京都の北端、天の橋立、宮津湾を基点として日本海に突き出す丹後半島、その中程にある京丹後市峰山町にあるシイの巨古木。
京丹後市峰山支庁舎付近依り府道663号線で北上すること約3km、橋木公民館への辻で右折、そのまま道成に進めば、集落を抜け縁城寺へと突き当たる。
山懐の寺は縁城寺と言う丹後きっての名古刹、養老元年(717)、天竺僧「善無畏三蔵(ぜんむいさんぞう)」が千手観音像を安置し開闢。
そんな山内には「京都の自然二百選」に選ばれたシイの古巨木が群生している。
参道右手、土手上に主幹をうねらせながら大空を目指すシイの大木。
樹襞や樹瘤が複雑に絡み有って、シイの古木独特の樹容を呈し、目通り5.1m、樹高17m・・・、巨古木としてはちょっと物足りない気もするが・・・・・
築地塀脇にもこんな1本・・・・、これも中々どっしりして居ます。
なぜか?本堂前の廻縁には古色豊かな仁王像・・・・・、結構立派な仁王門が在ったのだろうか???
名古刹も度重なる天災人災には勝てなかったのだろう。
撮影2010.5.29