鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

一つ勝って弾みを付けろ

2008年08月23日 | Weblog
J1鹿島きょう名古屋戦
2008/08/23(土) 本紙朝刊 スポーツ A版 8頁
連勝で混戦脱出へ
 Jリーグ1部(J1)第22節は23、24日、各地で9試合を行う。鹿島は23日、カシマスタジアムで名古屋と対戦する。キックオフは午後6時30分。3位名古屋との勝ち点差はわずか2。直接対決を制し、連勝で混戦から抜け出したい。

 鹿島は11勝5分け5敗、勝ち点38で首位。前節は東京Vを相手に4-1で快勝。リーグ戦3試合ぶりの勝利を飾った。興梠、マルキーニョスの2トップ、途中出場の野沢、セットプレーから岩政が得点を挙げるなど取るべき人が決め、中盤の運動量も戻るなど収穫が多かった。
 対戦する名古屋はJリーグ発足以来、カシマスタジアムではリーグ戦15試合、カップ戦6試合の計21試合全敗。95-00年まで名古屋に在籍した大岩は「それだけ勝てなかったら(名古屋は)意識すると思うし、逆に鹿島にきてからは連勝が続いているのでいい緊張感がある」と話す。カシマスタジアムでの公式戦不敗記録も26試合に伸び、記録更新にも期待が掛かる。
 今節は出場停止明けの大岩、ダニーロが先発復帰する見込み。右サイドバックには、前節同様に増田が入りそうだ。増田は「前の試合でつかんだものがあるので、いい方向にいくようにしたい」と意気込む。
 名古屋はマギヌン、増川が出場停止。シンプルに攻撃してくるスタイルが浸透し、一時期の不調を乗り越え、再び浮上してきた。前回は4-0と快勝だったが、内容では「運も味方した」と新井場。本山は「ヨンセンが入ると、2列目から飛び出してくるので気をつけなくてはいけない」と警戒する。最後まで運動量と集中を保って戦いたい。


【写真説明】
2試合ぶりに先発復帰する大岩(左から2人目、右から青木、中田、石神、左は中後)=クラブハウスグラウンド


キーマン MF 小笠原満男
2008/08/23(土) 本紙朝刊 スポーツ A版 8頁
チームの完成度に自信
 攻守に支えるのが背番号40。「最近は勝ったり負けたりになっている。連勝すれば乗っていけるし、チームの波がある中でも勝っていかないといけない」と首位を守るだけでなく、連覇へ近づくためにも連勝を誓う。
 勝負の鍵は自分たちの力を出せるか。「去年、優勝した時の連勝中のように、みんなで攻めてみんなで守って、チーム全員で戦っていけば勝てる」と話すのも、チームの完成度に自信があるからこそ。このまま突っ走るつもりだ。


敗戦すれば、首位陥落である。
この試合の重要性は選手に十分伝わっておるであろう。
カシマスタジアム全勝記録などに拘らず、目の前の敵を倒すことに集中して一つ前に進みたいところ。
全員サッカーで勝利を掴むのだ。

一皮剥けた青木

2008年08月23日 | Weblog
代表帰りの青木 レベルアップに意欲
 鹿島MF青木が、23日の名古屋戦から再出発する。A代表に初招集され、20日のウルグアイ戦で先発したが、力を発揮できずに前半で交代。鹿島では昨季中盤から定位置を確保し、結果を出し続けて自信をつかんでいただけに、世界とのレベル差に受けたショックは小さくなかった。それでも「プレッシングの早さだったり、その差はJでやっているだけでは感じられない。いい意味で自信を崩された」と前向き。「今後は実際に肌で感じたことを、普段の練習から高い意識でやりたい」とさらなるレベルアップに意欲を見せた。J創設の93年以来、カシマスタジアムでは21戦全勝と相性がいい名古屋相手に、まずは進化した姿を見せつける。
[ 2008年08月23日 ]

青木、ホロ苦代表デビューも再出発誓う…鹿島
 鹿島の日本代表MF青木が23日の名古屋戦での再出発を誓った。代表デビュー戦となったウルグアイ戦(20日)で結果を残せなかったが、「世界基準を肌で感じていい意味で自信を崩された。1センチのパスのズレとかも気をつけてやる」と決意も新た。MF小野(ボーフム)から「代表では初めはうまくいかないもの」と激励も受け「鹿島で結果を残す」と意気込んだ。
(2008年8月23日06時01分 スポーツ報知)

ウルグアイ戦では不甲斐ない他の代表選手よりずっと効果的なプレイを見せておった青木剛であったが、世界との差を肌で感じ取って戻ってきた模様。
強い相手と試合できるのであれば、代表選出も悪くはない。
とはいえ、基本はアジアの国との試合であり、真剣勝負はW杯に出場するかコンフェデレーションズ杯しかないのである。
今回はコンフェデレーションズ杯に出場できないのは痛い。
トルシエもジーコも苦しみながらも結果を出してきたが、協会が推奨した監督の力ではもぎ取れなかった現実である。
サッカーにおいて監督の差は大きいが、やはり最後にものを言うのはプレイする選手のメンタルだと実感させてくれた。
ここで出場適わぬ試合に文句を言っても始まらぬ。
我等がアジアを征圧し、世界へチャレンジすれば良いだけである。
その為に一つ一つ勝利を積み重ねて行きたい。

篤人、神戸戦で復帰へ

2008年08月23日 | Weblog
「痛みなくなった」内田が練習に合流
 左腹斜筋挫傷で離脱中だった鹿島DF内田が、チーム練習に部分的に合流した。24時間態勢で行った低周波治療の効果もあり「痛みもなくなった」という。23日の名古屋戦はベンチ入りしないが、27日の神戸戦には復帰できる見込みだ。回復次第では9月6日のバーレーン戦の出場も微妙だっただけに、日本代表の岡田監督にとっても朗報となった。
[ 2008年08月23日 ]

内田、全体練習に合流
2008/08/23(土) 本紙朝刊 スポーツ A版 8頁
 左脇腹を負傷していたDF内田篤人(20)が22日、全体練習に合流。セットプレーの練習には入らなかったが、一つ一つのプレーを確かめるように、シュートやクロスの練習などを行った。
 北京五輪のナイジェリア戦で負傷し、全治2-3週間と診断されたが「痛みはなくなってきた」と順調に回復している様子。治療は続けており「中途半端にやるよりは、しっかり治したい」と復帰に慎重な姿勢を見せた。


1ヶ月は離脱かと思われた篤人であるが、順調に回復し練習に部分合流したとのこと。
じっくり治して欲しいとの気持ちを述べたが、いるといないとでは大きく変わる選手だけに神戸戦に間に合うのであれば素直に喜びたい。
とはいえ、今日の試合にはベンチ入りすらせぬ。
不在時も安心させる為、ここは快勝しておきたいところ。誓志にはアシストの一つもしてもらおうではないか。

篤人焦らず休養を

2008年08月22日 | Weblog
内田27日J復帰バーレーン戦ぶっつけ回避
 左腹斜筋挫傷で離脱中の鹿島DF内田篤人(20)が、W杯最終予選バーレーン戦(9月6日)でのぶっつけ復帰を回避できる見込みとなった。五輪のナイジェリア戦で負傷し全治2~3週間と診断されていた。だが19日からクロス練習、この日はスピードを上げてのランニング調整も行うなど順調に回復している。「だいぶ痛くなくなってきた。焦らずに治したい」と手応え。27日の神戸戦で実戦復帰できそうだ。
 [2008年8月21日6時54分 紙面から]

篤人の回復力に敬服する。
とはいえ、神戸戦は休んで良いのでは無かろうか。
そしてバーレーン戦も欠場すべきである。
何もかも二十歳の若者に背負わせる必要は無いのである。
ここで休養をじっくり取り、アジア征圧、そして世界への挑戦に力を蓄えて欲しい。
幸い、右サイドは誓志で目処が立った。
この時間を上手に使って、更なる上を目指すのである。

潮来出身者を倒せ

2008年08月21日 | Weblog
名古屋杉本「攻撃的MF」先発で鬼門突破
 名古屋FW杉本恵太(26)が23日鹿島戦(カシマ)で攻撃的MFとして先発出場することが濃厚になった。20日、愛知・豊田市内で行われた練習では主力組でプレー。累積警告により出場停止のMFマギヌン(26)に代わり2列目で先発し、故郷・茨城で行われるゲームでJ創設以来公式戦21連敗中という鬼門中の鬼門、カシマスタジアムでの初白星を運ぶ。

 鹿嶋市に隣接する潮来(いたこ)市で生まれ育った杉本にとって鬼門のカシマも「ボクにはホーム」と話す。だが、これまでノーゴール。初得点で歴史的初勝利を運びたい。「地元だし最初から出て活躍したい。最初から出た方が、相手の脅威になれる時間がある」。実家の仕出し店『三杉』にはチーム、サポーターも含め大量の注文が入っている。今季公式戦10得点を決めているが、得点した8試合は全勝。「杉本神話」でカシマの呪いを解く。

 [2008年8月21日10時53分 紙面から]

名古屋は潮来出身の快足FW杉本が先発してくるとのこと。
これは驚異である。
彼のスピードは今季の名古屋の躍進に一役買っておる。
対面となる新井場には、より一層の活躍をお願いしたいところ。
守備に走るのではなく、攻撃力で制圧して欲しい。
それだけの力を新井場は持っておる。

ところで、杉本の先発で忘れられた男がおる。
前回の対戦でマギヌンに代わって先発したのは深井正樹であった。
今回は、その深井ではなく杉本。
完全に名古屋でも戦力外なのであろうか。
残念である。
今季末の売却益を見込んでおっただけに、この見積もり違いは痛い。
我等としては杉本と小川をケチョンケチョンにして深井を引っ張り出してやらねばならぬ。
次の売却先を見つけてあげるためにも出場機会が必要なのである。
我等は深井に対しても愛情たっぷりである。

青木ほろ苦い初陣

2008年08月21日 | Weblog
これが世界だ…高木&青木 苦闘の初陣
 【日本1―3ウルグアイ】初出場組の高木と青木は経験不足を露呈し、闘莉王や遠藤らレギュラー組との力量差を痛感させられた。右太腿を負傷したDF闘莉王に代わりセンターバックに入った高木は「佑二さん(中沢)にカバーしてもらうことが多かった。もう少し1対1の部分で頑張らないと」と反省。前半の45分間だけで退いた青木は「全くやらせてもらえなかった」と肩を落とした。
[ 2008年08月21日 ]

この報道では初キャップの二人が足を引っ張ったようにも受け取れる。
しかしながら、この試合では日本のウルグアイとの差が大き過ぎ日本人選手個人の出来不出来を語れたものでは無かろう。
青木が「まったくやらせてもらえなかった」のは、青木が初代表としてどうこうではなく、日本人選手全体が弱かったのである。
出場しなかった選手が出ていたとしても大差はなかったであろう。
残念であるが、これが世界の壁である。
この時期に二軍・三軍ではなくフルメンバーで来日してくれたウルグアイに敬意を表すべきであろう。
薩摩に帰っておる場合ではない。

レギュラーどころかエースを目指せ

2008年08月20日 | Weblog
鹿島興梠がスタメン定着誓う
 鹿島FW興梠慎三(22)が20日、先発定着を誓った。7月20日の横浜戦から先発で起用され、自己最長となる4戦連続のスタメン。前節の16日東京V戦では先制弾も決めるなど結果も出し続けている。「体力面? スタメンで出る方が楽。サブだと途中から出て、次の日も練習とかあったりしますから。いいリズムでやれています」と笑顔を見せた。
 [2008年8月20日18時7分]

田代からレギュラーを奪い取った形の興梠慎三である。
ヴェルディ戦後のコメントで本人が語ったように北京五輪へ行かなくて本当によかったと言えよう。
我等としても、ポジション争いに勝利してのレギュラーは嬉しい。
以前から得点までのプロセスは素晴らしかった男である。
後は決めるだけだった。
ここに来て決定力が上がってきたようにも思える。
しかしながら、まだまだであると声を大にしていいたい。
この男のパフォーマンスはこんなものではないのである。
「潜在能力は小笠原以上」とトニーニョ・セレーゾ監督(当時)に言わせしめた能力がほんのちょっと開花し始めただけである。
今後どこまで成長するのか、我等は見届けねばならぬ。
伊調馨に似たこの男が。

Jリーグアジア枠承認へ

2008年08月20日 | Weblog
来季から「アジア枠」承認
 Jリーグは19日、東京・文京区のJFAハウスで実行委員会を行い、来季から「アジアサッカー連盟(AFC)加盟国籍選手枠」(通称アジア枠)を設けることを承認した。従来の外国籍選手枠3人とは別枠で、アジアの外国籍選手が1人出場することが可能となる。26日の理事会で正式決定する見込み。中東諸国に帰化した南米出身選手もアジア枠に含まれる。
(2008年8月20日06時01分 スポーツ報知)

アジア人と言えども日本国籍を持たぬ外国人には変わらぬ。
何故特別枠にするのか理解できぬ。
外国人枠を一つ増やす改定の法が合点がいくと言えよう。
UEFAのEU枠は、サッカーとは別にEU内であれば職業選択の自由があるというEUの規定に則ったものである。
なんの約束事がないアジアとは根底から異なるのである。
まったくもって納得できぬ。
即座に撤廃するか、外国人枠を4にすべきである。

杉山今季絶望

2008年08月19日 | Weblog
杉山選手の負傷について
杉山哲選手が本日の練習中に負傷し、手術を受けましたのでお知らせします。

■傷病名 : 左アキレス腱断裂
■負傷日 : 8月19日(火)午前チームトレーニング時
■状況 : フィジカルトレーニング中、ジャンプした際に負傷。夕方、都内の病院にて緊急手術を行った。
■全治等 : 練習復帰まで4~5ヶ月


久保田利伸かジェロかと言われる杉山哲が長期離脱。
これは痛い。
GKは曽ケ端が安定しておる為、層の薄さが目立っておらぬ。
しかしながら、カードでも貰おうものならば、ベンチ入りが高卒新人の川俣になってしまうのである。
とはいえ、川俣にとっては思いもよらぬビッグチャンスである。
元U-18日本代表現役早稲田大学生の力を見せつけるところである。
寝癖を直して挑もうではないか。

若鹿・梶野勇太

2008年08月18日 | Weblog
クラブユース選手権 優秀選手に梶野ら
2008/08/18(月) 本紙朝刊 スポーツ A版 4頁
 サッカーの日本クラブユース選手権U-15(15歳以下)大会最終日は17日、福島県のJヴィレッジで行われ、名古屋グランパスU15が優勝、優秀選手には鹿島アントラーズの梶野勇太ら20人が選ばれた。優秀選手は9月7日に名古屋市瑞穂球技場での日本クラブユース東西対抗戦(U-15)に出場する。

鹿島アントラーズジュニアユースの梶野勇太くんが日本クラブユース選手権U-15の優秀選手に選ばれたとのこと。
またもや若鹿が輝いておる。
梶野くんは中川義貴くんと共にJFAエリートプログラム・メンバーであり、我等の将来を担う男。
ポジションはFW。
期待せずにはいられない。
この年代のポジションはさほど重要ではないが生まれもっての攻撃力は後々コンバートされたとしても重要となってくる。
10年後が楽しみで仕方がない。
公家の和宮の眉毛は必見であった。

緑虫戦レポート

2008年08月18日 | Weblog
【J1:第21節 鹿島 vs 東京V】レポート:前半のチャンスを確実に決めた鹿島が4得点の快勝。懸案だった右SB増田も納得のパフォーマンスを見せる。 [ J's GOAL ]
8月16日(土) 2008 J1リーグ戦 第21節
鹿島 4 - 1 東京V (18:30/カシマ/21,431人)
得点者:19' 興梠慎三(鹿島)、43' 岩政大樹(鹿島)、49' マルキーニョス(鹿島)、78' 野沢拓也(鹿島)、81' ディエゴ(東京V)

気温24.3度。試合前から雨が降り始めたカシマスタジアムは、とても涼しいコンディションだった。運動量が落ちる夏場は、本来の試合運びが出来ず、どのチームも戦い方に苦慮するものだが、この試合に限ってはそうした心配はいらなかった。

だが、試合はいきなりヒートアップするのではなく、探り合いの状態から始まった。そこで、徐々に流れを掴んでいったのは鹿島。東京Vは4-4-2で中盤をダイアモンドにする陣形だったが、ディエゴが攻撃に比重を置くため4-3-3気味になるのを見ると中盤を支配。相手の3人のMFが守るゾーンに対して、4 人の中盤やFW・サイドバックが入れ替わり侵入。10分には興梠、小笠原、増田、本山、マルシーニョが細かくパス交換。右サイドから相手を翻弄して見せた。

先制点は19分。曽ヶ端のキックが前線で競り合うマルキーニョスと土屋の元に飛んでいった。しかし、落下地点とずれた場所で競り合っていたため二人とも触れず、ボールは大きく跳ね上がった。そこに走り込んだのは興梠。「越えるかなと思って走った」と、一人だけ状況を先読みして反応。かなりの高さから落ちてくるボールをうまくボレーで叩き、ゴールへ突き刺した。ボールを支配されながらも、最後の部分では足を伸ばしてシュートをブロックしたり、センタリングを許さなかった東京VのDFにすれば痛恨の失点だった。

次の得点を奪ったのも鹿島。左CKに岩政が頭で合わせ、今季初ゴールをあげる。「2点目が取れたのがすごく大きかった」(興梠)。試合を支配しつつ効果的に得点を重ねた鹿島が2-0で試合を折り返した。

東京Vは、前半に一度、右サイドからのセンタリングを飯尾が頭で折り返すという決定機を作った。しかし、平本のシュートは中田にブロックされ、こぼれ球をフリーで打った柴崎のシュートはゴール左に外れてしまう。他にも序盤に平本が岩政と1対1となり、右足でシュートした場面もあったが、総じてゲームは鹿島のペース。シュート数も3本に抑えられていたため、柱谷監督は後半開始から交代策を打った。
大黒と福田を投入し、飯尾とレアンドロを下げ、布陣を4-4-2から3-5-2に変更して、中盤を厚くする。しかし、この交代策は功を奏さなかった。

後半もペースを握ったのは鹿島。49分、左サイドで福田を振り切った新井場がセンタリング。ニアサイドに興梠が飛び込むも触れられず、ファーサイドに流れる。そこに詰めていたのはマルキーニョス。突然抜けてきたボールにうまく体を捻って反応し3点目を奪った。

65分頃から、鹿島の選手たちの足が止まり、ガクッと運動量が落ちる。ここで東京Vは攻勢を強め、河野を投入するも左サイドで孤立。ドリブル突破を期待する余り、誰もフォローに行かないためこの時間人数をかけて守ってきた鹿島の守備網を突破することは出来なかった。

東京Vの運動量が減り、切り替えが常に遅くなると鹿島が盛り返すようになる。本山、マルシーニョを中心にカウンターを仕掛けていくと78分、交代したばかりの野沢が服部をかわしてシュートを決め、試合の行方も決定づけた。その後、81分にディエゴが1点返すも万事休す。終始、ゲームを支配した鹿島が4対1で快勝した。

鹿島にとっては勝点3を取れたことも重要だが、それ以上に意義のある試合になった。内田篤人がいなくなると不安を隠しきれなかった右SBにようやく適任者が現れたからだ。右SBとして初先発した増田誓志が、監督からも高い評価を得る納得のパフォーマンスを見せた。増田自身も、慣れないポジションながら「チャンスは今日まで」と強い気持ちで臨んでいただけに、いい結果で終えることができた。

運動量をいかしたタイミングのいい攻撃参加、縦への突破など、持ち味を十二分に発揮。守備でも高さとねばり強さを見せた。ただ前半に攻撃的に行きすぎて守備に戻りきれない場面が何度か。隣の岩政から「もう少し様子を見ながら走れ」と言われたため、後半は自重した。本人はバランスの難しさを感じていたが経験のない中で及第点以上のプレーを見せたと言えるだろう。

また、これまで周囲と噛み合っていない感が否めなかったマルシーニョもフィットしてきた。まだ、ボールを持つと攻め急いでしまう場面があるが、ディフェンスの裏を狙う動きでスペースを作った。「相手も下がったし、マルシーニョもうまくボールを持てた。あの動きをしてくれるとすごくやりやすい」。中盤でコンビを組んだ本山にもいい印象を与え、鹿島の戦力として認められつつある。

完敗となってしまった東京Vは、ディエゴを青木に封じられ、攻め手がなくなってしまった。ボールの収まるところがないため、他の選手がスペースをつくるために動き出すことが出来ず、余計に鹿島の守備をやりやすくしてしまっていた。前節、良い兆しが見えていただけに、同じようなサッカーが出来なかったのはもったいない。目指すサッカーをやり続けることが勝点を積み重ねることのみならず、ヴェルディらしい強さを取り戻す一番の早道だろう。

以上
2008.08.17 Reported by 田中滋


J's GOALの選評である。
大まかに現地の視点と一致する。
ただ失点シーンは、余計なプレイだったとしても、詳しく分析して欲しいところ。
誓志本人のコメントにあるように彼のミスであり、そこを修正できなければ、上位との対戦に不安を残す。
とはいえ、イノパン、チューヤン、(新井場を右に回して左の)石神が成しえなかった篤人の代役をこなしたことは賞賛に値する。
次は完封と攻撃への絡みを望みたい。
切磋琢磨せよ。
そして対人でボールを奪えるようになれば、次は満男の代役として期待できるようになろう。
期待しておるのだ。
2004年初出場で初得点した増田誓志の更なる飛躍を。

ヴェルディ戦報道

2008年08月17日 | Weblog
鹿島4発で3戦ぶり勝利/J1

前半19分、先制ゴールを決めた鹿島FW興梠(撮影・たえ見朱実)
<J1:鹿島4-1東京V>◇第21節◇16日◇カシマ
 首位鹿島が東京Vを一蹴した。前半19分、FW興梠慎三が先制ゴールを奪って波に乗ると、DF岩政大樹が今季リーグ戦初ゴールを奪うなど4ゴールを。7月20日の横浜戦(日産ス)以来、3戦ぶりの勝利を挙げた。オリベイラ監督は「今日は自分たちの流れの中で点を取ることができた。いい時間帯、いい流れの中で点を取れるといいパフォーマンスができる」と満足そうに話した。

 [2008年8月16日23時6分]

初代表鹿島MF青木が大勝貢献/J1

前半、東京V・MFディエゴ(右)とヘディングで競る鹿島MF青木
<J1:鹿島4-1東京V>◇第21節◇16日◇カシマ
 鹿島MF青木剛(25)が「日本代表」の肩書に恥じない働きを見せた。公式戦3戦未勝利で迎えた東京V戦で、ボランチで攻守に存在感を発揮。後半33分にはダメ押しとなる4点目のアシストを決めた。20日の親善試合ウルグアイ戦(札幌)で代表に初招集された男が、首位の座を守り抜く4-1の圧勝劇に貢献した。

 強い思いが、体を前へ突き動かした。後半33分。青木は中央のスペースに飛び出した。ドリブルからタイミングよく、右外にいたMF野沢の足元に柔らかなラストパスを送った。3-0で大勢は決していたが、攻めの姿勢を貫きアシスト。後半13分に相手を引っ張り受けた警告も「3点差あったが、この試合にかける思いが強かった。後悔してない」と言い切った。

 アテネ世代では主将も務めたが、五輪本番は落選。そこから再び「代表」に復帰するまで約4年半かかった。だが回り道をしたという思いはない。「当時は実力も結果も伴わず、考え方も真逆(マイナス思考)だった。落ちて当然。でも無駄な経験じゃない」。自己啓発の本を読むようになり、プラス思考に転じた。自然と結果も出るようになり、A代表から注目される存在となった。

 岡田監督からは献身的な守備姿勢と同時に「上背がある。セットプレーで使える」と評価された。183センチの長身は、180センチでバスケットボール選手だった父明彦さんと、164センチで国体にも出場したバレー選手の母俊江さんから受け継いだ。この日は前半14分に小笠原のFKに惜しいヘッド。「セットはまだまだ。満男さんに怒られた」と苦笑いした。

 18日から代表に乗り込む。「やるべきことをやる。派手なことはできない」。アテネ世代の代表ユニホームは自宅の押し入れにしまったままだ。「過去は振り返らない」。頼りなかった昔の自分とは決別した男が再び青いユニホームに袖を通す。
【広重竜太郎】
 [2008年8月17日8時23分 紙面から]

興梠、技アリ弾!鹿島ホーム25戦無敗
2008.8.17 05:15
 J1第21節(16日、鹿島4-1東京V、カシマ)勝ち点1差で首位の鹿島は、東京Vに4-1で快勝。名古屋が神戸を2-1で下して暫定3位。大分は新潟を1-0で破り8試合負けなし。G大阪は大宮に0-2で敗れ、柏-千葉は1-1で引き分けた。17日に川崎-磐田など残り3試合が行われる。

 五輪代表落ちの辱を味わった鹿島FW興梠が、北京の熱気に負けじと無我夢中。技ありボレーで勝利に導いた。「ちょっと難しかったけど抑えて打てました。スネにあたりましたけどね」。前半19分。GK曽ケ端からのロングボールがワンバウンドすると高く弾んでゴール前へ。走り込んだ興梠が背後から来るボールに左足一閃。3戦ぶりの勝利で、カシマスタジアムでは25戦無敗と伸ばした。

 反町ジャパンではギリギリまで代表候補で、最後の18人に残れず「W杯を目指します」と唇をかんだ。五輪代表の試合はテレビ観戦。チームメートのDF内田について「応援していた。起点になっていましたね」と複雑な心境で見つめた。

 しかし、今では「(五輪に)行かなくてよかった」と仰天発言? それもチームで結果を出しているから。控えに甘んじることの多かった前半戦に比べ、ここ4戦連続で先発出場。悔しさをバネに、居場所を見いだしている。
(峯岸弘行)

先制弾!興梠が乗せた!鹿島4発圧勝

前半、先制ゴールを決める鹿島・興梠
Photo By 共同

 【鹿島4―1東京V】鹿島が圧勝。前半19分に興梠のボレーで先制し、43分にはCKから岩政が頭で合わせて加点すると完全にペースをつかみ、後半にも2点を追加した。東京Vは攻守ともに苦しみ、反撃は4点を奪われてからの1点に終わった。
[ 2008年08月16日 21:12 ]

五輪落選うっ憤晴らし!興梠超豪快ボレー

前半19分、興梠は左足で先制のゴ~~~ル
Photo By スポニチ

 【鹿島4―1東京V】鹿島が首位を堅守した。J1第21節第1日は16日、鹿島はホームで東京Vと対戦し、大量4得点を決めて4―1で快勝した。FW興梠慎三(22)が難易度の高い先制ゴールを含む1ゴール、1アシストと大活躍。五輪代表メンバーからの落選を発奮材料にしたホープが、有言実行で定位置を確保し、成長した姿を見せた。アウェーでFC東京と対戦した2位浦和も1―0で勝利して勝ち点1差を守った。

 大量点の起爆剤となるゴールだった。前半19分。GK曽ケ端のフィードが相手DF陣を越えると、FW興梠が素早く反応。ワンバウンドしたあと頭越しに転がってきたボールを、最後は体を反転させて左足ダイレクトでゴール左隅に蹴り込んだ。「越えるなあと思って走った。難しかったけど、抑えてうまく打てた」。4試合ぶりの今季5点目に笑顔が輝いた。

 五輪代表争いでは最終選考まで残ったが、当時はスーパーサブとしての途中出場がほとんど。結局、それがネックとなり反町監督から「90分間戦えない」と判断された。興梠自身は手応えを感じていただけにショックは少なくなかった。

 しかし、その悔しさをバネに「もっと上を目指す」と発奮。以前にも増して必死に練習に取り組むようになり、7月20日の横浜戦で先発の座をFW田代から奪ってゴールを決めると、五輪期間中に定位置をがっちり確保した。「まずはチームで結果を出さないと上を目指せない。だから、今思うと五輪には行かなくて逆によかった」

 失速気味だったチームのムードも一変させた。6日にナビスコ杯で清水に敗れタイトル争いから敗退。リーグ戦でも9日の千葉戦で最下位相手にいいところなく1―3で敗れていた。辛うじて首位はキープしたが、7月27日の浦和戦を含め公式戦は3試合白星なしとチームには嫌なムードが漂っていた。それだけに先制弾だけでなく、3点目もアシストして勝利に貢献し「篤人(内田)がいないとダメと言われていたので、結果を出したかった」と満足そうな表情を見せた。

 首位を守り、J連覇に向け息を吹き返したチームを若き“エース”がリードする。

[ 2008年08月17日 ]

鹿島4発で首位守る…J1第21節

前半19分 鹿島の興梠が先制ゴールを決めた
 ◆J1第21節第1日(16日・カシマスタジアムほか=6試合) 鹿島が東京Vに4―1と圧勝し、勝ち点を38に伸ばして首位を守った。浦和もF東京を1―0で下し、1差の2位。

 名古屋が神戸を2―1で下して暫定3位。大分は新潟を1―0で破り、8試合負けなし。G大阪は大宮に0―2で敗れ、千葉は1―1で柏と引き分けた。

 17日には川崎―磐田など残り3試合が行われる。

(2008年8月16日22時25分 スポーツ報知)

鹿島4発!首位キープ…J1第21節

前半43分、鹿島・岩政(中央)がヘディングシュートを決める
 ◆J1第21節 鹿島4―1東京V(16日・カシマ) 首位の鹿島は東京Vに4―1で圧勝し、首位をキープした。

 暗黒の北京世代で、1人輝くFWがいる。前半19分、GK曽ケ端のロングキックがDFラインを超え、ゴール前へ。あきらめずに約50メートルを全力疾走したFW興梠が、相手GKより先に追いつき左足でゴール左隅に流し込んだ。「ボールをじっくり見た。ダイレクトで勢いで打った。結果を出したかった」1得点1アシストで4得点大勝、首位キープに貢献し、ほおは緩みっぱなしだった。

 北京五輪代表の最終候補メンバーに名を連ねながら落選。だが、同代表の反町監督には感謝しているという。五輪期間中に鹿島で先発の座を奪取することができた。「将来のことを考えるとこっちの方が大きい。本当に北京に行かなくて良かった。今のオレはないからね」反町ジャパンは3戦全敗を尻目に「A代表を目指す」と宣言。興梠の逆襲が始まった。

(2008年8月17日06時01分 スポーツ報知)

鹿島 4-1 東京V 鹿島ホーム常勝 東京Vを圧倒
2008/08/17(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
 【評】鹿島が圧勝。前半19分に興梠のボレーで先制し、43分にはCKから岩政が頭で合わせて加点すると完全にペースをつかみ、後半にも2点を追加した。東京Vは攻守ともに苦しみ、反撃は4点を奪われてからの1点に終わった。

鹿島・MF本山雅志
「前半から落ち着いて回せていた。マルシーニョも裏に抜けてくれて、やりやすく、相手も下がった。後半はイケイケの中で、もう少し落ち着ければ良かった」
鹿島・MF青木剛

「ここ数試合、ふがいない結果でみんな危機感を持っていた。献身的にやることをしっかりやれば、結果はついてくるとあらためて感じた」

トステム賞の興梠一色かと思いきやニッカンは日本代表の青木で来た。
バスケ選手の父、バレー選手の母というエピソードを報じ、DNAを強調である。
とはいえ、この試合は興梠を報じるべきであろう。
得点シーンよりも3人の相手に囲まれながらもヒョイヒョイお抜いていってしまうプレイスタイルは注視に値する。
コメント通りフル代表も夢ではないと言えよう。
チャンスに良く絡む選手である。
決めきれない姿は我等をヤキモキさせるであろう。
それでこそ鹿島のFW、13番なのである。

緑虫戦コメント

2008年08月17日 | Weblog
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
(Q:大岩・ダニーロの出場停止、内田の負傷と3人が出られない中での4-1での快勝となった勝因については?)自分たちの流れで点を取れたということ。前回チャンスがあっても出来なかった分、今回はきちんと決めることができた。いい時間帯でいい点が取れたことで選手たちの中でもいいリズムができていいパフォーマンスが発揮できたということは(今日の勝因として)大きい。

【J1:第21節 鹿島 vs 東京V】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
8月16日(土) 2008 J1リーグ戦 第21節
鹿島 4 - 1 東京V (18:30/カシマ/21,431人)
得点者:19' 興梠慎三(鹿島)、43' 岩政大樹(鹿島)、49' マルキーニョス(鹿島)、78' 野沢拓也(鹿島)、81' ディエゴ(東京V)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日の勝因は? それから青木選手に対する評価は?
「勝因の一つは自分たちの流れになっているところで点を取れたということです。前節も同じような展開だったのですが点が取れず、今回は自分たちの流れの中で点を取ることができたという“運”が勝因の一つです。選手たちに相手の話や戦術をする中で、相手の長所にボディーブローを与えてボクシングで言うコーナーに追い込んでいき、最後の決め技で決めるということを、サッカーで言うと追い込んでいって最後得点するということになるのですが、そういう作業を地道にしなければいけないし、今日は選手が最後の技を決めてくれました。いい流れの時に点を取るといい循環ができるようになり、チーム全体でいいパフォーマンスをできるようになります。

 青木選手に関しては、チームにとって不可欠な選手であると断言できます。今の調子、状態を考えれば日々成長していますし、さらに飛躍していっていますし、今以上に成長するのではないかと期待しています。そのパフォーマンスの良さから代表招集というご褒美が数日前にあって、それで自分が見られているという、評価されているという実感を持つようになるでしょうし、それが新たな励みになり彼の成長につながるでしょう。
今日は残念ながら一枚目のカードをもらっていましたし、ゲームの展開から大丈夫だろうと、出場停止になるよりも、他の選手も実力を持っているわけですから、そこで交代しました」
Q:右SBだった増田選手の評価は?
「本当に今日に関して言えば非常に満足するパフォーマンスをやってくれたと思っています。まず右SBという彼の本職じゃないところをやってほしいという話を相談したら彼がやりますという回答だったので頑張ってもらいました。まず体格がいい、身長があるということろ、行って戻ってくることができる、パスの配球もできる、視野も広いというところを考えるとできないポジションじゃないというのが僕の考え方でした。

不慣れなところはサイドでの1対1の対応、逆サイドにボールがあるときは絞らなければならない、センターバックのカバー、中が浮いている選手をつかみに行くということをアドバイスしながらやってもらいました。まだ右サイドでの感覚を、視野が中盤と違うので、そこを慣れさせるという作業をしなければならないでしょうし、今は内田選手がいないとき彼を先発で使い続けたいという気持ちです。

対戦相手の左サイドの攻撃が強ければ違う選択しもあるでしょうが、今日のパフォーマンスを見れば彼をこのまま使い続けたい、彼が向上心を持って取り組むことで新たな能力、力が発揮できるでしょう。そういう部分を期待しながら見ていきたいと思います」

以上

【J1:第21節 鹿島 vs 東京V】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●本山雅志選手(鹿島):
「シュートが狙ってるところ飛んでるんですけど、ちょっとずれてるところがあった。あとラストパスをしっかり通せればもっと(点が)入っていたんじゃないかと思います。全体的に、涼しいせいもあって動きも多くて、走ることはできたと思います。

後半はもうがら空きだったんで。もうちょっと意思の疎通が出来ていれば、動いたところの裏を狙ってパスを出しているんですけど、動きが遅くて抜けきれない部分とかあったので、これからは声で要求していきたいと思います。前半は狙うパスよりも横パスを増やしてリズムを作ることを狙った。雨も降っていたんでボールも走ったし、よく回せたかなと思います。あとはディフェンスがよくセカンドボールだったり、ファーストボールだったりというのをしっかりマークについて跳ね返してくれたんで、すごく良くなってきたんじゃないかと思います」
Q:前半の印象は?
「まあ、五分五分のところもあったけど、落ち着いて回せたんで。それよりも後半、イケイケになったところでもうちょっと落ち着くことが大事だったかなと思います。あとはなかなか決めきれなかったところが今日は入ったんで、このスコアになったんじゃないかと思います」
Q:マルシーニョとの連携は?
「今日、マルシーニョが裏に抜ける動きをしてくれたんで、練習とかではボールを受けてスルーパスとかばかり狙っていたんですけど、そういう裏に抜ける動きが多かった分、相手も下がったし、マルシーニョもうまくボールを持てた。あの動きをしてくれるとすごくやりやすいです。
タク(野沢)が出てきて、タクもそういう動きが出来るし、それに加えて守備も出来るんで、バランスはすごく良くなりました」
●興梠慎三選手(鹿島):
「(1点目については)ボールしか見てないですから。越えるかなと思って走ったんです。トラップしようかとちょっと思ったんですけど勢いで打っちゃえと思ったらほんといいところに行ったんで良かったです。そうとう集中しました。
2点目が取れたのがすごく大きかったです。(内田)篤人がいないとダメとか言われてましたから、結果が出したかったんで良かったです。
マルキのゴールのときは、ぜったいにオレが決められました。キーパーにビビって逃げちゃいました」
●小笠原満男選手(鹿島):
「ピッチに立つ人には責任がある。勝つために、チームのためにと思ってプレーしなくちゃいけないし、こうやって結果を出せたことですごく良くなっていくと思う。これでまた競争だし、チームは良い方向に行くと思います。次、誰が出るかはわからないけれど、誰が出ても変わらないように。
最後の失点はもったいないけど、前半点取ってから攻め込まれる試合が多かった。3点目が取れて、4点目も取れて、理想的な試合運びができたんじゃないかと思います」
●青木剛選手(鹿島):
「ここ最近では会心の試合だと思います。ディエゴのマークはある程度意識しながらも、臨機応変に受け渡せるところは受け渡した。相手の平本選手だったり、飯尾選手というのはすごく良い選手なので、誰かが誰かをしっかり見るという意識で臨機応変にうまくできたと思います。
Q:勝てなかった3試合と違う点は?
「ボクが一番感じるのは気持ちの部分で、ここ最近、不甲斐ない結果だったんで、みんなが危機感持ってやっていた思うし、今週一週間の練習での雰囲気は紅白戦から一生懸命やれていたと思います」
●増田誓志選手(鹿島):
「基本的なことだけはしっかりやろうと思っていました。絞ることと、サイドでうまい飛び出しというか高い位置にもっていくことは絶対にやろうと思ってました。それが自分のできることというか、僕は(内田)篤人みたいなプレーはできないので。
集中に関してはすごくしてましたし、『チャンスは今日まで』という気持ちがあったので、強い気持ちで臨めたというのもありましたし、おかげで入り方も良かったかなと思います。
Q:上がるタイミングについては?
「ちょっと早いって言われて(笑)。前半、結構スペースが空いてたんで、相手よりも速くスタートしようという気持ちがずっとあった。練習からそういう風にやってたんで、いつも通りのつもりでやっていたんだけど、中盤の真ん中で取られたときにカウンターで岩政さんが右サイドまでケアすることが3回あったんで、『もう少し様子を見ながら走れ』と何回か言われた。そこのタイミングはダメだったかなと思う。

右サイドで誰かのようにというのは出来ないので、自分ができることを出し切ってそれでダメならしようがないという気持ちでした。ただ、もうちょっと高い位置でボールをもらいたかったなと言うのがありましたけど、チームがしっかり点を取っていたし、途中から『あまり上がらなくていいよ』とディフェンスラインの人から言われたんで、自分の中ではもうちょっと行きたいなというのがあったんでちょっと苦しかった」
Q:手応えを感じた試合でしたか?
「1失点が自分のミスなんで、ディフェンスだから失点無しが結果を出したことになると思いますから。正直、あのミスは4点入ったからいいものの、OKと言われますけれど、あれが0-0だったり1-0で勝ってるときだと勝点3を消してしまうので。自分としてはあの失点がモヤモヤしています」


篤人不在で今季リーグ戦初勝利。
穴を埋めた誓志本人は自分のミスで失点したことを悔やみつつも攻撃的センスを垣間見せるコメントである。
オリヴェイラ監督も誓志で行くとの決断をした模様。
次は完封と得点に絡んで欲しい。
また、マルシーニョがチームにフィットしたことは本当に嬉しい。