その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

死者誤入

2021-12-03 16:19:12 | 転職

本日、小春日和にて長閑なり^^;

出稼ぎアルバイト2回目…また、朝3時の出発であります。(前回より積荷の数は少ないけれど、大物が混じっているようだ…そのためだけの要員だけれど^^;)急遽頼まれたお仕事だったので、昨日は、予定の事務仕事を少々無理して終わらせて、何とか間に合わせましたよ。
昔、「出稼ぎ」と言えば、関東方面での土木工事作業員だったのだろうか。我が在所の山手の父ちゃんたちは、雪の降る冬に出掛け、父ちゃん不在のぶどう園地は母ちゃんが守るものの、大雪で潰されて、その災害復旧のための資金を借りて、借金返済のためにまた出稼ぎに行き、再度潰されると言う悪循環を繰り返していた方もいた。また、不慮の事故により、帰らぬ人となった方もいらしたようである。そんな時代だったから、優良企業を地元になどという地元有力者の方々の誘致合戦は、至極当然のことであったと思うのでありますよ。昔は、奥羽本線に在来特急『やまばと』(山形止まり)と『つばさ』(秋田まで)が運行していて、学生時代、年末の帰郷する際に、『つばさ』を利用すると、山形以北出身であろう父ちゃんたちが団体で利用していたっけ^^; 恐らくは今の我が年齢と同じ年齢層であろう父ちゃんたちは、一様に気前が良く(出稼ぎのお給金を懐に抱え)、上機嫌で一杯ひっかけていた。(正月に向けて帰省し、家族に会える喜びで一杯だったに違いない。)


本日の奢りは、『もつ煮』と『特製』ラーメンだった^^;

今では、とんと『出稼ぎ』という言葉は聞かなくなりました。交通事情も特段に向上し、隣県程度の現場ならば、自宅からの直行でも対応できるから…そんな訳で、本日のアルバイトは、拘束12時間実労40分…申し訳ない^^;
ふと考えるに、人には自己実現のための労働と生活のための労働があるような気がする。『自己実現のための労働』は、それなりに満足して働いて来たし、今はフリーで『生活のため』に働いているけれど、面倒な人間関係に巻き込まれなくて済んでいるから、それはそれなりに満足しておりますよ。「首を切れない社員は雇えない。」と某元総務大臣は語ったそうであるけれど、それを弱者切り捨てと言えるのかどうか…?基本的に「資本論」の中では、「資本家が労働者を搾取する。」と説いていたではないか。当たり前と言えば当たり前…いつの間にか、「終身雇用」とか「護送船団方式」と称して、昭和のオジサンたちは、許容範囲の中で働かさせていただいて来ただけである。低成長の時代となって、美味しい『分け前』が回って来なくなっただけの話である。(それを良しとする訳ではないけれど。)元請けから下請け、孫請けと美味しい所は吸い取られ、末端には回って来なくなっただけである。さて、どうするか…どうしようかねぇ…?まぁ、切り捨てられない程度に、その日の日銭稼ぎをしていると、『おやじぃ』は、「もういいかぁ。」なんて思えてしまう。これからの世代はそうは行かないなぁ…。『切り捨て御免四捨五入』…『死者誤入』していただきまして、『死者(切り捨てられた人)』も『誤入』で再度拾っていただけないかなぁ…甘いかぁ(笑)


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