鹿島アントラーズ原理主義

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甲府戦プレビュー

2011年06月14日 | Weblog
【J1:第15節 鹿島 vs 甲府】プレビュー:復旧したカシマスタジアムでの再開初戦。ヴァンフォーレ甲府を迎える鹿島が反撃の狼煙を上げる(11.06.14)
震災後、復旧作業を行っていたカシマスタジアムが急ピッチの作業の結果、再び使えるようになった。これにより、国立競技場での代替開催や、浦和レッズとの日程調整などでやりくりしていた試合運営も通常通りに戻る。また、カシマスタジアムで試合ができるようになったのだ。

今季の鹿島はらしくない試合を続けている。12節の浦和レッズ戦ではわずかな時間で連続失点して追い付かれ、13節のサンフレッチェ広島戦ではアディショナルタイムに被弾した。確かに、チーム状態も悪いが、これがカシマスタジアムでの試合であれば結果は違ったものになったかもしれない。なにしろ、これまで唯一のホーム開催だった大宮アルディージャとの開幕戦では3度先行されながらも、追い付くしぶとさを見せているのだ。やはり、ホームがもたらす力は大きい。

小笠原満男はホームの意味合いを問われると「そのまま。家なんじゃないですか。落ち着くし」と言った。
「やっぱりサポーターの後押しは大きい。だから再開初戦は絶対に負けられない。試合を楽しみにしてくれている人は多い。サポーターだけじゃなく、クラブの人や作業してくれた人、その方たちの努力でこんなに早く試合ができるようになった。勝ってお礼に変えられたら、と思う」
大震災により甚大な被害を受けてから、わずか3ヶ月。確かに奇跡的な速さと言えるだろう。仮設のライトが設置され、以前よりも低い位置にあることから眩しさが心配されるが、それに関しても一蹴した。
「できるだけでありがたいと思わないといけない。俺らは眩しいとか言える立場じゃない。感謝の気持ちをもってやらないと」
そのためにも勝たなければならない。曽ヶ端準も「ホームに帰ってきた。でも、勝たないと意味がない」と同様の言葉を口にしていた。

万全の対策を取るためか、オリヴェイラ監督は今週に入り2度の非公開練習を行っている。U-22日本代表に招集された大迫勇也がチームを離れているが、それ以外は、前節、完封勝利をおさめた山形戦とほぼ同じメンバーで戦うことになるだろう。

対戦相手の甲府は、ハーフナー マイクが5得点と気を吐いている。チーム得点の半分を稼ぎ現在得点ランク3位、シュート数でも2位につけるストライカーを擁している。わかりやすいターゲットではあるが、そこを抑えきるのは簡単ではない。マークに付くであろう岩政大樹は「あれだけ大きい割にポストも足下もしっかりしてる。出所にプレッシャーをかけたい」と、中盤と連動して守備することを意識していた。

山形戦では今季リーグ戦初の完封勝利をおさめ、ホーム2連戦を迎えることができた。この勢いを継続するためにも目の前の相手に勝っていきたいところ。
「いいタイミングでカシマスタジアムが使えるようになった。ここから勝っていけば問題ない」
小笠原の口調には力がこもっていた。


以上
2011.06.14 Reported by 田中滋


いよいよ聖地での試合が迫ってきた。
選手たちの気持ちのこもったコメントが頼もしい。
不在の大迫の代役は田代であろうか。
コマ不足のFWとしてはイゴールの初出場にも期待がかかる。
ウィークデイではあるが、無理をしてスタジアムに集まりたい。
この地にサッカーが存在する喜びを噛み締めるのだ。
聖地へ向かおう、この奇跡を共に分かち合おう。
楽しみである。

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1 コメント

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Unknown (カシマスタジアム)
2011-06-15 01:26:30
小笠原満男はホームの意味合いを問われると「そのまま。家なんじゃないですか。落ち着くし」と言った。

うんうん、サポも同じ事思ってるよ!
やっと戻れるね!
前に遠藤選手もカシマは1歩踏み入れた時から負ける気がしないって言ってたし
スタジアムもこんな風に選手に思ってもらえてるなんて嬉しいだろうな!
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