ゆうゆうの教会便り

私の教会のこと、教会生活をボチボチと・・・・

反抗する民、憤る神

2016-03-12 09:54:49 | 聖書
「民数記」を25章まで読んで気づいたのですが、エジプトから逃げてきた民は、本当に何度も何度も
モーセや神に逆らいます。モーセに対する反抗は神に対する反抗です。
神はそんな民に憤り罰を与えます。
モーセは時には民への怒りに囚われますが、常に神に執り成しの祈りをして民をかばいます。

11章1節~2節
民は主の耳に達するほど、激しく不満を言った。主はそれを聞いて憤られ、主の火が彼らに対して
燃え上がり、宿営を端から焼き尽くそうとした。
民はモーセに助けを求めて叫びをあげた。モーセが主に祈ると、火は鎮まった。


11章4節~6節
民に加わっていた雑多な他国人は飢えと渇きを訴え、イスラエルの人々も再び泣き言を言った。
「誰か肉を食べさせてくれないものか。エジプトでは魚をただで食べていた師、きゅうりやメロン、
葱や玉葱やにんにくが忘れられない。今では、わたしたちの唾は干上がり、どこを見回しても
マナばかりで、何もない。」


14章1節~3節
共同体全体は声をあげて叫び、民は夜通し泣き言を言った。イスラエルの人々は一斉にモーセと
アロンに対して不平を言い、共同体全体で彼らに言った。「エジプトの国で死ぬか、
この荒れ野で死ぬ方がよほどましだった。どうして、主は我々をこの土地に連れて来て、剣で殺そう
とされるのか。妻子は奪われてしまうだろう。それくらいなら、エジプトに引き返した方がましだ。」


16章1節~4節
さて、レビの子ケハトの孫でイツハルの子であるコラは、ルベンの孫でエリアブの子であるダタンと
アビラム、およびペレトの子であるオンと組み、集会の招集者である共同体の指導者二百五十名の
名のあるイスラエルの人々を仲間に引き入れ、モーセに反逆した。
彼らは徒党を組み、モーセとアロンに逆らって言った。「あなたたちは分を超えている。
共同体全体、彼ら全員が聖なる者であって、主がその中におられるのに、なぜ、あなたたちは
主の会衆の上に立とうとするのか。」モーセはこれを聞くと面を伏せた。


神は民のこの行為に憤り・・・・・・

32節~33節
地は口を開き、彼らとコラの仲間たち、その持ち物一切を、家もろとも呑み込んだ。
彼らと彼らに属する者はすべて、生きたまま、陰府へ落ち、地がそれを覆った。
彼らはそうして、会衆の間から滅び去った。


イスラエルの人々の共同体はこの出来事についてモーセとアロンに不平を言います。
これを聞いて主はこの共同体を直ちに滅ぼす、とモーセに告げました。
モーセはアロンに「彼らの罪を贖う儀式を行うよう」に言い、既に疫病が広がり始めた
民の中に行き、民のために罪を贖う儀式を行うと災害は収まりました。神に逆らい、
モーセに不平不満を言い募る民と神の間に立って、モーセはいつも執り成しの祈りをします。

20章1節~
イスラエルの人々、その共同体全体は第一の月にツィンの荒れ野に入った。そして、民はカデシュに
滞在した。さて、そこには共同体に飲ませる水がなかったので、彼らは徒党を組んで、モーセと
アロンに逆らった。民はモーセに抗弁して言った。「同朋が主の御前で死んだとき、我々も一緒に
死に絶えていたらよかったのだ。なぜ、こんな荒れ野に主の会衆をひきいれたのです。・・・・」


主はモーセに「彼らの目の前の岩に向かって水を出せと命じなさい」といわれ、そこで
モーセは岩を二度打って、水を出しました。
有名な?メリバの水のシーンです。モーセとアロンはここで神の不興を買いヨルダン川を渡れない
事になったのです。 これについては、また別の記事として載せたいです。

21章4節~5節
彼らはホル山を旅だし、エドムの領土を迂回し、葦の海の道を通って言った。しかし、民は途中で
耐えきれなくなって、神とモーセに逆らって言った。「なぜ、我々をエジプトから導き上ったのですか。
荒れ野で死なせるためですか。パンも水もなく、こんな粗末な食物では、気力もうせてしまいます。」


民が不平不満を言う部分の聖句を書き出しましたが、背景には其々の事情があるわけで、私などは
民の気持ちも分からなくないような・・・・気になったりします。
民数記は最初の部分(や途中にも)様々な規則や規定がワラワラと書かれているのですが、
真ん中部分にはエジプトからヨルダン川の岸辺に至るまで荒れ野で過ごした40年間のイスラエルの民
の出来事が書かれています。
その中にこのような民の不平不満や、神やモーセ、アロンへの反抗が出てきます。


公園の山茱萸(さんしゅゆ)はもう咲いているでしょうか。
少しずつ体力の落ちている連れ合いは散歩にでることもなくなりました。
いつも一緒に公園を歩いていた私は運動不足で体重増加中、困ります。

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