お歳暮

歳の暮れ…そろそろ公表するか^^;

都会に住む白ヤギさんは、日頃からお世話になっている黒ヤギさんにお歳暮を贈ろうと思いました。けれども、適当な贈り物が思い付きません。そこで、黒ヤギさんがお好みの物を選んでいただこうと、都会で流行している品々のカタログを送りました。色鮮やかなカタログを見た黒ヤギさんは、喜んで美味しく食べました。
美味しく食べた黒ヤギさんは、お返しの贈り物を選んでいただこうと地方発送の特産品でいっぱいのカタログを送りました。牛肉、カニ、さくらんぼetc.地方の特産品満載のカタログを白ヤギさんも美味しくいただきました。久し振りに再会したふたりは、互いの心遣いに感謝しました。都会の洗練されたカタログは非常に美味しかった^^;　いやいや、田舎の特選品のカタログこそ美味しかった^^;　めでたし、めでたし。（どこがじゃ^^;）
「ヤギさんは紙を食べるの？」かつて我が家で飼っていたヤギは確かに食べた。童謡の『やぎさんゆうびん』は本当のお話であると実験から確信しました。果樹の徒長枝（真っ直ぐ伸びた一年生の枝）も喜んで食べた。しかし、色鮮やかなカタログは、消化不良を起こすらしく、大量に与えてはいけないらしい。（実験は、折り込み広告紙を少々だったので影響ありませんでしたけれど。）今時のヤギさんは、贈り主の真意を理解せずに、目先のカタログを食べてしまうのだろうか？今度実験するときは、牧草や濃厚飼料が満載されたカタログで試してみようか…人間は、目先の利益にとらわれず、冷静な行動を取っている？『ふるさと納税』の記事を見ながら、お歳暮について考えてみた…税金の無駄喰いをしているような気もするし、消化不良を起こさなければ良いけれどなどと思いながらね。