名阪国道を天理方面から伊賀方面に走り神野口ICで降り、旧25号線で更に伊賀方面に進むと山添村の名の通り、山沿いに鄙びた長閑な集落が転々と散在する。
途中名阪の下を潜り10分程も走ると山間に菅生の集落が広く拓けて、右手集落入り口の辻と思しきあたりにこの巨杉が孤立している。
一見単木の根元から大きく枝分れしてるかの様に見えるこの巨杉は四本の合着杉であると云う。
この巨杉はその根元に有る湧水池の背面に植栽された五本のうちの四本が大きく育ち合着したもので目通りは凡そ10m、樹高26mとされています。
正面から見ると女性器を想像させちょっとグロテスク・・・、注連縄も掛けられそれなりの信仰も有るのだろう??
山添村の天然記念物にも指定され、樹齢は約400年。
その昔は街道の水のみ場として先を急ぐ旅人の大きな木陰となって数少ない目標物だったに違いない。
撮影2009.2.8