粉河寺は紀南地方きっての古刹で、現在でも西国33箇所観音霊場として広くその名は知れ渡っている。
そんな粉河寺の大門左脇にともすると見逃してしまいそうに小さな旧粉河村の産土神で大神社と称する社がある。
小さな境内の小さな社脇にちょっと下膨れなクスの巨樹が腰をすえている。
まるで岩の塊のような根元を持つこのクスは神社の神木とされていて、樹齢1000年余、胴回り15m、樹高25mと表示されています。
どうしてこのような異形になるのだろうか??地盤が硬くて根が変形しているのか樹瘤が巨大になってこういう樹姿になっているのだろうか??
狭い境内を多い尽くすように広がった樹冠は若々しく、主幹にも大きな傷跡や洞も無く1000年以上も生き続けて来たとは思えないほどの生命力です。
根元の樹瘤には若木が芽吹いて居て、まだまだ若々しい活力いっぱいのクスの巨樹です。
撮影2008.3.22