経済学者としてのポール・クルーグマンは、優れた仮説とそれを証明するモデルを作る事でノーベル経済学賞をとっている。が、政治ばかりか経済政策においては、リベラル思想に囚われているせいか、コラム、本、テレビインタビューなどでも素人議論の域を出ていないような気がしてたので、比較的歴史も浅いノーベル経済学賞の絶対的な権威に少し疑問を抱いていた。
で、今年のノーベル経済学賞は、「なぜ求人が十分にある場合でも多くの人が失業するのか、規制や経済政策は失業や求人、賃金にどんな影響を与えているのかなどを調べ、失業手当が高すぎると、かえって失業率を高くし、失業状態を長引かせてしまうことなどを解明した」と言う事を、モデルを作って証明した3人に与えられた。仮定についてはビックリするようなものではないので、今一ピンとこない。
Frictions(取引上で摩擦を起こすもの?)、上の例では、規制、失業保険を Frictions と考えて、就業機会が充分にあるのに失業率を押し上げる事を証明している。Frictions の概念を上手くモデル化をしたことで、いろんな取引、それは結婚(離婚)問題とかにも応用出来る様になった功績が偉大なのだろう。
数学の弱い私のとって、最近の経済学は数学の要素が強すぎて、全然付いていけないが、概念、仮説については、もっともだと言うことが多いような気がする。(健全な経済的仮説は、大体、あたっていると言う事だろう。)
失業率のことは、日本で失われた20年の中を経て、最近論じられてきた事ではないだろうか?それとも、今回の研究の影響で、論じられる様になったのだろうか?現象観察の結論としては、世界的に認めらないということの証明であろうか?
モデル化、定量化されなくても、Frictions の概念自体は、常識的な範囲で考え付くし、ストーリーとして説明も出来るものであろう。モデル化、定量化した事で、一般的に使えると言う事なのだろうが、πの計算を延々続けていることの重要な意味を見出すと言った類に思えて仕方が無い。
受賞者の1人(Peter Diamond)は、FRB(米連邦準備制度理事会)の理事の承認が、上院で滞っているらしいが、上院議員の1人は、ノーベル賞と理事の適正は一緒ではないとのコメントしている。
同じノーベル賞仲間のオバマ大統領は、出来るだけ早くの理事承認を望んでいるが、皮肉な事に、彼の研究成果こそが、民主党、オバマ政権の雇用促進政策が間違っていることを証明している。(Remember this!?)
ポール・クルーグマンは、訳の分からない事(経済より政策的に)を言って、超リベラルなオバマにさえ嫌われて政権に参加出来なかったが、Peter Diamond には、理事になって頂いて、オバマ政権との Frictions を恐れず、雇用促進を妨げる Frictions をなくす方向で奮闘する事に期待したい。
で、今年のノーベル経済学賞は、「なぜ求人が十分にある場合でも多くの人が失業するのか、規制や経済政策は失業や求人、賃金にどんな影響を与えているのかなどを調べ、失業手当が高すぎると、かえって失業率を高くし、失業状態を長引かせてしまうことなどを解明した」と言う事を、モデルを作って証明した3人に与えられた。仮定についてはビックリするようなものではないので、今一ピンとこない。
Frictions(取引上で摩擦を起こすもの?)、上の例では、規制、失業保険を Frictions と考えて、就業機会が充分にあるのに失業率を押し上げる事を証明している。Frictions の概念を上手くモデル化をしたことで、いろんな取引、それは結婚(離婚)問題とかにも応用出来る様になった功績が偉大なのだろう。
数学の弱い私のとって、最近の経済学は数学の要素が強すぎて、全然付いていけないが、概念、仮説については、もっともだと言うことが多いような気がする。(健全な経済的仮説は、大体、あたっていると言う事だろう。)
失業率のことは、日本で失われた20年の中を経て、最近論じられてきた事ではないだろうか?それとも、今回の研究の影響で、論じられる様になったのだろうか?現象観察の結論としては、世界的に認めらないということの証明であろうか?
モデル化、定量化されなくても、Frictions の概念自体は、常識的な範囲で考え付くし、ストーリーとして説明も出来るものであろう。モデル化、定量化した事で、一般的に使えると言う事なのだろうが、πの計算を延々続けていることの重要な意味を見出すと言った類に思えて仕方が無い。
受賞者の1人(Peter Diamond)は、FRB(米連邦準備制度理事会)の理事の承認が、上院で滞っているらしいが、上院議員の1人は、ノーベル賞と理事の適正は一緒ではないとのコメントしている。
同じノーベル賞仲間のオバマ大統領は、出来るだけ早くの理事承認を望んでいるが、皮肉な事に、彼の研究成果こそが、民主党、オバマ政権の雇用促進政策が間違っていることを証明している。(Remember this!?)
ポール・クルーグマンは、訳の分からない事(経済より政策的に)を言って、超リベラルなオバマにさえ嫌われて政権に参加出来なかったが、Peter Diamond には、理事になって頂いて、オバマ政権との Frictions を恐れず、雇用促進を妨げる Frictions をなくす方向で奮闘する事に期待したい。