すとう功の周回遅れ

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被災者を助けない市長

2011年11月30日 | 市政・市制・市勢

 昨日は議会のことを書こうと思いましたが、議会だよりの件がありまして寄り道してしまいました。今日は井口市長が熱くなったことを中心に2日分を書きます。

 一般質問2日目は2番目に渡辺(ふ)議員が放射能対策で「爆弾発言」です。当日の朝に岩沼小学校敷地内で線量計による測定の結果を報告しました。雨樋付近の地表でなんと4,97μSv(マイクロシーベルト)あると。

 市長に何度も対策を講じて下さいとお願いするのだが、市長の答弁はそっけありません。簡単に「問題ない」と、その上「撤去するにしても捨てる場所がない」とか、「廃棄方法を国が示してくれない」と言う始末。挙げ句の果ては「職員がどのくらいいるのか、限りがある」とまで答弁です。

 同じ放射能対策では、今日、酒井議員の質問に「誰が除染するのか、除染しても変化はあるのか、効果があるのか、どこに置くのか」、と言い放ち「岩沼は対策しなくて良いのではないか」(これが市長の答弁ですよ)

 放射能を憎んで言っているのか、議員を憎んでいるのか分かりませんが、市長が議会で言うことではないと思うのです。福島県内は除染しているので、調査するとか言えないのですかね。(呆れる答弁でした)

 次は今議会で最も多かった「集団移転」についてですが、2日目の佐藤議員の答弁では「集団移転される方の意向に沿って支援したい」と述べていました。が、

 飯塚・佐藤・大友・渡辺(真)議員の4人が、集団移転先を予定している隣接地の「めぐみ野」を利用すべきだと質問しました。移転候補地(めぐみ野西)は田んぼを購入し埋め立てしてから、家を建設するまでに数年かかる見通しなのです。

 めぐみ野西の造成期間を聞いても明確に示されないままで、おおよそ2年と答弁です(たぶん無理)。被災者が永く仮設にいる状態が続くことは大問題です。

 梶谷議員の集団移転では、「危険区域の線引きをしないのか」という問に「国に土地の買い上げをお願いしている」と言いながら、「私有財産の所有は被災者の責任で行うべきで、行政が線引きをすべきでない」と言う。(集団移転は市が線引きしなければなりません)

 それに加え「国は集団移転費用を全額負担することになったが、岩沼市が集団移転の単独持ち出し経費は10億円もかかる。中央部や西部地区の方や、(議員の)皆さん認めてくれますか」だって(市長は被災者よりお金のほうが大切です)

 私は1000年に一度の災害であり、岩沼が集団移転で多額の補助金が来ると思えば産業も活性化するだろうし、被災者も生活困窮者にならなくて済みます。(10億円の出費、私は認めますよ!)

 渡辺(真)議員の「複数の候補地を提示し、選択してもらうことも考えるべき」の問いに「被災された方がどこにという意向で決まる」とも言いました。集団移転はめぐみ野西に決定したわけではありません。

 被災者は希望する土地を、今週から始まる個別面談で住みたい場所の意思をはっきり伝えるべきです。早く元の生活を送ってほしい。だけど、、、

 蒲崎地区の個別面談は予定されていないようです。

コメント (2)
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