巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

舞鶴市 松尾寺の巨樹

2011-01-29 | 京都府

西国三十三ヶ所霊場の第二十九番札所の松尾寺は唯一馬頭観世音を本尊としていて、農耕、牛馬畜産、車馬交通 、競馬に係わる人達から広く信仰を集めている。

金剛院を後にして国道27号線を約2km程東進、松尾寺の大きな看板どおりに左折、農道、林道に近い県道564を5分も走ると松尾寺の駐車場につく。

 中国から渡来した威光上人が修行中に馬頭観音像を感得し、慶雲5年(708年)に庵を起し、観音像を安置したのが松尾寺の始とされている。

以後、元明天皇(707~715年)は藤原武智麻呂に命じ、本堂を建立、馬頭観音を刻ませ、信仰を集め大寺になったと言うが、織田信長の兵火により全焼、後、復興されたと言う名刹です。

仁王門を潜って本堂への石段登ると先ず始めに迎えてくれるのが石段上段右脇に聳えるモミの巨木。

目通り4.33m、樹齢は不明ですが傷みも無くまだまだ若そう。

此処での一番の目的はこの公孫樹。

石段を上がって右手に進むと「鐘楼」があり、その裏手この公孫樹が立っている。

威厳と風格を感じるがかなりの老体、鳥羽天皇の手植とされる公孫樹で樹齢約900年とされているが其処までは・・・・・。

目通り約5.4m、主幹は途中で欠損二本の大枝がそれに取り変わっている。

やっぱり寄る年波かハツラツサは感じられない。

鐘楼奥には鎮守社の六社神社が有ってその脇に葉過ぎの巨木が聳えている。

目通り6.2m、やっぱり主幹は欠損、三股の大枝がそれにとって変わっている。

駐車場脇にはタブの大木

目通り約5.5m余り目立たない。

撮影2008.10.18



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