小雨が降りしきる後味の悪い日って、ありますよね!アイプラザに向かう市民バスの中、人を処罰する会議に向かうのは気が引けます。会議傍聴はできませんが、会議の決定事項を聞きたく向かいました。そこには河北の記者が、そして遅れて大友健さん来ました。 (1人じゃなかった~)
午後一時半から理事12人中10人で2名欠席です。監事2名を含む12人の会議で決まりました。担当者の処分内容は「懲戒解雇」「刑事告訴」です。知り合いがこのような事件を起こしたことは誠に残念でなりません。
臨時の理事会は事件担当者の処遇についてだけですが、閉会は4時15分と実に2時間45分掛かりました。決定に至るまで長い時間を要しましたが、中身は秘密会だそうです。 (会議録頂けるの???)
会議終了後、各理事に話が聞きたくて、挨拶しましたが誰も教えて頂けませんでした。そそくさと帰り足に、会長に聞くようにと言われました。だが、報道機関以外の取材はお断りと言われたのです。
ここで頼りになるのが大友健さん。抗議をしたら、その後に説明して頂けるとのことになり、また、1時間待つことになります。現職の市議会議員が聞きたいというのに、コケにされたような気分でした。 (私は誰?)
河北の記者が終了したところに、渡辺ふさ子議員が偶然通り、3人で一緒に説明を聞きました。時刻は5時15分、これからまた1時間20分掛かるのですが、鎌田会長75歳にしてタフですね。
事件が判明したのは、今年の8月11日のことだそうです。事情聴取の結果、本人が事実を認めたとのことです。横領したお金は8月25日頃に返却されました。それが10月25日付の新聞報道では「今月中旬から出勤停止を命じられた」とあります??
不自然なのは、9月5日の「福祉のつどい」で仕事をしていました。それを私は見ています。8月に判明しお金を返却したにも関わらず、なぜ、10月になって処分が決まったのでしょう。 ??わからない??
監査のことですが、社協に監事は2名います。しかし、監事はこの仕事が対象外?なのです。このことは誰もが不審に思うかもしれませんが、県の監査官も赤い羽根共同募金は監査の対象外でした。
おかしいと思う方のために追記しますが、監査の仕事に入っていないのです。集まった募金を県に送金するだけなので、不正をすれば絶対バレるからでした。
一昨年の募金が県に振り込まれていないと、県から催促があったのは昨年の時点です。そこで判明するはずですが、今年の8月になって判明したと言います。
横領額はH20年度が約180万円、H21年度が約311万円でした。端数を合わせると492万円でした。事情聴取には通帳が無くなっています。故意に紛失したのか??
使途については曖昧です。本人が訪問介護の詐欺みたいなものに引っかかったとのことです。共同で介護会社を立ち上げたが、倒産し借金だけが残ったようです。これもおかしいことで、社協職員って共同経営に名義や出資していいの???
社協には「募金を返せ」と言ってくる市民もいるとのことです。ご自宅には不穏当な電話やハガキも頂いたと言われました。私も市民から募金はしたくないなどご意見もあります。でもこれって、意見があって当然です。
鎌田会長は若い職員に誇りを持って仕事をして欲しいと言ってました。また、私が辞めたら、社協は解体するとも言ってました。この事件の真相解明と充分な説明責任を全うするのでしょう。
鎌田会長は私に、この事件を「政争の具」にしないで欲しいと言われました。私はこれまで、政争の具になることを書いていません。ただ真相が聞きたかったのです。そして、募金活動が今後に影響しないことを願うのです。
告訴を決定した理事会に、市民良識が垣間見えた。