その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

ひとつふたつ

2014-10-21 12:15:52 | 暮らし

『夢屋王国』の貴重な外貨獲得のため、朝市にトマトを出品できるまでに成長した『エコファーム夢屋』でありますが、嫁に出したトマトが一体どれだけのお値段で売れたのか気になるところであります。人の良い『夢屋国王』は、ひと袋当たり400g程で品種ごとに6袋調整しました。朝市ですから、3品種を詰め込んだひと袋も準備し、甘い完熟トマトを試食して頂きながら買い物客との話のネタ作りになるような工夫もしたのでありますが…。
「売り子が美人だと売れるのよぉ~^^;」(アヤコ姫)
国王に出品を勧めてくれた『アヤコ姫』は、それぞれの袋から少しずつ抜いて3品種混じった袋を作り、単品の袋は200円、混合袋は100円で売りさばいてしまったらしい。都合1,500円…「無駄遣いしないで、来年の投資に回せよぉ~!」とご忠告までいただきました^^; さほど離れていないブースでは、トマトを100円で売っていたらしいから、樹上完熟トマトの評判はすこぶる良かったようであります。確かに袋詰め作業の時は迷いました。単品で出品すべきか、各種取り混ぜて売るべきか…その時々の流れと言うか、売るための工夫も必要なようであります。

まずは成功裏に運んだ「朝市でびゅ~」を祝して、『夢屋国王』はフォークギターを爪弾きながら祝い歌を歌う…農作業で荒れてしまった指先が弦に引っ掛かるのでピックを購入したのでありますが、我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』は、黒いピックが苦手なようであります。晩酌のツマミをねだりにやって来ても、親指にした黒いピックを見ると逃げてしまうのでありまして、国王に引っかかれるとでも思っているのでありましょうか…食べ過ぎの彼女には、とても素晴らしいダイエット商品に巡り逢えました^^;


巨大化したサツマイモ…オッカーがはにかんでも芋娘^^;

さて、昨日オッカーの実家に「天日干しはえぬき」を届けに行った時、玄関先にオヤジ(義父)が作ったサツマイモがゴロリと一個投げ出されておりました。お調子者の『夢屋国王』は、「父ちゃん!いや~また見事なサツマイモを作ったねぇ~!」と絶賛したのであります。
気を良くしたオヤジは「ひとつ持って行け。」と言う…「これは、大味で美味かろうはずがない。」(夢屋こころの声)…「父ちゃんがくれると言う物は、娘でもサツマイモでも、貰っていく^^;」と調子与三郎で持ち帰る夢屋であります。(娘もサツマイモも返品したいのであるが…)
恥ずかしげにうつむいた頭に、「もってのほか」の花飾りを着けてあげましたが、サツマイモの巨大さが分って頂けるものと思います。今週末の『夢屋農園、秋の収穫祭』には、天ぷらにでもして、いつも空腹な『貧乏父さん(H.N.)』の腹ふたぎには丁度良いかも知れない…人を見て、食材を選ぶ『夢屋国王』であります。

さて、こうして今日も暮れて行く…『夢屋水田』の稲わらは、ようやく「まるき(結束)作業」が終わりました。牛の飼料卸に勤務している高校時代の同級生『サダやん』に一年振りに電話し、隣町の畜産農家に運ぶ手伝いをお願いすると、彼は2週間程、隣町の総合病院に入院していたらしい。現在は、これもまたお隣の温泉施設で療養中とか…「大丈夫かい?」との問い掛けに、「バケツ一杯程度の下血があっただけだから」といとも簡単に答える『サダやん』…「学生時代に乳牛の直腸診(彼は、元獣医です。)なんぞしてるから、べごの祟りに違いない。」などと悪態をつきながら、見舞いにも行かねばなるまいと思う『夢屋国王』でありましたとさ。

コメント (2)
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