この地に到着するのには正直かなり道に迷いました。
それほど有名な巨木でもないので僕のバカナビでは「川合のムクノキ」などと入力しても連れて行ってくれるわけもありません。
凡その勘で川合町を木曽川岸まで突き切り、河岸道路を何度も行ったり来たりしてやっとこのムクノキに出会うことが出来ました。
ここはその地名でも解るように木曽川と飛騨川の合流点で、川幅も広く昔は渡しの目印にもなっていたようです。
悠々と流れる?(下流にダムが有るので殆ど流れはないようですが)木曽川河岸にたたずむムクノキの巨木は何かしら懐かしい映画の1コマを見ているようです。
ムクノキは美濃加茂市の木として指定されており「川合のムクノキ」は市内で一番の巨木、樹齢約800年、樹高約20メートル、周囲約7.8メートル、
根元から5~6メートルは殆ど空洞になっていますが樹盛も良く元気そうです。
案内板によるとムクノキとエノキの合体木だそうですが、良く見ると確かに木肌の違うのが良くわかります。
住宅地と河岸に挟まれた狭い道路わきにあって訪れるのにはかなり苦労をしますが、この景色を目の前にすると何かしらのんびりした気分に成れることは請け合いです。
昭和45年岐阜県指定天然記念物。
撮影2008.10.4