すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

ごみ問題は重大事です

2010年10月21日 | ごみ問題

 映画「13人の刺客」を見てきました。久しぶりのチャンバラ映画、最後に誰が生き残るか興味津々でしたが、茶番的なオチもあって楽しんできました。

 映画を見る前にストーリーをネットで検索し、おおよその見所とか裏話が情報で入っていることは良い面もあり、驚きや感動が半減することでもあります。

 「判らないことは幸せだね」とか「無知は良いね」なんて言われるが、しかし、判らないことは恐いことでもある。税金の使い道は是非知っていた方が良いです。

 岩沼市にごみ焼却施設が建設されることは、大方の市民がご存じのはずです。2市2町で構成する「亘名」は前にブログで紹介しています。(ブログ内右側のカテゴリー、ごみ問題ですぐに検索されます)

 現在、ごみ行政は大幅に遅れています。予定通りに進行するならば、今頃建設場所が確定し、機種も決定しているところです。それが、建設しようとした場所から大量の廃棄物が出てきました。

 ボーリング調査の結果、基準値を上回るヒ素も検出されました。元来、ヒ素は自然由来に起因することもありますが、廃棄物の近くで発見されたために宮城県から調査することが求められています。(経過の詳細を書けば長いので、後日書きます)

 大問題は機種が決定しておりません。分別したごみを燃やす方法が決まらない。その後、機種を決定してから環境アセスメントなる市場調査を実施して、市民にこれでよいか理解を求めるのです。

 例えば、ダイオキシン・窒素酸化物・硫黄酸化物・ばいじんなど、規制されている基準をどのくらい迄に自主規制するのかなどです。自主規制を最小値にするほど、将来に負担が掛かることになります。なぜなら、規制をきつくすることは設備が重装備になりますからお金が掛かる。維持するお金も掛かるからです。

 しかし、焼却施設の近隣には、規制値の基準で了とするか市民(特に岩沼)に理解を求めるのです。そこで私達議員がこの基準などで意見を述べるのですが、今回はその機会すら与えられないような状況です。

 なぜなら、時間がなくなりました。H27年度までに焼却施設が完成し、試運転後に山元にある焼却施設を解体します。その後ストックヤードなるものを建設するのです。このリミットがH27年度末なのです。

 岩沼市議会の9月議会では、亘名の管理者・副管理者(首長)に早くごみ問題を解決するよう「決議文」を送りました。これは岩沼だけの文書提出になりましたが、9月議会では一番の課題でもありました。

 土地購入に2市2町の税金が使われますから、廃棄物が埋め立てられた土地を購入することが果たして良いのか!また、問題がこじれればごみ行政に支障を来すことになります。私のボンクラ頭では解決できませんが、

 管理者は井口市長です。2市2町のため13人の刺客のように命を賭して、獅子奮迅のごとく頑張ってくれるでしょう。これを解決しないければごみがあふれ、予算上大幅な出費がかさむのです。 笑い事ではないのです。

 映画のシーンでは、いざ決戦となる直前に震えが止まらず、心臓の鼓動が早まっておりました。やらなければいけないことがすぐそこにあります。

 いまこそ市長に、柔軟な発想と行動力が試される。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする