湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

1年

2015年04月22日 | 日常生活


 父が他界して1年がたった。誕生日である4月19日には親戚たちと一回忌のようなことをした。たくさん食べ、たくさん飲み、たくさん笑った。父も喜び、楽しんでくれたのではないかと思う。



 葬儀の数日後のすっかり忘れていた写真。すごく光と緑を眩しく感じたことを思い出したのだけれども、実際すごく天気の良い日だったんだな。



 こちらもすっかり忘れていたけれど、去年の5月10日の写真。そこらをぶらぶらするつもりで、まったくの普段着で、工具もボトルも持たずに午後家を出たのだけれども、なんとなく横須賀方面に向かい、そして結局一周してしまった。こういうのって結構嬉しいし、楽しい。



 横須賀は父が育った場所。元気な頃は真面目に昔話に耳を傾けてこなかっただけに、ベッド脇で聞いたいくつかの話がやたら記憶に残っていた。そんなこともあっての、なんとなくの三浦一周になったのかもしれない。一般的には長距離とは言えないけれど、自分にとっては久し振りの長い距離、そしてツーリングっぽい走りを楽しんだ。汗を吸いやすい普通のTシャツを着ていたせいで、終盤は少し肌寒さを感じたりしたけれど、とりあえず明るいうちに帰ってくることができた。

 冒頭の写真は、一緒に棺に入れた庭で咲いた牡丹。それはもう立派に咲いていたのだけれども、父のベッドからは見ることができなかった。そんなこともあり、母がぜひにということで葬儀の会場に持っていき、一緒に納めたのだった。

 他の兄弟はすでに皆、向うにいっている。元々仲が良かった兄弟。きっと楽しくやっていることだろう。

最新の画像もっと見る