前回紹介の水神社より、前の国道386号線で東へ約1.5km、志波宝満宮参道入口に君臨する巨楠です。
志波宝満宮の鎮座する杷木志波は筑後川右岸に建ち並ぶ古い集落、背後の丘陵上に「志波宝満宮」が鎮座してりますが、社叢全体が暖地性樹木の杜として、福岡県の天然記念物に指定されています。
背後すぐそこに筑後川が見える在所道、志波宝満宮の石鳥居と境内への登り石段・・・その左手、なだらかな斜面原に巨大で異様な巨楠が聳えて居る。
この巨楠は連理らしいのですが石段側からでは全くそれと気づかない。
ゴツゴツした巨大な主幹にはしめ縄が巻きつけられ、神木で有る事を窺わせる。
巨楠上部に回り込むとこの通り主幹の中心部が大きく抉れて異様な姿を晒しています。
この抉れた部分は、右側の主幹の半身が焼け爛れ左手楠が寄り添うように合体して居るらしい・・・・。
誰の目にも大きい洞を持つ一本の巨楠に見えるのだが・・・
洞の根元を見てみると、中心部に腐朽の痕が無く・・・連理なのかなあと頷け無くはない。
樹齢450年以上、目通り9.8m、根回り15.3m、樹高20m。
これだけ巨楠ばかりを見せ付けられると驚きが無くなってしまう、ああ、こんなもんかと・・・・・・。
撮影2011.12.16