アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

イヌタデ

2021年10月12日 | みどりの仲間達

イヌタデが赤く色づき始め、本格的秋の到来を知ることができます。俳句歳時記にはイヌタデはありませんが、別名のsy赤飯で秋の季語となっていました。花言葉は「あなたの役に立ちたい」です。

80年に及ぶ人生を歩んできて、みんなの役に立ち、感謝されることが一番の喜びであると思います。自分も幸せになれれば、それに越したことはありませんが、自分が犠牲になっても、みんなが幸せになれば、幸せを味わえるのです。「あなたの役に立ちたい」には、そんなニュアンスが込められているように思います。

太平洋大戦末期、石油も鉄も使い果たし、劣勢に追い詰められた日本軍は、窮余の策として特攻隊攻撃を考え出し、日本の将来を担うべき多くの若い人材をも浪費してしまいました。「あなたの役に立ちたい」と喜んで敵艦に突っ込んだ若者はそんなにいなかったと思います。負け戦が決定的にもかかわらず、日本の再建に重要な若者まで犬死させてしまった軍幹部には、「あなた(国民)の役に立ちたい」という気持ちは微塵もなく、「俺の面子を立てたい」としか考えていなかったのでしょう。更に日本国を「天皇の役に立ちたい」と洗脳してしまいました。「あなたの役に立ちたい」と思っていたら、敗戦が確定した段階で降参して、犠牲を最小限に抑えられたのです。

アフガンから米軍が撤退しましたが、政情はますます混乱し、平和が訪れる兆しはありません。イスラム教にはシーア派とかスンニ派とか、派閥が多数あるようで、政治は宗教指導者が担っているようです。イスラム教には派閥ごとに「唯一神アッラー」が多数おり、それぞれが「アッラーの役に立ちたい」と考えているのでは、国はまとまりません。「あなたの役に立ちたい」と、お互いに少しづつ犠牲を負って立ち回らなければ、アフガンに平和が訪れることはないでしょう。


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