YS Journal アメリカからの雑感

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Schedule C

2011-07-09 05:49:22 | 概念的ビジネスプラン
こんな状況なので、昔から考えていた E-Commerce Business も細々と始めてみようと考えている。(具体的なプランは、別エントリーで)

踏ん切りがつかない時は、最初から会社(LLC とか)にしなくてはならないのだろうかなどと、どうでもよいくだらない事をウジウジ考えていたのだが、昔の勤務先のアメリカでの子会社設立などでお世話になり、個人の税金もずっとやってもらっている会計士に、取り敢えず電話してみた。

まず、彼の最初の質問は、訴えられる可能性があるかどうか、であった。簡単にビジネスを説明し、その可能性が極端に低い事を理解してもらい、味見程度の小規模でやると伝えたら、会社設立などしなくてよい、とのご託宣であった。

ビジネス用として、個人名義で銀行口座を1つ作るだけでよいとの事である。会社とかビジネスの名前のチェックじゃなかったりするが、支払いの大半が、クレジットカードだったりするし、確かに、手形ではないので、受け取るほうも気にしないだろう。口座を作る際に、ビジネス用だと言うといろいろうるさい事を言われる可能性があるので、個人口座という事で、さりげなくやれと言うアドバイスを頂いた。(これは、既に経験済みで、ビジネス用といったら、税金 ID (登録番号)がいると言われた)後は、この口座で、お金の出し入れをキチンとしておくだけでよいとの事。

税金ついては、Schedule C で処理するとの事。損益だけの記録をする書類である。

儲けが出るようになったら、FICA taxes (Social Security & Medicare) を払わなくてはならないが、もし、そんな事が早々に実現出来たら、 喜んでお支払いさせて頂くし、会社もキチンと登記しようではないか!

最初は売上げがどうなるかわからないので、経費ばかりで赤字になり、税金の控除額が増えるのではないかと思う。ここからが肝心なのだが、仕事に使う備品(コンピューターや携帯)が経費にする事が出来る。ビジネスしなくても普通に使う様なものも計上出来るそうだ。インターネットの接続費だとか、いろいろ考えられる。

で、当然、ビジネスをしていないのに悪用する人も出てくる。控除額を増やす為に、考えられる限りのものを経費として Schedule C に計上するのだ。なので、Schedule C を使ったら、IRS(税務署)から監査が入ると言う噂もあるが、確立は100分の1程度だそうだ。もし、商売の実態がなければ、Hobby (趣味)と見なされ、Schedule C としての赤字分(控除分)が否定される。但し、目を付けられるまでには、3-5年掛かると言うことなので、暫く心配する必要はなさそうだ。

早速来週は銀行口座を1つ作ってこよう。