みを寄せて 役立つ日待つ 夏の芽や (by 夢屋)
『第2サティアン』の入口に「棗(なつめ)」の木が1本…とても不思議な木であります。というのも、春先、木々が一斉に芽吹く頃、枝には葉一枚として出ておらず、枯れてしまったのかと思う初夏に芽吹き、秋に赤褐色の実を着けるのでありますから。棗…夏芽と言われる所以でありますが。
『夢屋農園』の前オーナーである『ミチばぁ』がやって来て、棗の実を分けてくれと言う。子どもの頃は、りんごのような感覚で食べた記憶もありますが、今では決して美味しいと思えるものでもなく、ただ放置され、実は地に落ちるに任せているのだから、何の遠慮も要らない。どうぞ、思う存分持って行って下さいと答えるのでありますが…イチジクなどのように砂糖で煮るという方もいらっしゃるようですが、『ミチばぁ』の説によれば、実を煎じて飲めば、婦人病万病薬であるとのことであります。
そこで、漢方処方を調べてみると、中国では「一日三個の棗を食べれば、年を取らない。」などという諺があるそうで、貧血、めまい・不眠症・喘息・アレルギー症状の緩和に効果があるようです。健胃・利尿作用もあることから、老化防止や美肌効果が期待できるとか…。
お金の臭いがすると飛びつく『夢屋国王』は、なんちゃって「紅大棗(たいそう)」なる生薬作りを試みるのであります。5日間ほど日干しした後、蒸して、また干す…ふっふっふっふ…また、捕らぬ狸の皮算用の始まりであります^^;
茨城県でデジカメ採集した「ホシハラビロヘリカメムシ」…『夢屋昆虫図鑑』に出てくる虫たちの名は、実にお経のように長く口が戻らないような名前でありますが、「星・腹広・縁・亀虫」と漢字で充てがうと、画像で見る特徴が浮き立つと思います。「縁」とは、縞模様の腰の辺りがせり上がっている様子を指しており、ヘリカメムシの特徴でもあります。ノクズの葉などマメ科の植物でよく見られる種で、大豆などの吸汁害虫であります。
カメムシ類は、異臭を放つことで有名ですが、このカメムシはリンゴ臭がするとか…ホントかなぁ?わざわざ摘んで臭を嗅ぐ勇気がありませんが…体験した人の話ではそのようなので…^^;
りんごのような味覚の棗とりんごの香りがするカメムシの話題…ならば、一緒に煎じて飲めば…老化防止よりも、飲むこと自体が老化(ボケ)の始まりかも…よし、棗を乾燥して煎じて飲んでやる。アンチエージング効果は如何に。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます