巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

一言主神社の乳銀杏。

2006-06-20 | 奈良県

 

奈良県御所市にある葛城一言主神社は「いちごんさん」とも呼ばれ、全国各地の一言主大神を祭神とする神社の総本社です。

神社の歴史は古く、神話時代にさかのぼり、古事記や日本書紀、今昔物語にも登場する一言主大神が祭神で、どのような願い事でも一言だけ聞いてくれる神様です。

また、大和朝廷が制圧する前のその地方の支配者、鴨・葛城氏の氏神と言われています。

大和朝廷は奈良へ侵略してきてこの葛城氏を制圧、大和政権を樹立したという。

御神木でもある大イチョウは樹齢1200年という古木で、幹周/3.85m、樹高/25m、「乳イチョウ」と呼ばれ、健康な子供を授かり、母乳が良く出るようにと子供を思う親の信仰を集めています。

「乳(にゅう)」とはイチョウの古木にできる気根(きこん)のことで、写真のように巨大な幹から奇妙なリアルさで、垂れ下がっている。

 

僕がここを、訪れたのは5月の初旬、この老大木はそれでも若葉にいっぱいの花を咲かせていて、

樹勢は、ますます盛んに見えた。

秋の黄葉のころにはさぞかし見事であろうと思った。

是非ともその頃に再び訪れてみたい巨樹です。

 

撮影2006.5.3

場所はここ

 



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