YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

Kindle(キンドル)使用レポート

2011-06-30 12:32:22 | 雑記
取り敢えず、Kindle(キンドル)を買ってみるか」という事で、届いた日に、最近出版されたばかりのリベラル批判の本を2冊買って、何とか一冊は読み終わったので、簡単な使用レポート。

読み終わった本は、"The Secret Knowledge: On the Dismantling of American Culture" 、これから読むのは、"Demonic: How the Liberal Mob Is Endangering America"。どちらもリベラル批判なので、評価が、星一つと星5つにきっぱり分かれているところが、微笑ましい。

"The Secret Knowledge: On the Dismantling of American Culture" は、元々リベラルだった脚本家が、保守に目覚めて、リベラルの偽善を暴いている。内容的には、去年からよく読んだオバマ批判本とダブっているので、流し読んだ感じである。特に、これといって真新しい見解があるわけでは無い。

肝心のキンドルであるが、期間限定のスペシャル価格と思い込んでいたら、オフの時に、広告がスクリーンセーバー(?)として出てくるスペシャルなので安くなっていた。オンのときは、関係ないので気にならないが、化粧品の広告の時などは、空港などではちょっと恥ずかしい。

英英辞書を購入しようかと考えていたが、Oxford の辞書がふたつ入っており、改めて購入の必要はなかった。分からない単語が出てきたときにカーソルをその単語の頭に持っていくと、出てくるので、便利である。勿論、単独の辞書としても使える。

初めて触った時は、大きくて、重い印象だったが、使ってみると程よいサイズである。ページをめくるボタンも両脇にあり、便利だ。ページをめくる行為が、片手でも簡単に出来る。普通に読んでいるときはもとより、空港のセキュリティーで並んでいる片手の時などには、重宝する。iPad だと電子書籍ディバイスとしては、大きすぎて重過ぎるだろう。本を読むという行為は、物理的な本であれ、電子書籍であれ、別格な行為なのだろう。(コンピューターも許し難い)

ページをめくる億劫さがなくなり、速読にも適している。本体サイズがペーパーバックと同じで、画面が少し小さいなるので、一目でページ全体を即座に見渡せるので、次々とページをめくる事が出来る。

Menu ボタンで、目次や各章の始めに飛んでいけるのも良い。ブックマークをしなくても、オフにした時の読み掛けのページに自動的に戻るのも便利。

Note, Highlight, Mark 等の機能を使うかは、不明。慣れないせいもあるが、今一な感じがある。単なる書評ではなく、リサーチなどに使うようになると、必然的に使わざるを得ない可能性も出てくるだろう。元々、本に書き込みとかしないたちなので、その影響もある。でも、不思議とどこに何が書いてあったかは、ほとんど覚えている。

ダウンロードはあっという間だったし、セッティングもそのままなのだが、E Ink Pearl technology の画面は素晴らしく、非常に読み易い。充電も未だ最初の一回だけで、4分の1くらいしか消費していない。

何冊もの本を並行して、バラバラに読んだりする読書癖があるので、今後本が増えるに付け便利さを飛躍的に感じられるような予感がある。英語版でもこれだけ重宝するので、日本語版が出た日には止まらなくなりそうだ。

久しぶりに良い買い物をした気がする。