夢屋工房（もぐる）

二日酔いを醒ますために、我が家の『柴犬コウ（本名：さくら）』を連れ出して散歩に出掛けると、農園の未作付け地に紫色の花を見つけました。前オーナーが植えていたゼニアオイの花であります。中央に穴の開いた昔の貨幣に似ていることから名付けられたなどという説もありますが、花は咲いても本物の銭が貯まらない…稼いでも飲んだ暮れているから当然ではありますが…^^;
友人『ノロ君』ちの「半次郎（ミニチュアダックス）」…『ハンジィさん』に会いに行くのでありますが、人間の年齢ならば齢80歳を迎えるであろう『ハンジィさん』はシャイで、女子大生『柴犬コウ』の訪問を受けても逃げ回るだけであります。『ノロ君』や『夢屋国王』が女子大生に追いかけられたら大喜びするところですが、哀れ『柴犬コウ』は、『ハンジィさん』に嫌われてしまったようであります^^;
集落を一周し、朝のお勤めを果たしたところで、『第2サティアン』に戻り、「さくら」には水を与え、国王はいつものイレギュラーコーヒーを入れ、一服つけるのであります。さて、今日は何をしよう…田んぼの中干し作業は来週以降と決めているので、さしあたってやるべき仕事も無い。昨年までは自家消費程度の作物量しか植えなかったのでありますが、出稼ぎ先で野菜を配ることを覚えた『夢屋国王』は、枝豆やキャベツ・春ハクサイにトウモロコシ、ジャガイモと精力的に植え付けたので、『夢屋農園』の畑エリアはほぼ埋まってしまったのであります。

足元には「もぐら」の仕業と思える土の塊が点々と開いておりまして、毎日50cm程ずつ前進しております。このまま行けば、明日か明後日には、水田の縁に貫通しそうなのでありますが、果たしてもぐらはどういう動きを見せるのか、これもまた興味のあるところであります。未作付け地に晩生のだだちゃ豆と秘伝豆を播こう。ニンジンも大量に作ってみるか…本日の作業を計画し、朝飯を食べたのでありますが、満腹で横になっておりましたら「さくら」も『夢屋国王』も寝てしまっておりました^^;
強い日差しの下で畑仕事をするなんて馬鹿げている。そんな風に思いながらも、春先『ノロ君』に地代替わりにプレゼントされた残り堆肥を散らし、オンボロトラクター『シゲオちゃん』で未作付け地を耕運する。粘土質の土地は、堆肥の投入によってかなり改良された気がしますが、まだまだ有機質の肥料の投入が必要なようであります。今年は、雑草に負けずにニンジンが作れるか…日が傾きかけて、昨日の頭痛を止めるために、缶ビールを傾ける懲りない『夢屋国王』でありましたとさ^^;
ちなみに、ゼニアオイの花言葉は「母の愛」「恩恵」なのだそうでありまして、ニンジンのそれは「幼い夢」であるとか…ニンニクに続き、ニンジンは『夢屋国王』に恩恵を与えてくれるのでありましょうか…？