湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

結局、最初に読んでしまう本

2017年01月22日 | 日常生活
 予約していた本を図書館で借りてきた。『羊と鋼の森』という去年本屋大賞に輝いた本なのだけれども、ついでに他の本も3冊借りた。『ボルダリング入門』と『敗者たちのツール・ド・フランス』と『日は、また昇る』。

 『羊と鋼の森』は本屋大賞を受賞しただけあって、予約がまだまだ入っている本。なので、最初に読みはじめるのはこの本であるべきなのだけれども、なんとなく最初に手にとってしまったのは『日は、また昇る』だった。この『日は、また昇る』はヘミングウェイのそれではない。ではどんな本かというと、えっとスタン・ハンセンの自伝なのであった。

 歴史を学ぶには細かいところはとりあえずおいておいて、大きな流れ、あるいは幹の部分をしっかり抑えるべきだ、そうすれば細かい事柄も頭によく入るなんてことを言ったりするけれど、これはまったくその通りだと思う。歴史の勉強はさっぱりだったが、こっち方面は悲しいことに大きな流れ、そして幹の部分がそれなりに頭に入っていて、さらに忘れたくてもなかなか忘れられないので、そんなに内容がないということもあるけれど、とにかくスラスラ読み進めていける。

 プロレスとか格闘技に熱中していた時間やお金や情熱って何だっただろう?あの熱量をもっと他のものに注いでいれば・・・と思うことはよくある。でもたまにこうやって本を借りて読みはじめるとしっかり集中して、一気に読んでしまう。そしてそのあとにyoutubeでハンセンのラリアット集みたいな動画を観て、しっかり心を熱くしてしまったりする。パソコンを離れるときは、立ち上がりながら左手のサポーターあたりに手をやって、酔っぱらったわけでもないのに心のなかで「ウィー」なんてつぶやいてしまう。ということまではないけれど、妄想はしてしまう自分が悲しい。

 でも、思い返せば、今でも胸が熱くなるような時間ってやっぱりあったんだよな。それも少なくない時間。たまには昔の格闘技の映像でも観るかなぁ。

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