鳥取や島根の山陰地方には椎の巨木が 多いように感じるのは僕だけだろうか??。
京都舞鶴湾の半島で最近になって、島根や鳥取の巨椎を抜く巨大な椎が発見されたがそれまではこちらの志多備神社の大椎と伯耆の大椎がともに椎の巨木日本一だとされていました。
もう一本この島根県に椎の巨木が有ると言うので訪ねてきたのは雲南市加茂町南加茂、貴船神社境内と地続きの奥斜面に有る椎の木。
此処雲南加茂町は云わずと知れた出雲神話の土地、ヤマタノオロチの伝説で知られる斐伊川が流れ、銅鐸で有名な加茂岩倉遺跡など多くの遺跡が有り神々のふるさととでもいえる土地柄です。
斐伊川の支流、赤川の西岸に広がる田園地帯の奥小高い斜面に貴船神社は鎮座していて元暦年間(1180~1185)に京都の貴船大明神を勧請したものだそうです。
神社左手の山道を登っていくと公園化していてほぼ台地の端っこにこの巨椎が一本聳えている。
京都の貴船大明神を勧請志多弧おろから既にこの樹は存在していたようで、樹齢800年以上、目通り8.4m、樹高約16mとなっていて、島根県の天然記念物に指定されています。
確かに巨木で迫力も有るのですが、見た目にそれほど巨大に感じないのは均整が取れすぎて、ちょっとスマートに見えるからなのかも??
でも椎の巨木、古木の割には痛みが少ないように感じました。
撮影2008.9.22