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本邦初公開 醜い口腔全体のレントゲン写真

2010-12-17 10:55:00 | 歯のはなし(治療日記)


送ってもらったファイルがちょっと小さいのですが、正面から見た私の歯のレントゲン写真です。右上(写真では左上)のブリッジの前歯側のポストが2本になっているのが分かると思います。写真では左側のポストの先っちょが化膿しており、今回の騒動となっています。(現状の説明はこちら

専門歯科医に2回、掛かり付けの歯医者さんに歯形取り(インプラントでのブリッジまでのテンポラリーのスナップブリッジ製作用)と足繁く通っております。専門歯科医の2回目は治療プランの説明でした。

治療プランの概要は次の通りです。(自分の歯の説明なので、写真では左右逆)

専門医の治療プランですが、右側のブリッジの一番左の歯は残す。ブリッジを一本目と2本目の間で切り分け、一本目はブリッジをクラウンを被せた風にす残す。残りのブリッジは取り除き、ポストになっている歯は2本とも抜いて、同時にソケットグラフティング(抜歯した所にインプラントの雌ネジ(ソケット)を埋め込みギャップを人口骨で埋める)をする。結果的に入れ歯ではなく、インプラントによるスパンの短いブリッジになる。

写真でも分かる通り、上の奥歯に呼応する下の奥歯が無いので、奥歯を抜いた所ではなく、少し前歯よりにソケットを埋め込むのだと思う。前歯の強制についてはまだ決定していないようで専門歯科医から電話連絡が来る事になっている。(掛かり付けの歯医者はどのようにするのか疑問を持っていた)

左側のブリッジはそのままだと言われたが、もし矯正をすると新調の可能性が高い。


下記は Chee さんのために Treatment Plan 原文の大サービス。

Surgery…Phase 1) 2 ½ hours
Periodontal scaling and root planing Lower Right / Left sides
Extraction of teeth # 2 and # 6
Socket grafts #2 and # 6
Crown lengthening # 7 and Upper Left (歯茎の健康を守るために、歯茎を少し切るらしい)
Total $3799
Estimated insurance / adjustments $ 1097
Patient responsibility $2702

2 weeks later… Suture removal / Post healing check

4 – 6 weeks later… January 2011 Insurance renewal
Post surgical cleaning
Total $185
Estimated insurance $129.50
Patient responsibility $55.50

Surgery,,, Phase 2) 1 ½ hours
Implant placement # 2 and # 6
X ray
Oral sedation
Total $ 3545
Estimated insurance / adjustments $31
Patient responsibility $3514

2 weeks later… Suture removal / Post op healing check

3 months after Implants are placed… Pre restorative / Locator case
Evaluation with Dr. Wolf
X ray
Total $96
Estimated insurance / adjustments $81
Patient responsibility $15

3 months after case is finished… Post restorative
Evaluation with Dr. Wolf
X ray
Total $96
Estimated insurance / adjustments $0
Patient responsibility $96


治療費合計は $7,721、保険負担(歯科保険だけでなく、医療保険でのカバー分もある)が $1,338.5。
なんと、自己負担は $6.382.50

これには、ブリッジのコストは入っていないので、1本 $780 で最低でも4本分なので計 $3,120 の追加分があり1万ドルコースである。(左のブリッジを新調するとなると、更にプラス$3,120)ブリッジを切り離して残した所も、結局新しいクラウンになると思うのでもう1本追加はほぼ確実。(早速、来年の税金の控除となる医療費のフレックススペンディングへの積み立てを年間最大の $5,000に変更した)

抜歯とソケットグラフティングする日は2時間半掛かるとの事、全身麻酔(笑気ガス?)なので帰りは自分で運転出来ないので運転手が必要と言われた。

年末年始の日本帰国と1月にメキシコ出張が入っているので、抜歯は1月14日の予定。もし、それまでに化膿した所が腫れたり、痛みが出るのに備えて、ペニシリンと痛み止めの処方箋を書いてもらった。(購入済み、日本へのメキシコへも持参予定)

I can't wait for the start of the treatment!!

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8 コメント

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Unknown (Chee)
2010-12-18 05:39:11
詳しい内容ありがとうございます!
大変でしょうけれど、頑張ってくださいね。
1万ドルも10年で割れば、年間$1000、1ヶ月なら$100以下って私は考えるようにしています。^^;
グラフティングは私もやりましたよ~。

日本でもだいぶ歯医者は進化してきています。
面白いのは、アメリカ的な治療をするところと、予防歯科とレーザーで、できるだけ抜かない削らない方針の治療をするところに2分化してきています。

私は今回後者を選びました。
幸い虫歯はなかったのですが、なんとなくあたると痛いところがあり、他の歯医者(アメリカ的な方)では、詰めてあるところをとりのぞいてルートキャナルしてクラウンにすると言われていたのに、新しいところでは、かみ合わせの問題と言われ、ちょちょいと直してくれました。2週間で痛みはなくなりました。
歯の捻挫みたいなもんだよ、と言われました。
ここではなんと取り外し式の矯正ができるので、ついでにやることにしました。
上の歯だけなんですけれど、検査が3万円で矯正金具が6万円で半年から1年で治るそうです。
もう1つの歯医者では、奥歯にインプラントを2つ(80万円)入れろと言われていたのですが、ここでは左右の噛む力や身体全体の姿勢を測定して、噛み合わせを直せば必要ないという判断でした。(私はなんと歯が少ない側で強く噛んでいるらしいです。)なんとなく東洋医学的です。
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アメリカ的な治療? (YS Journal)
2010-12-18 13:30:19
Cheeさん
良くも悪くもアメリカ式しか無さそうなので、取り敢えず、この2人の歯医者さんを信じてみます。友人にセカンドオピニオンを勧められましたが、ここ10年位通っている歯医者さんが、今までで一番上手なので、不安はありません。

上の歯の矯正(といっても前歯2本だけですが)難しいと言ってたので、どうなる事やら。来週月曜日に矯正するプランと手術日を最終決定する予定です。

ご声援ありがとうございます。
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1万ドルコース (ChicagoKoi)
2010-12-19 05:13:27
それだけ盛り沢山の治療をして1万ドルなら、それほど高くないと思いますよ。私は比較的は丈夫(Knock on wood!)ですが、2-3年前にクラウンが2本のうちの1本の神経が寿命になりとても痛かったけど、クラウンに穴を開けてそれはまた丁寧な仕事でしたがRootCanalをしてもらいました。それだけで$1800しましたから。。。

歯の保険はもってませんが、一年に2回ここ25年程、Religiouslyに通ってCleaningやX-RAYをしてもらってます。これだけで費用は年間夫婦で$1000位だから、これが当方の歯の保険だと考えるようにしてます。

では治療は大変そうですが頑張ってください。




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Unknown (YS Journal)
2010-12-19 07:17:15
ChicagoKoiさん
勇気づけられるお言葉ありがとうございます。

私も、ブリッジのポストになっている歯の神経がダメになり、ブリッジをやり直すと高いので、穴開けてやってもらった事があります。

下のインプラントを入れた15年程前からクリーニングにはキチンと言っており、虫歯は皆無なのですが、噛み合わせの悪い事で、ドンドンダメになってきております。

一万ドルは安いという励ましの言葉をお二人から頂き、少し木がらくいなっております。
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ドイツでの治療 (ドイツ特派員)
2010-12-19 20:44:42
ysjournalさん、

今を遡ること約15年前、ドイツで抜歯を行ないました。正直、会社で保険に入っていましたので自己負担はありませんでしたが、治療としてはもうさっさと抜歯、という感じでした。どうも、「治療で痛い思いをして長引かせるのは良くない」という思想だそうです。麻酔量を測るために別の医者に心電図を取りに行き、「どんな手術をされるのですか?」「いえ、歯を抜くんですけど」「ぷっ」という会話をされた恥ずかしい思い出もあります。

私の場合は、何しろ嘔吐神経がえらく敏感で、まともに治療が出来ないと判断した医者が、「あんたね、もう全身麻酔で抜いてもらいなさい」とあいなりました。ドイツの場合、歯科・口腔外科・麻酔科と分かれているので、それぞれから請求が来る形だったと思います。

翻って日本で抜歯したのですが、歯科医から物凄く申し訳なさそうに、「まことに残念ですが、この歯は諦めてもらうしかなさそうですね」と説明、それでも暫くは治療していました。まあ性器でも取られるのならまだしも、そこまで言われなくてもな、とドイツとの違いを感じておりました。

ちなみに、日本の場合は抜歯をぎりぎりまでしないため、抜歯した歯が不足していて、歯科医の研修に使える歯が親知らずしかなくて困っている、という話を聞いた事があります。
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嘔吐神経 (YS Journal)
2010-12-20 00:02:43
ドイツ特派員さん
「嘔吐神経」って、なんですか?歯の事よりそっちが気になります。

アメリカは変な治療したら訴えられるので、とにかく抜くという事を聞いた事がありますが、私の歯医者はとにかく自分の歯が一番なので出来るだけ持たす方針です。そんな彼が諦めて専門医を紹介してくれた次第です。

今ブリッジになっている所、抜歯した歯はくれました。少し乾いたら簡単に半分に割れたので、自分で歯の断面を見る事が出来ました。リートキャネルの治療後等、面白かった覚えがあります。その後捨ててしましましたけど。
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My dentist (ChicagoKoi)
2010-12-20 00:21:41
私の25年も通い続けている歯医者のハイジニストは仕事が大変な割りに収入が少ないのが原因なんでしょうか、 3-4年で入れ替わります。 余り長くつづかない仕事のようです。今の女性は少々肉付きがよくて、私の歯をガリガリやりながら胸を押しつけてくるので本当に困っってます。
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羨ましい!! (YS Journal)
2010-12-20 00:40:26
ChicagoKoiさん
夏場は汗ばみそうですが、今の季節はほっこり快適かと。なぜ横になっているのか勘違いにご注意。
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