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Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる

2023-06-12 14:30:56 | 本-その他
図書館から借りた『RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる』を読了。
軽い気持ちで本書を借りたのですが、内容は予想をはるかに上回るほど良かったです。400ページ以上ありますが、飽きずに最後まで読み終えました。
本書は要するに「専門バカ」になってはいけないということでしょうか。たしかに1つの分野だけ突き進むことも時には大事かもしれませんが、それだと視野が狭くなってしまうということ。逆に多趣味だったり広くて浅い知識だったりする方が意外と良い方向へ進むそうです。
短大時代では英語英文科を専攻し、英会話や英文学などの必修科目のほかに、美術史や心理学などの選択科目がありました。「どうして英語以外の選択科目を履修しないといけないの?」と当時は思いましたが、今思うと幅広く科目を取ることで知識を広くするためだったのでしょうね。
だいたい高校生で将来を決めさせられるのはまだ早いかと。私の通った某女子高では2年生と3年生で選択科目があり、英語や数学など、様々なクラスに分かれていました。1年生で選択科目を決めなければならず、散々迷った結果、私は英語系を選び、週に10時間以上は英語のクラスでした。でも、15歳~16歳で決めるなんて酷な場合もあるだろうし、迷って何となく選んだクラスメートも多いはずです。
これまでコンビニのお菓子工場、建設業、郵便局、派遣会社など様々な会社で働いてきました。どれも専門的ではないけれど、これらの仕事は無駄ではないことを本書で知って何だかホッとしました。転職が多いと不利になりそうと思っていましたが、いろいろな世の中を見てこられたし、逆に良かったのでは? 漢字が好きになったのも大人になってからですし、30歳を過ぎてから漢検準1級に挑戦したのも決して遅くはなかったと思います。
早期教育をする子どもたちも多いそうですが、小さいうちに将来を決めてしまうのではなく、習い事や博物館巡り、キャンプ、読書、遊びなどなどいろいろな経験をしてゆっくり学ぶのもアリかなと思います。今では80歳以上生きるのも珍しくありませんし、焦らなくてもいいかもしれません。


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