行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

コゲラとユズリハの実

2023-01-29 20:00:53 | 鳥と植物
12月21日、
望遠ズームを抱えて、
自宅近くの稲城中央公園に。


2022年も残り10日、
そして、朝晩の寒さが厳しくなってきました。
公園の黒土に霜柱ができていました。


霜柱のすぐ横にユズリハの木が実をぶら下げていました。
ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木、
暖地の山地や広葉樹林内に自生しますが、
庭木としてもよく利用されます。


新しい葉が出てくると古い前年の葉が
譲るように落葉していくことがユズリハの名の由来だそうです。
これが親が子に引き継ぎ、家が代々続いていくことを連想させることから、
縁起木とされ、正月の鏡餅飾りや庭木に使われます。
果実は長さ8〜9mmの卵状楕円形の核果で、11〜12月に藍黒色に熟します。


稲城中央公園、数年前までは小鳥、冬鳥がもっと多く見られたのですが、
年々少なくなっているように感じます。
そして、今年は特に少ない。


それでも、林の中からコツコツと音が聞こえてきました。
そのあたりを探すとコナラの幹を突くコゲラがいました。


コゲラ(小啄木鳥)、
全長15 cmほど、スズメと同じくらいの大きさのキツツキです。
羽色は灰褐色と白のまだら模様、
日本に生息するキツツキとしては最も小型です。


頭を勢いよく振って木を突くコゲラ、
頭部がぶれて写ることが多くなります。
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松の木とカワセミ

2023-01-04 20:00:13 | 鳥と植物
毎年のことですが、
世界が日本がそして個人がいろいろと問題をかかえながらも、
なにごともなかったように、年が替わっていきます。
2023年も無事に始まりました。
今年最初の投稿は、少しは正月らしくと「松の木とカワセミ」を選択。
齢を重ね、足腰の衰えと認知症が意識されます。
その予防少しでもなればと、
今年も写真散歩とブログ投稿を継続していきたいと考えています。


2022年11月下旬の薬師池公園。
池縁の松の木にカワセミがとまりました。


松の枝ぶりもよく、
そして幸せの青い鳥。
今年の年賀状の写真に使いました。


そのカワセミ、
池の石垣に下りて来ました。


カワセミ、特に背の水色が美しいのです。


日当りの石垣にカワセミの姿を見つけました。
風景から鳥撮りへ、
いそいで、標準ズームから望遠ズーム(150~600mm)にレンズ交換して撮影、
しかし、SSは1/80のままでした。
それでも、そんなに大きくぶれていません。
最近のレンズの手振れ補正効果に感心されます。


真っ赤なカエデ落葉と薄緑色の苔そして青色のカワセミ、
低速シャッターのせいか、池の水もいい具合に写っています。
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薬師池公園西園にて

2022-12-29 20:00:41 | 鳥と植物
11月10日、
薬師池公園から西園へ足を伸ばして見ました。


薬師池公園の薬師堂を抜け、
さらに階段を上ると尾根道に出ます。
その下が西園の農園、春から夏には菜の花や蕎麦の花がありました。
秋はコスモス、11月中ごろになりましたがまだきれいに咲いていました。


農園から雑木林の林縁道を上ると、展望広場。
その広場から雑木林を眺めると、オギとススキが近くに並んでいました。
秋から冬、白い穂が目を引き、よく似ている両者です。
株立ちするのがススキで、株のようにかたまらずに茎が間を開けて生えるのがオギ、
上写真では左手前でまだ葉に緑色が残っているのがススキで、
真ん中に群生し、葉が枯れ色なのがオギです。


展望広場から農園までの道は
日当たりがよく大型草本が多く生えています。
夏はカナムグラやタケニグサがたくさんありましたが、
11月はセイタカアワダチソウの黄色がよく目立ちました。


展望広場の端に、大きなマユミの木がたくさんの実をつけていました。
樹高が8mほどあり、マユミにしてはかなりの大木です。
木の横の札に「これ以上大きなマユミの木を見たら教えてください」と書かれていました 。


午後3時前、南西の空に暗雲が出て、日をさえぎりました。
そして暗雲の上には鱗雲、展望広場からおもしろい雲景色が展望できました。


雲を写していると、すぐ近くにモズの鳴き声、
声を頼りに探して見ると、
枯れ葉だけとなった木の天辺でモズが高鳴き。
腹部の鱗模様から雌モズです。


望遠ズームに換え、逆光を避け、背景を東の空にして写してみました。
おもしろいことに東の空は雲一つない青空でした。

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春のジョウビタキと公園風景

2022-04-06 20:00:06 | 鳥と植物
暖かい春の日となった3月23日の上谷戸親水公園にて。


すっかり暖かくなり、
いろいろな花が咲き出した公園のテーブルにジョウビタキの雄、
そろそろ故郷の北の国に帰る時期です。


麦畑の麦も成長し、きれいな緑色。
その緑を見てか、遠い故郷を想うかのような表情のジョウビタキです。


動かずにとまっているので、さらに近づいて見ました。
冬の間、楽しませてくれたジョウビタキですが、
今年最後の出会いになると思われます。


その麦畑の横で桜を眺めてお弁当。
公園に植えられた何本かのコヒガンザクラが満開です。


一本のコヒガンザクラが逆光に輝いていました。
コヒガンザクラはエドヒガンとマメザクラの交雑種、
早咲きで彼岸ごろに花が咲き始めます。


同じ日、同じ場所、
わずかに花が残ったカワヅサクラの下のアジサイへの
「可愛いいたずら」を写しました。
近くで4,5人の小学生の女の子が楽しそうに遊んでいました。
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散歩道の梅の花

2022-03-19 20:00:13 | 鳥と植物
3月初中旬の散歩道、
目をひかれ、またなにげなく写した梅の花を。


公園の山道、
幹から出た小枝の白梅が絡み合っていました。


梅は木全体を見映えよく写すのはけっこう難しい。
どうしても見かけのよい花部分を切り取りって写すことになります。


紅い萼片と長い蕊が魅力の白梅です。


梅にウグイスではなく、梅にメジロ。
今年はメジロが少なく、
梅メジロもこの一点だけ。


白梅にエナガ。
エナガと梅の花の組み合わせは初めての撮影です。


庭木の紅梅、
派手に枝いっぱいに花をつけていました。


その紅梅にシジュウカラが来ました。

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ルリビタキとネコヤナギ

2022-03-01 20:00:30 | 鳥と植物
2月21日、ネコヤナギが早くも花穂を出し、
そして、そのすぐ近くに元気なルリビタキを写しました。


山の傾斜地の落枝にルリビタキの姿を発見。
残念ながら青色ではなく淡褐色の個体、
雌か若い雄です。


このルリビタキ、元気、活発に動きまわり、
やっと冬芽が膨らみ出したカエデの枝にとまってくれました。


羽に少し青みがあるようなので若い雄のような気がしますが、
雌かも知れません。
もう少し、違った角度から撮り、確認したかったのですが、
すぐに傾斜地の上の方に消えてしまいました。


ルリビタキを写した近くに、
ネコヤナギが早くも白い花穂を出していました。


ネコヤナギはヤナギ科ヤナギ属の落葉低木、
雌雄異株、雌雄ともに葉の展開に先立って前年の枝に白色の花穂をつけ、
3〜4月に花を咲かせるそうです。


一つ花穂の先端が紅色が見られます。
図鑑によると、
「雄しべの先端の葯(花粉のできるところ)ははじめは紅色」とありますので、
このネコヤナギ雄株と思われます。
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ヒヨドリとイイギリとセンダンの実

2022-01-12 20:00:21 | 鳥と植物
葉がすっかり落ちた後まで残っていたイイギリの赤い実とセンダンの黄色の果実、
12月も終わりになり、ヒヨドリがその実を啄にやってきていました。


ヤナギ科イイギリ。
雌雄異株の落葉高木、
雌株には紅い実がたくさんつき、葉がすっかり落ちた冬まで残ります。


房状に垂れ下がり残るたくさんの赤い実、
花は地味で目立ちませんが、
葉が落ちた後、枝いっぱいに残るその赤い実は花のようで美しく映ります。


12月も下旬になり、その赤い実をヒヨドリが食べに集まっていました(12/22)。
このイイギリの樹、年末に見たときすっかり実がなくなっていました。
10日ほどの間に食べ尽くされたようです。


センダン科センダン。
この樹も独特の2~3回羽状複葉である葉が落ちた後、
冬まで黄色の実が残ります。


センダンの実、
冬になりしわしわに萎びると、有毒なサポニンが少なくなるのか、
やはりヒヨドリが啄みにやってきてました(12/28)。


イイギリの実ほどおいしくはないようで、
ヒヨドリも非常食、年が明けてもセンダンの樹には実がたくさん残っていました。
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筑池のカワセミ

2021-10-27 20:00:19 | 鳥と植物
9月29日の長池公園にて。


筑池の周囲の遊歩道、
アカトンボでもいないかと歩いていると、
木々の隙間にカワセミの姿を発見。


筑池にカワセミが来ることを知っていましたが、
なにせ周囲を木々に囲まれた広い池、
こんな近くに見るのは初めて、撮影したのも初めてです。


羽色も整ったの雄の成鳥です。
気づかれたか間もなく飛び去りましたが、
薄緑色の池水を背景に、秋のカワセミが3カット撮れました。


公園の里山地区の水田、
その一部に植えられている赤米が赤い穂を垂れていました。
緑の稲葉に赤穂、色合いがきれいです。
赤米は玄米外層部の種皮層にタンニン系の赤色の色素を持つ稲、
日本全国で古くから栽培されているようです。


その赤稲穂の横にヤマトシジミのカップルを見つけました。


花が咲きはじめた小さなセイタカアワダチソウに
ツバメシジミ♀が吸蜜していました。
ヤマトシジミは11月まで、ツバメシジミは10月までいますが、
寒くなり、だんだん活動がにぶくなってきています。


草原の切り株にササキリの雌の姿。
日を受け、金属光沢の腹部が美しく銀色に輝いていました。
今年も昆虫の姿が見られるのもあとわずかとなりました。
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ヤブカンゾウとシジュウカラ幼鳥

2021-07-25 20:00:41 | 鳥と植物
6月下旬、、
田んぼの畔道にヤフカンゾウが早くも咲き始めていました。


ヤブカンゾウ(藪萱草)。
キスゲ属の多年草、ニッコウキスゲなどキスゲの仲間です。
7月近くになると、野原、河川敷、林縁などに橙色の花をつけます。


夏至が過ぎた頃、
田植えを終えた田んぼの畔にヤブカンゾウが茎をひょろりと伸ばし、
蕾のいくつかが開いていました。


枯れ花のようですが、
咲きはじめたばかりのヤブカンゾウです。


ヤブカンゾウ、
花茎は高さ0.8〜1m、直径約8cmの橙色の花を数個つけます。
有史以前に中国から帰化したと考えられている植物です。


よく似たノカンゾウは一重花ですが、
ヤブカンゾウは八重咲きです。


蕊が花弁化して八重咲きになったそうですが、
花弁化していない雄しべが残っている花もよく見られます。


緑色、夏のカエデの葉に今年生まれのシジュウカラの雛鳥が
数羽でかくれんぼをしていました。


こちらも今年生まれのシジュウカラ、
上のものより早生まれ、雛鳥というより若鳥に見えます。

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芽生えのノイバラとジョウビタキ

2021-03-04 20:00:23 | 鳥と植物
早くも新緑が芽生え始めたノイバラを
ジョウビタキ♂が行ったり来たりしていました(2/24)。


逆光の日に芽吹きのきれいなノイバラに
ジョウビタキの雄が可愛らしいポーズでとまっていました。


正面を向いて、すまし顔のジョウビタキ、
この角度からだと自慢の銀髪が真っ白に映ります。


バラ科ノイバラ、
2月下旬に早くも芽吹くようです。
そして、樹頂には赤色の果実がまだいくつか残っています。


ジョウビタキ、
この果実を目的にこの木にとまったと思われますが、
けっきょく、実を口にすることなく、
次の餌を探しに移動していきました。


上とは異なるジョウビタキ♂、
種類はわかりませんが、まだ蕾のサクラの枝にとまりました(2/28)。


背景の緑は麦の緑色、春の日に鮮やいていました。
ジョウビタキも順光の日にきれいに映っています。
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