その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

ひとつふたつ

2014-10-21 12:15:52 | 暮らし

『夢屋王国』の貴重な外貨獲得のため、朝市にトマトを出品できるまでに成長した『エコファーム夢屋』でありますが、嫁に出したトマトが一体どれだけのお値段で売れたのか気になるところであります。人の良い『夢屋国王』は、ひと袋当たり400g程で品種ごとに6袋調整しました。朝市ですから、3品種を詰め込んだひと袋も準備し、甘い完熟トマトを試食して頂きながら買い物客との話のネタ作りになるような工夫もしたのでありますが…。
「売り子が美人だと売れるのよぉ~^^;」(アヤコ姫)
国王に出品を勧めてくれた『アヤコ姫』は、それぞれの袋から少しずつ抜いて3品種混じった袋を作り、単品の袋は200円、混合袋は100円で売りさばいてしまったらしい。都合1,500円…「無駄遣いしないで、来年の投資に回せよぉ~!」とご忠告までいただきました^^; さほど離れていないブースでは、トマトを100円で売っていたらしいから、樹上完熟トマトの評判はすこぶる良かったようであります。確かに袋詰め作業の時は迷いました。単品で出品すべきか、各種取り混ぜて売るべきか…その時々の流れと言うか、売るための工夫も必要なようであります。

まずは成功裏に運んだ「朝市でびゅ~」を祝して、『夢屋国王』はフォークギターを爪弾きながら祝い歌を歌う…農作業で荒れてしまった指先が弦に引っ掛かるのでピックを購入したのでありますが、我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』は、黒いピックが苦手なようであります。晩酌のツマミをねだりにやって来ても、親指にした黒いピックを見ると逃げてしまうのでありまして、国王に引っかかれるとでも思っているのでありましょうか…食べ過ぎの彼女には、とても素晴らしいダイエット商品に巡り逢えました^^;


巨大化したサツマイモ…オッカーがはにかんでも芋娘^^;

さて、昨日オッカーの実家に「天日干しはえぬき」を届けに行った時、玄関先にオヤジ(義父)が作ったサツマイモがゴロリと一個投げ出されておりました。お調子者の『夢屋国王』は、「父ちゃん!いや~また見事なサツマイモを作ったねぇ~!」と絶賛したのであります。
気を良くしたオヤジは「ひとつ持って行け。」と言う…「これは、大味で美味かろうはずがない。」(夢屋こころの声)…「父ちゃんがくれると言う物は、娘でもサツマイモでも、貰っていく^^;」と調子与三郎で持ち帰る夢屋であります。(娘もサツマイモも返品したいのであるが…)
恥ずかしげにうつむいた頭に、「もってのほか」の花飾りを着けてあげましたが、サツマイモの巨大さが分って頂けるものと思います。今週末の『夢屋農園、秋の収穫祭』には、天ぷらにでもして、いつも空腹な『貧乏父さん(H.N.)』の腹ふたぎには丁度良いかも知れない…人を見て、食材を選ぶ『夢屋国王』であります。

さて、こうして今日も暮れて行く…『夢屋水田』の稲わらは、ようやく「まるき(結束)作業」が終わりました。牛の飼料卸に勤務している高校時代の同級生『サダやん』に一年振りに電話し、隣町の畜産農家に運ぶ手伝いをお願いすると、彼は2週間程、隣町の総合病院に入院していたらしい。現在は、これもまたお隣の温泉施設で療養中とか…「大丈夫かい?」との問い掛けに、「バケツ一杯程度の下血があっただけだから」といとも簡単に答える『サダやん』…「学生時代に乳牛の直腸診(彼は、元獣医です。)なんぞしてるから、べごの祟りに違いない。」などと悪態をつきながら、見舞いにも行かねばなるまいと思う『夢屋国王』でありましたとさ。

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樅ノ木は残った…

2014-10-20 19:58:05 | 暮らし

先代萩 仙台萩 千代萩…ハギ

1970年某国営放送NHKの大河ドラマ「樅ノ木は残った」は、確か平幹二朗さんが「原田甲斐」を演じていたような記憶がありますが定かでありません。「伽羅先代萩」は同じ伊達騒動を題材にした歌舞伎・浄瑠璃の題目でありますが、鶴千代(亀千代相当)の乳母:政岡の働きが場を盛り上げるのであります。「原田甲斐」は逆臣の汚名を一身に受けながらも仙台藩を護ろうとし、政岡は仁木弾正(原田甲斐相当)らの魔の手から鶴千代を護ろうとするのでありますが、お家騒動などと言うものは所詮、権力争いであるから、敵味方には分かれるものの見方を変えれば悪も善も入り乱れてしまうのでありますよ^^;
アハハ、ハギの花言葉を調べていたらセンダイハギに至り、「先代萩(歌舞伎の演目)」、「仙台萩(仙台付近に自生するからとの説)」、「千代萩(当て字?)」と言葉がつながっていった次第であります。画像は、あくまでも「ハギ」でありまして、「センダイハギ」は黄色い花のようであります。花言葉は「柔軟な精神」「前向きな恋」などというものがありまして、仙台62万石のお家騒動を柔軟な思考で考えてみました^^;


オシャレンティな朝食は、日曜日に…

さて、忙しさを理由に『土曜の朝はオシャレんティに』…をパスしかかりましたので、今朝は、昨年のもち米の残りと山菜の瓶詰めを使って、「山菜おこわ」を作ってみました。早朝からもち米を水に浸して、約45分ほど蒸し上げて…間引きしたニンジンをスティックに仕立て、自慢のトマトと今年初生りとなった「紅玉」をデザートに。少ないタンパク源を補うために、今朝はディップでニンジンをお召し上がりください^^;
いや~、実はこのニンジンも甘いんです。噛めば噛むほど甘味を感じます。我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』も『半次郎』もカリカリと音を立てて食べますから、きっと犬にも美味しいのでしょう。(このニンジンも合格…今朝、友人『ノロ君』にも太鼓判を頂きました。まぁ『半次郎』が野菜を食べれば、その野菜は味的に合格という程度の判断でありますが^^;)

『オシャレんティな朝食』をガツガツ食べると、今朝も稲わらの残骸を結束する作業…しかし、稲わらの山は一向に解消されず、近所の趣味の園芸家『宇宙人福ちゃん』に恐る々々声を掛けてみました。
「あの~果樹園用の敷きわら要りませんかぁ~?」(夢屋)
「毎年、切り刻まれたわらを集めてたんだよぉ。要る要る。」(宇宙人)
「オレ、マルって(結束して)おいたからご随意に好きなだけ…。」(夢屋)
ということで、得意の丸投げを完了し、『夢屋国王』は家族サービスを兼ねて、オッカーの実家へ「夢姫もち」と「天日干しはえぬき」をお土産に持参することに…途中、天童のイオンモールに行きたいという妻と娘…『夢屋国王』は『さくら』と駐車場で待機…家族サービス(我慢)、家族サービス(我慢)^^;
夜中の2時頃から、ガサゴソと活動していたものだから運転中も眠いの何の…実家に着くなり1時間ほど昼寝してしまいました。お昼寝の最中もオッカーとお袋の世間話が続くので、国王はサッサと温泉「ひなの湯」で疲れと眠気を癒して…家族サービス(満足)、家族サービス(満足)^^;

夕刻、家に帰り着くと『宇宙人福ちゃん』は、大量に稲わらを回収してくれておりました。農業の有機的結合…『夢屋国王』の作業の軽減化…万事丸く収まり、『夢屋家お家騒動』は目出度く回避されたのでありましたとさ^^;

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朝市でびゅ~

2014-10-19 18:41:59 | 暮らし

謹呈 『夢姫のもち』

土曜日は、オシャレんティな朝食を…残念、今朝はそんな余裕がない。『むらババ』への返礼に、「もってのほか(菊花)」と間引き青菜、自慢の「ミスアイコ」、「甘~いインゲン」をお届けしよう。友人ノロ君ご注文の「エコファーム夢屋特製:天日干しはえぬき10kg」、『貧乏父さん(H.N.)』からは「夢姫もち15kg」のご注文を頂いておりますから、それぞれ精米して袋詰めしなければいけない。そうそう、薪ストーブ用に近所の大工様へ廃材を取りに行く約束もしていた…午前中から結構な仕事量なのであります。
ニンジンを間引き、『みちババ』用にナツメを収穫してあげると、もうお昼の時間となっておりました。ポカポカな神無月の土曜日…『夢屋ゴッドハンド』に休む暇はないのであります。


アイコ、ビタミンエース、極甘こころちゃん

太陽光パネルの負荷試験を兼ねて、充電とDVD鑑賞をしながらお昼寝…ひと休みの後は、脱穀後の稲わらを結束し、ブルーシートで覆って畜産農家にお届けする日まで保管作業。そして、明日、初の朝市デビューとなる『夢屋三人娘』トマトの収穫と袋詰めであります。天井にビニールを掛けただけの雨除けハウスではありますが、気付けば「オンシツコナジラミ」が作物の周囲を飛び回っております。最近、果実にススが着き始めたのはコヤツの仕業か…農薬を極力使わない減農薬農業を目指しているので(事実、メロンのうどんこ病対策のため、ハウスの中では、殺菌剤を一度だけ施用しただけであります)、収穫期終盤の「オンシツコナジラミ」は無視することにします^^;
お客さまにお届けするには、その事情が分かって頂けないだろうから、トマトを軽く水洗いしてペーパータオルで拭き取り、袋詰めするという余計な作業が増えるのでありますが…。実割れしてしまった果実を除いて、自慢の『夢屋三人娘』は、ひと袋400gでいくらのお値段が付くのでしょうか?朝市ですから、話のタネ用に試食用『夢屋三人娘』のバラ詰めも用意してみました。

『ノロ君』用の「天日干しはえぬき」は、社長の一声で10kg3,000円の値段が付きました。30kg(精米後25kg)で3,000円×2.5=7,500円…1俵当たり換算で15,000円の米であります。予約買い入れ仮価格が1俵当たり8,500円でありますから、これはありがたい価格であります。一方、『貧乏父さん(H.N.)』用の「夢姫もち」15kgはご贈答用なはずでありますが、近所のスーパーで価格調査をしましたところ、1.5kgパックで908円…15kg9,000円?1俵当たり30,000円の価格設定であります。とても貧乏人から9,000円を頂戴する訳にも行きませんので、ご注文数量を10kgに落として5,000円程度の価格交渉で、ご贈答用にして頂ければと…^^;

タダでご近所に配るものは、さほど頓着しませんが、さすがに商品となると品質管理には気を遣う…明日は、餅好きなオッカーの実家に、「天日干しはえぬき」と「夢姫もち」をお届けの予定でありますが、非農家のオヤジ(義父)は、その辺の事情を察してくれないんだよなぁ~^^;

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あまちゃん

2014-10-18 18:40:16 | 暮らし

『第2サティアン』から日の出を眺める

友人である『貧乏父さん(H.N.)』は、彼のブログの中で朝のひと時を綴っていた。1970年代の片岡義男氏の小説調に話を展開しようとするのだが、都会の喧騒の中の気だるさが、田舎の泥臭さに転調されてしまっている。「スローなブギにしてくれ」というタイトルが、「スローな豚を許してくれ」というタイトルに成りそうなクサさを感じてしまうのであります^^;
レースのカーテン越しに見える朝日は、お百姓さんが腰を伸ばしながら仰ぐ山際のお日様ではなく、ビルの谷間から見える朝日であり、当然、7時から8時までの間に見える光を表現しなければならない。シャワーでも浴びなければ低血圧で目覚めが悪く、モーニングコーヒーを一口含みながら、ぼんやりと昨夜の情事を思い浮かべるような雰囲気を醸し出さなければいけないのだが、田舎におけるそれは、緑茶をずずずっと啜りながら、うんにゃ~と腰を伸ばし、朝仕事に出掛けるような書き出しになってしまうのであります。

さて、小説家として一発当てようなどという不埒な考えの『貧乏父さん』の作風は放っておいて、甘~いお話。雨除けハウスの中で遅植えしたインゲンは、素揚げして生姜醤油で頂きますととても甘く、残りを翌日湯掻いたものは、思いのほか甘く感じませんでした。そこで『夢屋国王』の得意な大胆仮説を妄想するのであります。秋冷えする日々は、植物の防御反応から糖化が進み、植物体自体が甘くなる。しかし、所詮豆類であるから、家の中に取り込まれ、収穫から2日も経過すれば、グルコースはでん粉へと転化されてしまう。それが感激的な甘味を減退させてしまった原因ではないのかと…。


甘~いミニトマト、ミスアイコの糖度です。

同じハウス内で極力灌水を抑えながら無農薬で栽培している樹上完熟ミニトマトは一段と甘味を増し、『夢屋国王』の出稼ぎ先では驚きを持って歓迎されております。遂にこの日曜日にオファーを受けて朝市に出品することになりました。300gほどのパッケージで売価を如何程にするか尋ねられたのでありますが、サンプル品を食べていただいた後の買い手に決めていただいて下さいなどと、自信と誇りを持って対応しております。この誇りが驕りにならなければ良いと内心ヒヤヒヤものなのでありますけれど…^^;
朝のミーティングに訪れた友人『ノロ君』の提案で、糖度計で計測してみると「アイコ」が9.0~9.6度、「極味」で10.4度ほどありました。もう少し糖度が高いと思っていたので少々拍子抜けの感はありますが…。ひと昔前、小料理屋を営んでいた『むらババ』が、「もってのほか(菊花)」のお礼にタバコを買って来てくれました。お代を頂こうなどとは思ってもいなかったので、健康には悪いがお財布には優しいお返しでありました。コチラもただで頂く訳にもいかず、朝市用の見本パッケージの「アイコ」を食べさせると、開口一番「ん~美味い。お買い上げ!」とお褒めの言葉を頂きましたよ^^; 美味しい物に目がない『むらババ』ですから、これは結構自信になります。「こんどまた持っていくよ。」と声がけし、ついでに「山形青菜」のご注文を頂く抜け目なさ…『夢屋国王』の商魂も少しずつ逞しくなったこの頃であります^^;

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JK産業

2014-10-17 12:07:34 | 暮らし

歩く姿はユリの花

「純潔・無垢」といった花言葉を持つ白いユリの花であります。北茨木市の民宿で、朝の散歩中に見つけました。ユリの花には夏のイメージがあり、この時期にメガソーラーの工事現場脇で見つけたものだから、少々驚きであります。
『第2サティアン・テラス』の越冬準備は、着々と進んでおります。上からの雪の重みに耐えられるようにパイプハウスの骨材を鋼管で補強し、天井から落ちた雪の横からの圧力に耐えるように側面の補強材を入れ、糸入りの透明シートで周囲を囲う。降雪前に地面とシートの隙間から吹き込む風は、廃棄処分となる稲わらを重ねて今のところ防いでおります。それでも朝晩の放射冷却時には、シートを通して寒さが感じられるので、発泡材で壁を作る予定をたて、4枚ほど側面に立てかけ具合を見ている状態…今朝も薪ストーブで暖を取っていると、友人『ノロ君』が子分の『半次郎』を伴ってやって来た。残りのニンニクを植え込もうと思っていたところではありますが、自慢の『イレギュラーコーヒー』で歓待するのであります。
「明日は、会社で芋煮会を行い、お得意様を接待する予定。」(ノロ君)
「今年は、夏の日照りで里芋の作柄が悪かったらしい。」(夢屋)
「そろそろ、夢屋農園の秋の収穫祭をする時期だが…。」(ノロ君)
「それじゃ、芋煮とモチつきで再来週は収穫祭にするかい?」(夢屋)


茨城県日立市で見つけた赤褐色系のバッタの幼虫です。

とまぁ、いとも簡単に『オジSUNず6』の宴会の段取りが決まって行くのであります。恐らく、このブログを見るであろう友人『貧乏父さん(H.N.)』は、彼のスケジュール帳に収穫祭の日程を書き込み、残りのメンバーは突如、『ノロ君』の携帯で呼び出されることになるのでありますが、『オジSUNず』メンバーは集まってくるのであるから、余程家庭での居場所が無くなりつつあるに違いない。
『夢屋国王』とて、タダで収穫祭を開催するつもりなどサラサラないから、当然、来春増設予定のパイプハウス骨材の調達作業に『貧乏息子(失礼!)』を招集し、アルバイト研修という名目で強制労働を行う予定でもある。(これも『貧乏父さん(H.N.)』は、彼の予定表に書き込むことだろう…^^;)
こうして秋が少しずつ深まっていきます。タイトル「JK産業」って、女子高生を売り物にした産業のことらしいのだが、女人禁制の『第2サティアン』には、全く関係のない世界のお話であります。「観光案内」の名目で女子高生とおデートする「JKお散歩?」…昔から、買うから売るのか、売るから買うのか、鶏と卵のような議論がありますが、『第2サティアン』に集う『オジSUNず6』は、お小遣いも少ないし、色気も無いし…「純潔・無垢」なオジさんたちなはずであるのだが…「JKリフレ」なんぞに引っかかるようなメンバーは出入り禁止だけどね^^;

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白虎隊

2014-10-16 20:14:53 | 暮らし

タイトル「遠くを見上げる」だったかなぁ?
函館市五稜郭通りのモニュメントです。

10月下旬に定植しようと考えているタマネギの苗がようやく形になって来ました。ご近所のタマネギ作りのプロHさんの技術を盗みながら、夢屋流の植え付けやすいポット栽培に改良して苗作りをしているのですが、生育初期の育ちが悪く、水遣りや液肥を試行錯誤している内に、何とか定植しても大丈夫な位まで育ちました。苗で購入する方法もあるのですが、生産コストを下げるには、自分で苗作りから始めるしかない…『夢屋国王』の悪戦苦闘は続くのであります^^;

さて、先々週、函館市を訪問し、朝の散歩で五稜郭に至る道路を歩いていると、色々なモニュメントが道路の歩道部分に設置されておりました。中でもお気に入りだったのが巻頭画像のモニュメントです。少年と犬が空を見上げている構図ですが、犬種はラブラドールに違いない…きっと、夕方の散歩の途中に違いない…などと、『夢屋国王』の妄想を巡らせるに充分な構図であり、夕焼け空を見上げているのか、昇りかけている満月を見ているのか…ふたりの輝く未来を見つめていて欲しいなどと、勝手に願う国王であります。


土方歳三記念館の看板です。

五稜郭や土方歳三記念館を訪れ、函館戦争というものを考えるとき、東北人の国王は、戊辰戦争の最中の「会津戦争」を思い起こすのであります。「鶴ヶ城落城」前に起こった、二本松少年隊の死や16歳から17歳の少年で編成された「白虎隊」志中二番隊の壮絶な自刃…情報が錯綜する中、死を選んでしまった少年たちのことを思うと、指揮者の判断ミスや大人のエゴなど、悔やまれる内容が盛り沢山であります。そうそう、最後には「奥羽列藩同盟」を裏切ってしまった「米沢藩」にも恨みつらみが残ることでありましょう…。

1986年に日テレの年末時代劇スペシャル「白虎隊」をビデオ録画しておりまして、何度か見返しております。2007年には「山ピィ」たちの「白虎隊」も放映されておりますが、里見浩太朗さんが演じる「西郷頼母」や新田純一さんの演じる「篠田儀三郎」…テーマソングである堀内孝雄さんの「愛しき日々」の曲風と相まって、何度も見てしまうのであります。
少年たちや婦女子部隊の壮絶な死が、新しい時代を迎えるために必要不可欠な血であったのか?維新という名の下に国内で流された血で、日本を統一し、新たな血を求めて、日清・日露、そして無謀な太平洋戦争へと一気にかけ進んだのか…空を見上げる「少年と犬」には、やはり憂いではなく、希望の光を見つめていて欲しいと願う『夢屋国王』であります。

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婦人病万能薬

2014-10-15 17:08:58 | 暮らし

みを寄せて 役立つ日待つ 夏の芽や (by 夢屋)

『第2サティアン』の入口に「棗(なつめ)」の木が1本…とても不思議な木であります。というのも、春先、木々が一斉に芽吹く頃、枝には葉一枚として出ておらず、枯れてしまったのかと思う初夏に芽吹き、秋に赤褐色の実を着けるのでありますから。棗…夏芽と言われる所以でありますが。
『夢屋農園』の前オーナーである『ミチばぁ』がやって来て、棗の実を分けてくれと言う。子どもの頃は、りんごのような感覚で食べた記憶もありますが、今では決して美味しいと思えるものでもなく、ただ放置され、実は地に落ちるに任せているのだから、何の遠慮も要らない。どうぞ、思う存分持って行って下さいと答えるのでありますが…イチジクなどのように砂糖で煮るという方もいらっしゃるようですが、『ミチばぁ』の説によれば、実を煎じて飲めば、婦人病万病薬であるとのことであります。

そこで、漢方処方を調べてみると、中国では「一日三個の棗を食べれば、年を取らない。」などという諺があるそうで、貧血、めまい・不眠症・喘息・アレルギー症状の緩和に効果があるようです。健胃・利尿作用もあることから、老化防止や美肌効果が期待できるとか…。
お金の臭いがすると飛びつく『夢屋国王』は、なんちゃって「紅大棗(たいそう)」なる生薬作りを試みるのであります。5日間ほど日干しした後、蒸して、また干す…ふっふっふっふ…また、捕らぬ狸の皮算用の始まりであります^^;

茨城県でデジカメ採集した「ホシハラビロヘリカメムシ」…『夢屋昆虫図鑑』に出てくる虫たちの名は、実にお経のように長く口が戻らないような名前でありますが、「星・腹広・縁・亀虫」と漢字で充てがうと、画像で見る特徴が浮き立つと思います。「縁」とは、縞模様の腰の辺りがせり上がっている様子を指しており、ヘリカメムシの特徴でもあります。ノクズの葉などマメ科の植物でよく見られる種で、大豆などの吸汁害虫であります。
カメムシ類は、異臭を放つことで有名ですが、このカメムシはリンゴ臭がするとか…ホントかなぁ?わざわざ摘んで臭を嗅ぐ勇気がありませんが…体験した人の話ではそのようなので…^^;
りんごのような味覚の棗とりんごの香りがするカメムシの話題…ならば、一緒に煎じて飲めば…老化防止よりも、飲むこと自体が老化(ボケ)の始まりかも…よし、棗を乾燥して煎じて飲んでやる。アンチエージング効果は如何に。

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夢屋のオフ日

2014-10-14 12:18:48 | 暮らし

陽に目覚め 夕に目を閉ず 睡蓮花

「秋の収穫祭」と銘打って各地でイベントが催されているのに、台風19号の影響による雨で台無しの体育の日…連休最終日であります。農作業が一段落した連休の二日間は、叔父貴たちの兄弟会を茨城県でセッティングし、今日はまったくのオフ状態でありますが、コンバイン刈りした『夢屋本田』の刻まれた稲わらを焼きたい。ハセ掛けした稲わらを結束して処分したい。などと、オフとは言いながら雑用は山積みであります。
オッカーが「今日は何をするの?」と聞くから、「わら焼きをする。」と応えたものの、地元「高畠ワイナリー」の秋の収穫祭(ワイン祭り)に行きたがっていると感じた『夢屋国王』は、「午後からワイン祭りにでも行くかい?」と水を向けると「いいねぇ…^^;」との応え。今日は、家族サービスに徹するかなどと仏心を出すものの、雨が…。まぁ、巷では離婚間近と噂されている『夢屋夫妻』の休日はこんな塩梅であります^^;

ならば、気兼ねなく雑用をさせていただきます。籾殻を集めて薫炭作り、ご注文いただいている敷き藁用の稲わらを10個(一束…6束×2×10)ほど作り、「山形青菜」を間引き浅漬けに…『サティアンテラス』を補修し、薪ストーブ用の木を切る。来年用に残していた、だだちゃ豆1号を結束して種を取るために乾燥させて…結構、オフと言いながら雑用はあるものであります。
さすがに、ポツリポツリと雨が降り出した午後は、太陽光発電の耐久試験のために、DVD鑑賞会を実施しながら消費電力の状況を確認してましたけど…^^;


茨城県北茨城市の「鹿の湯松屋」さんのお風呂です。
鉄分が多いため、お風呂が真っ赤っか…タオルが染まります^^;

友人『ノロ君』は、歯肉炎で顔面が腫れ、大変な連休を過ごしたようであり、腫れが引くまで禁酒との厳命が下されたとか…手持ち無沙汰な夕刻は、兄弟会をセッティングしたお礼に従弟から頂いたブランデーなどをチビリチビリと嗜むのであります。
いくら食感が良いと言っても、大量に摘んだ「もってのほか(菊花)」を食べるかと聞いても、さすがのオッカーも飽きてしまったようで、要らないと言う。ならば、遅くに植えたインゲンがようやく収穫できそうだからと夕食の一品に自宅に持ち帰ると、素揚げして生姜醤油で…「とにかく、食べてみて!」と言うオッカーに急かされて、ひとつ摘むとこれが…甘~い^^; 「何でこんなに甘いの?」と聞かれても、国王にも分かりません。雨除けハウスの中で栽培した夏採りのインゲンも、柔らかく地肌がきれいで美味しい素材でしたが、今日収穫したインゲンは、とにかく甘い。こうした食材の美味しさをどうお伝えすれば良いのでしょう…?
地場ものとして、店頭に出すことは簡単ですが、この美味しさまで伝えることが出来ない。やっぱ、実演販売するしかないか…。こうした感激をお客様(消費者)に伝えることが出来るならば、絶対買ってもらえるし、売る方だって笑顔を見ることができる…オフ日と言いながら、プチ感激を味わった連休最終日でありましたとさ。

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クリ拾い

2014-10-13 23:51:39 | 暮らし

栗拾いのマナーを守りましょう。

金曜日(10日)、『夢屋本田』のお隣にある栗の木は、今年も沢山の栗の実を着けました。『夢屋国王』が子どもの頃は、3時のおやつなどと言うものは存在せず、独力でおやつを調達したものであります。春はアカツメクサの蜜を吸い、夏は赤スモモやグミ、クワゴに夏りんご、秋は何たって「クリ」であります。
必ずしも、友人宅にそれぞれ栗の木が植えてある訳ではなく、場合によっては、他所様の栗の木から、クリを拝借するのであります。(所謂、泥棒?)いえいえ、確かに他所様の栗の木ではありますが、悪ガキには悪ガキなりにクリ拾いのルールがありまして、樹上のクリ(イガ付き)を棒や石を投げて落としてはいけない。あくまでも地上に落ちたクリを拾うのがマナーなのでありました。
「(#ノ`皿´)ノコラー!!!」 当然、栗の木のオーナーからは、怒鳴り声を浴びせられるのでありますが、地上に落ちた途端にクリの占有権はオーナーでは無くなり、拾遺物扱いになるというのが、子どもたち共通のルール…民法でも許されている行為だと勝手に解釈しておりました。(正式には、樹上から落ちた途端に、占有権がオーナーの手から離れるという民法上でも保証されいる解釈ですが、元々落ちた場所は、オーナーの所有地だから、決して占有権が無くなっている訳ではないのであります。)
小学校へ通学する道すがら、栗の木を見つけては、ズボンのポケットがパンパンになるまで詰め込んで学校に通ったものであります。ご丁寧に、竹で作られた渋皮を剥くための道具まで持参してであります^^;

日立市では、叔父さんの自宅周辺で得意のカメラ昆虫採集をいたしました。「クロウリハムシ」…お天道様に照らされて、思いのほか綺麗に撮影されたと思っております。そして、学生時代から見つけたいと思っていた「ニジュウヤホシテントウ」も今回見つけることが出来ました。こいつは、運が良いぞ今週末も^^;
古くは鉱山、そして日立製作所や関連する下請け会社で賑わいを見せていた日立市も高齢化の波が押し寄せ、日立の叔父貴の自宅周辺も空家や荒地が目立つように成りました。しかし、空き地の藪には「アケビ」がたわわに稔り、何故かしらゴミとして捨てられたと思う里芋が自生していたりと、取り放題の食材の宝庫…オラなら、きっと鍋とカセットコンロだけで、1ヶ月は生き残れるなぁ…なんて考えた野生児『夢屋国王』でありましたとさ。

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土曜の朝

2014-10-12 20:50:03 | 暮らし

このブログがUpされる頃は、茨城県北茨城市の民宿で朝食を取っている頃でしょう^^;

『夢屋国王』恒例となりました優雅な土曜日の朝食をご紹介するコーナーをパスするのも如何なものかと、予約投稿をしておきました。オシャレンティな国王の朝食も、たまには庶民の生活を肌で感じることも必要であると考え、朝から「めざし」を焼いております。これだけじゃ寂しいので、

ジャジャーン!今朝は「きしめん」にしてみました。昨日、ご紹介した「もってのほか(菊)」のお浸しと、「きしめん」には畑で採れたての水菜と葉ネギを入れてみました。当然、美味しいです^^;
それでは、今日も一日がんばりましょう…。

追記:先ほど、茨城県日立市から無事帰って来ました。

と言うか、10月10日は『夢屋夫妻』の29回目の結婚記念日でした。叔父さん孝行で家族サービスを蔑ろに出来ないので、10月10日…『ジュージューの日』…子どもたちが小さい時から、焼肉を食べることにしています。本日、12日ではありますが、日立市から帰宅してすぐ、焼肉屋に直行…すべて、国王の奢りであります^^;

三十代はバラの花を3本、四十代は4本…五十代は5本と年齢を重ねるごとに花の本数を増やす計画でしたが、オッカーはロマンより実利…焼肉の方が良いのですと^^;
10本の花束に成ることは、恐らくないだろうとは思いますが…。

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