鹿島アントラーズ原理主義

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J'sGOAL 山形戦力分析

2011年02月22日 | Weblog
【開幕直前!38クラブ別戦力分析レポート:山形】補強の成果を手に目標設定は7位。ひたむきに、まじめに、一歩ずつ「いいチーム」へ(11.02.22)
【今季のみどころ】----------
昨シーズンはJ1最少の29得点。そこから10得点を挙げた田代有三と攻撃の起点となっていた増田誓志が鹿島への復帰で抜けたことで、その穴を戦力補強でどう埋めるかがポイントと見られていた。新加入は6人。そのうち、ブラジル人を除いた日本人4人はJ1では十分な実績をあげたことがなく、現実には厳しい見方が多いことは否めない。

ただしこの状況でも、昨シーズン13位の山形が7位に目標を設定しているのは、やはり補強の成果があったからこそだ。確かに、J1での実績やネームバリューはないが、いずれもチーム戦術に合致すると獲得を望んでいた選手。その選手たちの加入で厚みのある選手層が実現した。その状況が生み出すのは、激しいポジション争いであり、オプションの増加だ。しかも大きな戦力ダウンを極力心配せずに、1シーズンとおして戦えるのも大きい。

得点こそ少なかったものの、昨シーズンまでにある程度ボールを回せるようになってきたとの実感がある。それをさらに一歩進め得点に結びつけるために、小林伸二監督はいくつかのキーワードを示している。ひとつはくさびの精度。中央で起点を作り、中央突破という形を増やしたい。ひいてはそれがサイド攻撃を生かすことにもつながる。もうひとつは攻撃時のポジショニング。攻めきれずともセカンドボールを獲得することで厚みのある攻撃につなげたいとの狙いだ。

また、守備においても、昨シーズンの42失点をすべてチェックした小林監督は明確な指針を示している。それは、「相手のシュート時に、さらにもう一歩寄せる」ということだ。くさびの潰しやシュートブロックに関しては概ねできているが、失点時にはそれが甘くなっていた。そこをもう一歩寄せることができれば、さらに失点を防ぐことができると踏んでいる。

「いい選手がいていいチームになるのではなく、まずはいいチームになること。いいチームになると、個人を見るといい選手がいるんだというところから、このなかから代表の選手が出ていければいいなと、私は夢を見ています」
1月の新加入選手会見で小林監督が語った言葉だ。今年の山形にも、「いいチーム」に一歩でも近づこうという姿勢が強く感じられる。そのひたむきさやサッカーに対するまじめさがプレーにもにじみ出て、観る者の心を打つ。そのスタイルは今年も変わらない。

【注目の新戦力】----------
●MF 8 船山祐二
担うポジションは、昨年まで増田がプレーしたシャドーポジション。センターフォワードへのサポートやラストパスといった得点に絡む仕事のほか、状況に応じてディフェンスラインの前のスペースを埋める守備の役割も求められる。その点、船山は臨機応変のバランス感覚を兼ね備え、問題はない。山形にはパスの起点として最終ラインに石川竜也がいて、J1昇格後はボランチ・アンカーの佐藤健太郎が成長してきた。さらにひとつ高い位置に起点ができることで、攻撃の厚みにさらなる迫力を加えることができるだろう。

●MF 21 川島大地
船山祐二とともに鹿島から加入。「左利きの、左サイドの突破というところがうちに足りないところ。それを彼は十分補ってくれる」と小林監督も待望のピース獲得に期待を膨らませる。左ウィングには昨シーズン全試合出場を果たした宮沢克行がいる。そこへプロ入り2シーズンで公式戦出場がない川島が挑むことになるが、スピード、ボールタッチのやわらかさ、クロスの精度など、チーム内では早くも存在感を示している。攻撃力だけでなく、献身的な守備も求められるポジションだけに、戦術理解というハードルは越えなければならないが、上下動の多さをものともしないタフさも魅力のひとつだ。


期待の新戦力に船山と川島が挙げられる山形である。
船山は誓志の穴を十二分に埋めるであろう。
完全移籍で加入した分、誓志以上にモチベーションが高いのでは無かろうか。
強い気持ちで山形を引っ張る存在となるであろう。
そして、左利きの突破力という川島の特徴が活かされそうな、山形の監督のコメントである。
既に練習から存在感を示しているとのことで、川島はチームに馴染んでおる様子。
次は戦術理解度であろう。
監督の信頼を得、是非ともレギュラーポジションを掴んで欲しい。
そして、山形のJ1残留に尽力するのだ。
楽しみにしておる。

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