からも被災された方が来ていただいています。

 支援物資が不足してきました!!

 明日の朝刊に支援物資のご協力を再度呼びかけることになりました。チラシが入ります。何卒、支援物資をご持参いただきますようお願いします。

 その一方で東京から仮設住宅向けにバーベキュー大会を開催して被災者を励まそうとやってきます。岩沼出身の武藤さんは東京で呼びかけ、以前大量の衣類をご持参いただきました。

 今回のバーベキューではポップコーンの機械レンタルをはじめ、山口県の銘酒や世界のチーズなど持参してきます。また、大阪から笑劇の名人やニュージーランドやアメリカ・キプロスなど世界で活躍する方も来ていただきます。(内容は秘密です)

 明日の5月22日(日)12時~、市民会館東側駐車場に建設した仮設住宅内でバーベキュー大会は開催します。ボランティアはどんな小さなことでも良いのです。

 私達に出来る事は大きくなくて良いのです。簡単なことから始めてみませんか、そのためにも一度

 東京からのボランティアを試しに覗いてみませんか。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誰のための大会開催か

2011年05月17日 | ブログ

 日清食品の創業者である故)安藤百福氏の言葉に『知識も大切だが、知恵をもっと出せ。知識は比較的簡単に手に入るが、知恵は大きな努力と体験がないとなかなか手に入らない。』とあります。

 世界で初めてインスタントラーメンを開発し、世界的な企業に成長させた方でもあり、スポーツ財団を確立し、全国小学生陸上競技交流大会に協賛しています。

 全国小学生陸上競技交流大会は小学5・6年生が参加対象ですが、小学校の名前で参加は出来ません。クラブチームとか少年団名での参加になり小学校名では出場出来ないのです。(岩沼小なら岩小クラブとかになります)

 主催は財団法人陸上競技連盟で、毎年8月の夏休み中に全国大会が開催されます。各都道府県で予選があり、その前段で各郡市でも地区予選会を行います。

 岩沼は6月12日(日)に予選会を実施することになっていました。陸上競技場は震災で修理が必要でしたが、突貫工事で予選会がどうにか開催できそうです。

 スポーツ少年団「岩沼ジュニアランニングクラブ」も、この大会に参加しようと考えておりましたが震災の影響で中々練習が出来ませんでした。保護者から昨年同様参加したいと要望があり急遽参加することにしたのです。

 しかし、残念なことに参加を希望し申込書を頂くことを「岩沼市陸上競技協会」に要望したが、「今年は申込書を出せない」との一点張りなのです。理由は協会の理事会で決定したからとのこと。

 各小学校には通知を出したが、スポーツ少年団には今年から通知しないことになったそうです。それも理解しがたいが、主催者に参加したいから申込書を下さいと言って断られた。(これってなんなの?)

 協会である主催者は大会を開催し、競技する選手の審判が協会の目的なのです。参加者を制限し未来ある子供達の体験を阻止するならば、開催する意味がない。

 安藤氏の『知恵は大きな努力と体験がないとなかなか手に入らない』と言ってましたが、変な知識を持っている大人(小学校元校長)が申込書を出せないでいる。

 私個人と陸上競技協会は競技場の公認を巡りぎくしゃくした関係にあるが、無関係の小学生に権力を振りかざしているとしか思えてならない。とても残念なことです。

 参加を制限し、大会開催することに意味があるのか。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

盛況な町内会の総会で

2011年05月15日 | 市政・市制・市勢

 今日は一ヶ月遅い町内会の総会がありました。いつもなら4月中に行われる総会が震災の影響で一ヶ月延びてしまいました。他の町内会でも今日開催されたところがあります。

 私は集会所の受付を担当していますが、総会には200人弱と思われる人数が集まり町内会に対する関心の高さが伺えます。今年から新たに防災婦人班が構成され人数が増えましたが、それにしても盛況です。

 集会所は屋外階段部にコンクリートがひび割れを起しその部分だけ役所から見に来ていただきました。しかし、余震の影響か屋内の階段部にもひび割れが多くなったと思います。集会所担当としては気になるところです。

Photo

 階段部は他にもひび割れが発生しており、写真はその一部です。今日も余震がありましたが以前はこれほどひどくありませんでした。(ブログを書いている最中にも余震です)

 総会では防災のことが取り上げられました。これまで延び延びになっていた防災訓練が今回の震災で町内会に早く実施しなければという雰囲気です。

 世帯数が900弱の町内会には、被災者が多く編入してきており実数の把握さえ出来ていません。どのような形式で防災訓練を開催するか興味のあるところです。

 今回の震災で市が自主防災組織を活用せず、町内会に何の連絡もなかったことで町内会長は怒っていました。私も震災で町内会を活用しなかったことは残念な結果と言わざるをえない。

 市が言っていることとやっていることが、チグハグなことだと言える。自主防災組織を作ってはみたものの何ら活用されません。他の自治体が創ればマネをする行政だからこんなことが起こるのかもしれませんね。

 総会では意見を取り入れ防災訓練をやるとのこと。(なんと素直な町内会でしょう)防災意識の高いうちにやるべきことを見出さなければなりません。 これが議場で、

 議会傍聴に200人来たら、市長も意見を聞くかな?


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩沼のヘルメット議会

2011年05月13日 | ブログ

 天井が今にも崩れ落ちそうな部屋、ここは岩沼市議会の議場です。一部が壊れても改修していません。

Photo

 今年度耐震改修の予定でしたが、予算を震災復旧に廻し今年の改修は行わなくなりました。その議場で全員協議会が行われ議員と執行部の全員はヘルメット必携なのです。

 そのためなのかテレビカメラの撮影がありました。こういうところを報道してほしくないのですが、いつ地震がきても対応できるようにヘルメットをしながらの議会です。

 また、私を除く全員が作業服着用です。震災から2ヶ月、なぜ作業服着用での議会なのか理解が出来ません。家が流出した沼田議長を除けば床上浸水が2議員だけで被災していない議員が大半なのです。

 今日の議題は1)東日本大震災の対応について、2)長期欠席議員の議員報酬等について、3)議員定数についてでした。2)、3)は6月議会で決まる模様です。

 1)は市長からの説明に8名の議員が質問しました。震災復興会議を岩沼はいち早く開催しますが、被災者でもある沼田議長が含まれています。市の災害対策本部が主催する会議に、一議員としての出席なら理解できますが、議長としては違和感を感じました。

 2)長期欠席中の後藤議員は4月末日を持って議員辞職していました。我々議員が任期中に長期の欠席をする場合は、180日から報酬が減額されることになります。

 我が会派(ピアネットいわぬま)は30日以上休んだことで報酬の減額を提案しましたが、私達以外の他会派から180日以上で30%の削減が多数を占めました。

 3)市民の関心が高い議員定数削減は、大多数が3名削減の方向で決まるようです。私達の会派は2~3名削減ですが、他会派は3名で足並みが揃い、共産党だけが削減に反対です。

 6月議会では2)、3)が議員提案され決定する見通しです。これからの1年間、岩沼市議会はヘルメット議会とでも呼びましょうか?(テレビ局が来るのも当然かな)

 2時間に及ぶヘルメット着用は首と肩が凝りました。今年改修予定だった議場の天井にはアスベストも含まれており、今後

 市議会はヘルメットに、マスクも必要?異様です!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする