<9.12>
念願の交尾態
今年ここで撮っておかねばカトリヤンマの交尾態を撮るチャンスは当分ないと思い、3回目の栃木に行きました。
林に踏込んだ途端、交尾態が舞い上がって樹上に止まりました。この角度が精一杯ですが、念願の交尾態を撮影。
撮影中、さらに高い枝に移動しました。簡単に望む位置には止まりません。交尾はすでに終盤の様子でした。
交尾態
♂ 静止
2013.9.12 栃木県
<9.8>
撮り直し
9月初旬の鎌倉の谷です。産卵休止のミルンヤンマを撮っていると、コシボソヤンマが足下で産卵を始めました。
翅が動かないとどこにいるか分からない程、暗い場所ですが、落着きがなく数回場所を変えて飛び去りました。
約2時間後、今度は下流の橋柱で産卵。やはり落着きませんでした。同じ♀が沢の各所に出没しているようです。
前週、前々週と2回産卵を外し、終盤になって何とか撮り直しに間に合いました。最高気温は30℃。
この日は2ヵ所のポイントでスズメバチに攻撃されました。これまでになく凶暴で執拗に顔近くを飛び回ります。
何度も撮影を中断して逃げるしかありませんでした。今年はとくに神奈川で異常発生しているとのことです。
コシボソ、ミルン双方の産卵に遭遇する当たり日でしたが、スズメバチに根負けして途中で退散しました。
♀ 産卵
橋柱での産卵
♀ 静止 捕食
2013.9.8 鎌倉市
<9.8>
突如現る
8月中旬にミルンヤンマ2♂を目撃した谷、その後何度か行って探雌を一度見たきりで産卵の気配がありません。
数年ぶりに尾根の反対側の沢も探索しましたが、水流が殆どなくなっていて見られませんでした。
9月になると秋雨前線の停滞で天候不安定。天気に左右されないミルンヤンマの産卵に的を絞ることにしました。
久々に谷に行くと、到着後間もなく♀がふらふら飛び対岸の朽木に止まりました。運がよい時はこんなものです。
しかし、撮るまでは安心できません。辺りが暗く一瞬見失って焦りましたが、朽木の下にいた♀を確認しました。
遠回りして川に降り距離を詰めると沢蟹が狙っています。間一髪で飛び上がって、姿が見える枝に避難しました。
丁度、雨が降り始め、ここでしばらく雨宿りのようです。
♀ 産卵
♀ 静止 産卵休止
待つこと約40分間、雨が止んで薄日が射し、体を動かして産卵を再開しますが、元の場所には降りてきません。
産卵場所を探して上流に飛んで行くので先回りしました。約50m先で飛翔する♀を発見。多分同じ個体です。
回りを飛んでから、朽木で数分間産卵しました。再び絶妙のタイミングで現われて言うことなし。
♀ 産卵
2013.9.8 神奈川県
今年の8月の暑さは格別で、本命以外のトンボにカメラを向ける余裕がありませんでした。
コオニヤンマ
コシボソヤンマが空振りになると、コオニヤンマ以外撮るものがありません。
♂ 静止
2013.8.17 鎌倉市
2013.8.3 鎌倉市
♀ 産卵
2013.8.3 横浜市
オニヤンマ
オニヤンマは、見れば撮らないわけにはいかない存在です。
♂ 静止
2013.8.12 埼玉県
♀ 産卵
2013.8.4 真岡市
♀ 静止 産卵後の痛々しい姿
2013.8.31 横浜市
ミヤマアカネ
カトリヤンマの林に、早くも色付いたミヤマアカネがいました。
♂ 静止
ノシメトンボ
♀ 静止 捕食
2013.8.15 真岡市
<8.31>
連結の瞬間
8月中旬に満身創痍のコシボソヤンマを撮って以来、数が少ないのか巡り合わせが悪いのか産卵を目撃しません。
8月も後半になると、沢沿いに長い距離を飛んで探雌する♂が大半ですが、狭い範囲で縄張りする♂も見ます。
縄張りに♀が入り、瞬時に捕捉されるシーンを目撃しました。縺れて草叢のどこにいるのか、暗くて見えません。
勘でレンズを向けると草のなかの連結態が撮れていました。この後の行方は不明ですが、♀は逃げたようです。
連結態 ♂の頭は草のなか
♂ 飛翔
2013.8.31 横浜市
1週間前の当地の縄張り行動です。
♂ 飛翔
2013.8.24 横浜市