朝起きて立山連峰の方向を見ると綺麗な朝焼けです。6時ごろには、立山連峰から朝日が昇ってきました。
今日の氷見キトキト30kmウオーキングは、7時15分迄に会場の氷見市ふれあいスポーツセンター集合。 ※注)キトキトとは、富山の方言で「新鮮」という意味。
旅館の朝食は7時からですので間に合わないのでフロントに言ったら「ます寿司」を用意してくれました。
旅館から会場まで車で約10分。会場では、平戸で一緒に歩いた車さんご夫妻、それと福岡のAさん、東京のMさんご夫妻とお会いしました。
7時半より出発式。式では本川氷見市長が挨拶をされました。本川市長は、まだ50歳前、若くてエネルギッシュな市長だと感じました。
出発式の後、バスでスタート地点の高岡市「二上山」に移動します。
二上山は、二上山(東峰)と城山(西峰)を2柱の神に見立て二神山と呼んだのが語源です。274m。晴れた日には、立山連峰、能登半島までの景観が見れるそうですが、
今日は霞がかかっており、見ることができません。
万葉歌人の大伴家持は、越中国司として高岡に赴任した時、二上山を題材に歌を詠んでいます。
二上山山頂付近は、南北朝時代に築城された「守山城址」があります。また、山頂には、世界平和を願って昭和45年に建立された「平和観音像」もあります。
8:20ウオーキング開始。参加人数は、ざっと目勘定で約150人ぐらいでしょうか?
二上山からの下りは、膝痛を持っている私には、つらいです。ゆっくり下りていきますが、どんどん追い越されていきます。
右側には、平和の鐘「大梵鐘」があります。この梵鐘、口径1,82m、重量11,25t、総高3,33mです。
高岡市の某企業は、梵鐘の国内シュア70%を占めています。約1時間で万葉歴史館まで下りてきました。
「気多(けた)神社」は、養老2年(718)僧行基が創建したと言われています。また天平年間(757~764)に越中一ノ宮として能登一ノ宮の気多大社から勧請しました。
更に先に進むと昨日行きました「雨晴海岸」です。昨日は気付かなかったのですが、雨晴海岸には、JR氷見線が通っています。JR車内からの眺めも絶景だそうです。
氷見市に入りました。しばらくはコースに沿って歩きます。写真ばかり撮っていると家内はもう先の方を歩いています。
少しスピードアップします。島尾交差点から左折。
田子「藤波神社」は、746年、越中国守大伴家持に従ってきた橘正長が家持から授けられた太刀を祭ったのが藤波神社のはじまりと伝えられています。毎年4月中旬から年5月中頃、
鳥居の上まで美しく淡い紫色の藤が咲き誇ります。大伴家持は好んで藤の美しい情景を歌に詠み、その歌碑が拝殿の裏に建てられています。
また、佐阿弥安清(さあみやすきよ)によって作られたといわれる、幻想的な謡曲「藤」の舞台になったことでも有名です。(富山観光ナビより)
石武雄神社(いわたけおじんじゃ)を過ぎると少し上りにさしかかります。このあたりで家内に追いつきました。
11:50 チェックポイントのB&G海洋センターに到着。19km地点です。ここでは豚汁の振る舞いを受け、頼んでいたお弁当を食べました。
40分ぐらい休憩して再びスタート。
柳田布尾山古墳が22km地点。柳田布尾山古墳は、地元研究者の踏査によって1998年(平成10年)に発見されました。
全長107,5mの規模を有し、前方後方墳としては全国9番目、日本海側に面する前方後方墳としては最大の規模です。
2回目のチェックポイントは、海浜植物園。
この海浜植物園あたりは、万葉集で「松田江の長浜」と呼ばれた所。越中国守大伴家持は、5年に渡る越中国守在任中(746~751)、布勢の水海遊覧や能登巡行の道すがら
波穏やかな有磯海(ありそうみ :高岡市の雨晴海岸から氷見市の海岸あたり。富山湾の一部)の彼方に遠く、立山や能登を望む松田江の長浜の景観は、万葉人の心に強く印象づけられたことでしょう。
氷見市の中心部に入りました。
朝日山公園に行く途中、「上日寺」。ここには、銀杏の大木があります。樹高36m、幹周り12m。白鳳10年(671)創建の際観音菩薩を安置した時の霊木として植えられたということですので
樹齢約1345年でしょうか?1000リットルもの実を結ぶそうです。境内には多数の銀杏が落ちていました。
氷見高校の横を通るとゴールのふれあいスポーツセンターが見えてきました。
14:00 30kmゴール久しぶりの30kmです。疲れました。
氷見キトキトウオーク1日目万葉の史跡めぐり30kmGPS
ゴール後宿舎に帰り、温泉に入り一眠りしていましたら、歩友さんからメール。
6時前の富山のローカルニュースで氷見キトキトウオークが紹介され、私が映っていたとのこと。残念です。見れなかった・・・・・・・
今夜の宿舎の夕食です。
【追記】
氷見は、寒ブリで有名ですが、このブリ、出世魚です。ところが地域によって名前が違います。
九州北部: ワカナゴ → ヤズ → ハマチ → ブリ
富山 : コツクラ → フクラギ → ガンドウ → ブリ